次にバスルームを見てみましょう。バスルームはバスタブ、シャワーブース、洗面台で構成されておりシンクはダブルシンクではなく、トイレは個室でリビングルームと直接繋がっています。特筆する点はバスタブの幅の広さで今まで体験した事が無い程のワイドタイプであり、前後各２箇所から泡が吹き出すジェットバス機能が付いています。バスタブの横にあるシャワーブースは面白いことにシャワーカーテンの仕切りを設けていますが、スペースが若干狭く感じられ、使用中にシャワーカーテンが体にまとわり付きやすい欠点もあります。バスアメニティは久しぶりのオーガニックスキンケアブランド「REN」（シャンプー、コンディショナー、ボディソープ、ボディクリーム、ハンドソープ）。コンディショナーは相変わらず飲みたくなってしまいそうなフルーティーな香りを持っていますね。バスタオルは６枚と豊富に用意されバスローブも常備されている素敵なバスルーム。バスルーム内にテレビやテレビ音声を流せる設備は無いのですが、素敵なバスタイムを楽しませてくれそうですね。

バスルーム

リビングルームからガラス越しで見えてしまうバスルームですが、バスタブ、シャワーブース、洗面台で構成され、トイレはリビングルームのライティングデスク脇に個室であります。バスルーム内にはテレビやテレビ音声を流せる設備は無く、純粋にバスタイムを楽しむ環境となっています。

洗面台

洗面台のシンクはダブルシンクではなく、結構小さいタイプです。シンクの横にはバスアメニティが黒い箱の中に入っていました。

バスタブ

バスタブの横幅はかなりワイドでジェットバス機能付のバスタブです。ジェットバスは強弱の２種類を楽しめ、前後２ヶ所・合計４箇所から泡が吹き出してきます。長方形タイプでこれ程の大型の浴槽は初めてですね。

シャワーブース

バスタブの横にありますが２面をシャワーカーテンで隠すタイプで、シャワーヘッドの水流は１種類のみです。シャワーブースの広さもあまり広くはなく、使用中にシャワーカーテンが体に貼り付くことがありました（笑）。贅沢を言えば、もう少しゆとりが欲しいですね。

タオル

タオルはバスタオル（６）、フェイスタオル（２）、ハンドタオル（２）があります。

バスローブ

肌触りの良いバスローブは厚みと重みのあるタイプです。「HOTEL SCREEN KYOTO」のタグも付いています。

バスアメニティ

バスアメニティのシャンプー、コンディショナー、ボディソープ、ボディクリーム、ハンドソープは、オーガニックスキンケアブランドの「REN」です。他にはシャワーキャップ（２）、歯ブラシ（２）、ヘアブラシ（１）、コットン（１）、シェービングキット（２）、ボディスポンジ（１）がありました。箱のデザインも格好良いですね。

トイレ

トイレはバスルーム内には無く、リビングルームに直接繋がり個室になっています。広さも程よいですが、こちらも黒を基調としています。トイレには小さいですが洗面台も用意されています。

お茶で一服し、取り合えず客室の写真を撮影した後、EVA-CHINと嫁さんはホテル周辺の様子を見に外へ出掛けることにしました。エレベーターで地下１階に下りた後、ホテルの近くにあるショップや神社を散策して、１８時３０分近くに会員制のラウンジを利用する為にホテルへ戻ります。チェックイン時ではラウンジの利用の際にフロントへ連絡する様に言われましたが、フロントの撮影や聞いてみたい事もあったので部屋には戻らずフロントへ直接立ち寄ることにしました。フロントでは女性スタッフが一人居るだけでお部屋まで案内をしてくれた和服の方はいらっしゃいませんでしたが、先ずはロビー空間の撮影をさせてもらいました。そしてEVA-CHINが疑問に思っていたことを聞いてみることにします。

EVA-CHIN：「こちらのチェックアウトは何時ですか？」

妙な事を聞くでしょ？でも、事前に調べた情報では１２時だったのですが、部屋にある宿泊約款は見間違えでなければ、客室の利用は１３時から翌日の１１時と書かれていたんです。

フロント：「１２時です。」

やっぱり、１２時なんですね。チェックインの時間も異なるし、宿泊プランや予約方法によって変わっているだけなのかな？

EVA-CHIN：「ところで、ラウンジを利用したいのですが・・」

EVA-CHINはラウンジを利用したい旨を伝えました。すると女性スタッフは地下１階にあるラウンジ「燦々SUNSUN」にEVA-CHINと嫁さんを導いていきます。

EVA-CHIN：「宿泊プランにある会員制のラウンジの方なのですが・・・」

女性スタッフはEVA-CHINと嫁さんを「燦々SUNSUN」で暫く待つ様に伝え確認の為に何処かへ向かいます。会員制なので何か準備が必要なのかと思い、言われた通りラウンジのソファで腰掛けて暫く待ってみました。

ラウンジ・「燦々SUNSUN」

こちらは午前３時まで営業するバー＆ラウンジです。フロントと同じ地下１階にあり、屏風の反対側にはフレンチレストランの「BRON RONNERY（ブロン・ロネリ）」があります。それにしても天井が派手ですね。

スタッフ　：「お待たせいたしました。」

３分程して今度はダンディな男性スタッフがEVA-CHINの所にきました。ラウンジの準備が出来たらしく、エレベータホールへと案内をしてくれます。会員制ラウンジ「鐘馗」はホテルの５階に設けられていますが、５階へ向かうエレベーターは向かって右側にある２つある内の１基のみです。エレベーターで５階に到着すると客室階とは対照的にガラス越しで明るく、男性スタッフは持っていたキーを使ってエレベーターホールの脇にある扉を開錠して進みました。扉の先は結婚式で使われるチャペルがありますが、すぐ横の扉でスカイラウンジへ出られ、このスカイラウンジが１７時から２４時まで会員制ラウンジ・「鐘馗」として使われます。「鐘馗」はホテルの屋上を使ったプライベートラウンジで京都の風や空・景色を楽しめるのですが、屋外に設けられているので天候に左右されやすく、雨天の場合は地下１階のラウンジが「鐘馗」の役割も果たします。EVA-CHINと嫁さんは日曜日に「鐘馗」を利用しましたが貸し切り状態で、正にプライベートな空間となっていました。

スタッフ　：「お飲み物は何に致しますか？」

早速、飲み物のメニューを見させて頂きました。月替わりでセレクトされるシャンパンをはじめ、常時１０種類のワインなど、様々な飲み物をオーダーする事が出来ます。EVA-CHINと嫁さんはシャンパンをお願いすると暫くしてテーブルに素敵なシャンパンを届けてくれました。シャンパンの銘柄を説明してくれ日本では珍しいシャンパンだそうで、「HOTEL SCREEN KYOTO」は色々な面でこだわりを見せてくれます。

スタッフ　：「オードブルもご用意して宜しいですか？」

「鐘馗」ではホテル内のレストラン「BRON RONNERY（ブロン・ロネリ）」から取り寄せるオードブルを楽しむ事ができます。早速準備をお願いしてEVA-CHINと嫁さんはシャンパンを飲みながら、ゆっくりと京都らしい景色を楽しみました。男性スタッフはEVA-CHIと嫁さんの座る後ろのテーブルにオードブルをセットしていきます。セットが完了しテーブルに並ぶ料理を見ると実に見事な盛り合わせが並び、早速、席を移動して料理とシャンパンを楽しむことにしました。男性スタッフは絶妙なタイミングで現れてシャンパンを注いでくれ、ホテルの誰も居ない屋上で美味しい料理とお酒を頂きながら、今日の天気にも感謝して非日常的な時間を楽しんだのでした。

会員制ラウンジ・「鐘馗」

ホテル５階の屋上に設けられた会員制のラウンジで１７時から２４時まで営業しています。屋上は５月１日から営業を開始し、男性スタッフに聞いた話によると１０月まで屋上で行うそうです。屋外の為に天候に大きく左右され、雨の日では地下１階のラウンジ「燦々SUNSUN」が「鐘馗」の役割も果たします。

会員制ラウンジ・「鐘馗」

「HOTEL SCREEN KYOTO」は２００７年１２月にオープンし、会員制ラウンジ「鐘馗」は２００８年２月オープン。そして屋上で営業を開始したのは２００８年５月からなので、写真の様に見学者も見えました。会員になった場合、本人と連れの一人は無料、二人目以降は一人につき３０００円掛かるそうですが、肝心な会員料金は残念ながら分かりません。

会員制ラウンジ・「鐘馗」からの景色

ホテルの５階に設けられているので見通しはあまり良くは無い気もしますが、東側（写真右）には京都の山々が見えます。ちなみに写真左側の緑は京都御所、写真右の緑は下御霊神社の木々です。

シャンパン

会員制ラウンジ「鐘馗」では、選りすぐりのシャンパン、ワイン（赤ワイン５種、白ワイン５種）、ウィスキー、ビール、焼酎、日本酒、烏龍茶、オレンジジュース、コーヒー、紅茶などが楽しめます。

豆皿のアミューズ盛り合わせ

食べたい時に担当のスタッフにお願いすると、オードブルを用意してくれます。フレンチレストランの「BRON RONNERY（ブロン・ロネリ）」から取り寄せるアミューズ盛り合わせは実に美味でしたよ。

用意してくれたオードブルの美味しさが気に入った嫁さん。オードブル以外にも料理を頼めないか男性スタッフに提案をしてみます。すると別料金とはなりますが、「BRON RONNERY」から料理を用意してくれるとの事でメニューを持ってきてくれました。この中より４つの料理をお願いしシャンパンをワインに切り替えて、会員制ラウンジ「鐘馗」を十分に堪能します。ちなみに「鐘馗」は屋外にあるため、営業は５月がら１０月を予定しているとの事です。会員制ではあるものの今回の様に利用権付き宿泊プランも用意されているので、是非、この機会に「鐘馗」を利用してみて下さいね。

オーダーした料理（別料金）

既に夜となって暗くなり、フラッシュを使用したところ綺麗な発色が出来ませんでした。「１３種の庭園風野菜のマリネ シャンパンヴィネガーの香り（左上：１６８０円）」、「自家製サーモンのマリネ 色彩りフルーツと田舎パン添え（右上：１４７０円）」、「ボタン海老のクリュスタードと紅心大根 バルサミコのヴィネグレット（左下：１８９０円）、「右下：何だっけ？鴨肉と・・・・？：４２００円」。「HOTEL SCREEN KYOTO」さん、このページを見ていたら教えてください（笑）。

終始EVA-CHINと嫁さん、担当するスタッフしかいない素敵な時間を楽しみ、EVA-CHINは男性スタッフに声を掛けて精算のサインをした後、客室に戻ることにしました。切り上げた時間は酔っていて覚えていないのですが、部屋に戻って暫くした２３時頃、EVA-CHINはバスタイムを楽しむことにしました。

今回利用したお部屋のバスルームはリビングルームからもガラス越しで見えてしまいますが、バスタブはジェットバス付きのとてもワイドでゆったりと楽しめます。バスルーム内にテレビはなく、心地よいお湯に浸かりながら自分の世界を堪能するしかありませんが、バスアメニティも「REN」で非日常的なバスタイムを楽しめますね。少しお酒は飲みすぎたもののワインとシャンパンのみなので思ったより体は楽で、今日一日の贅沢を思い出しながら「HOTEL SCREEN KYOTO」の夜を楽しんだのでした。

「HOTEL SCREEN KYOTO」で過ごす夜・・・

「HOTEL SCREEN KYOTO」さんのお陰で、大変贅沢な時間を楽しませて頂きました。ところでお部屋のコンセプトから外れるかもしれませんが、やっぱりベッドルームにもテレビが欲しいですね。

翌日、午前８時ごろ起き出しました。部屋で唯一の窓があるベッドルームから外を眺めると、天気は曇りでした。天気予報を見ると関西地方は雨が降る可能性もあるとのことですが、暫く問題は無さそうな天候です。気になっていた新聞ですがやはり休刊日との事で、その旨と本日の天候を記載したメッセージカードが届けられていました。昨夜は嫁さんも飲みすぎたらしく、部屋に戻って直ぐに寝てしまった模様です。EVA-CHINと異なって嫁さんのお酒は翌日の体調にも影響するらしく、朝食は９時過ぎの遅めで向かう事にしました。

「HOTEL SCREEN KYOTO」の朝食は、レストラン「BRON-RONNERY」で季節感溢れる京野菜を盛り込んだ体にやさしい１３種のおかずと丹波産コシヒカリを頂けるそうで、EVA-CHINは楽しみにしながら地下１階に向かいました。レストランに入ると早速席へと通してくれましたが、驚いたことに食事中のゲストはおらず、テーブルのセット状況を見たところEVA-CHINと嫁さん以外に１組宿泊している事が分かりました。案内をされた席に座ると早速ジュースのオーダーを確認し、楽しみにしていた朝食の時間の始まりであります。

朝食

地下１階の「BRON-RONNERY」で頂きました。右写真の様な沢山の料理と共に楽しみます。「1３種のおかず」は恐らく甘く煮た「栗」と右下の「あられ」を抜かした数なのかな？ちなみに「あられ」はお茶漬けも楽しめるのかと思ってワクワクしちゃいましたが、本当は「あられ」の上にある「おぼろ豆腐」にかける薬味だそうです。知らずに「お豆腐」を先に食べちゃったぞ！？

１時間程の朝食を楽しんだ後にお部屋へ戻ります。今回の宿泊ではチェックアウトが１２時なので、バスタイムをもう一度味わいギリギリまでホテルを楽しむことにします。１１時１５分頃に荷物の整理を開始し、１２時少し前にチェックアウトを行うため荷物を持って地下１階にあるフロントに向かいました。地下１階のエレベーターホールからフロントまでは階段があるため手前で荷物を置くことにし、フロントでチェックアウトの旨を伝えてカードキーを渡します。冷蔵庫の使用は無い旨を伝えてフロントをよく見ると、担当する男性２人はイケメン系の若い男性。制服は無くお洒落な服装で、胸元には「HOTEL SCREEN KYOTO」のスタッフの証であるロゴが輝きます。「HOTEL SCREEN KYOTO」のスタッフはデザイナーズホテルらしく、素敵な方々が多いのですね。タクシーは利用しない旨を伝えて精算をカードで行えば、チェックアウトの手続きが完了しました。

地下１階のフロントからホテルを出るには、やはり階段を上らなければなりません。イケメン系のスタッフはEVA-CHINの荷物を持って暖簾の掛かるエントランスまで見送りに出てくれました。エントランスで荷物を受け取り、京都御所方面へ徒歩で向かうEVA-CHINと嫁さん。暫く歩いた交差点から振り返ると、驚いた事にまだ見送ってくれています。EVA-CHINと嫁さんの姿が完全に見えなくなるまで見送ってくれた様で、「HOTEL SCREEN KYOTO」が持て成す心遣いに感心しながら最寄り駅へ向かったのでした。

今回初めて利用した「HOTEL SCREEN KYOTO」。デザイナーズホテルらしく個性的な面を沢山見させてくれました。部屋数は１３室と少ないのですが全てのデザインは異なっているので、あと１２回は「HOTEL SCREEN KYOTO」を楽しみに京都へ行こうかなと思うEVA-CHINでありました。