ホテルニューオータニ

− エグゼクティブルーム・デラックスダブル 宿泊記 (2007年5月宿泊) −

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EVA-CHIN : 「道の選択を間違えたかな?」

JR四ツ谷駅からホテルニューオータニを目指して歩くEVA-CHINと嫁さん。四ツ谷駅は初めて降りる駅で周辺の様子は詳しく分からないのですが、暫らく歩くとホテルの外観が見え始めたのであります。四ツ谷駅を利用した理由は歩く途中でホテルの外観が綺麗に撮影できるであろうと思ったからですが、ホテルまでの距離は予想外に縮まらず、結局東京メトロ赤坂見附駅出口付近まで歩いてきてしまいました。幸いEVA-CHINは過去にホテルニューオータニで食事をした事があり、その際は赤坂見附駅を利用したので、当時の記憶を蘇らせながらタワー側にあるホテルニューオータニのエントランスを目指して歩くことにしたのであります。

ホテルニューオータニのエントランスは四ツ谷方向にある「ザ・メイン」のエントランスと、赤坂見附・永田町駅方向(グランドプリンスホテル赤坂側)の「タワー」側とに大きく分ける事ができます。「ザ・メイン」のエントランスでは1階の宴会場階の他に2階のロビー階にもスロープを設けた大きなエントランスがありますが、タワー側はビルの陰にロータリーがある程度の規模であまり目立たない感じを受けます。EVA-CHINと嫁さんは早速タワー側のエントランスから入り「ザ・メイン」のフロントを目指すことになりますが、初めてタワー側のエントランスを利用された方の中には、ホテルニューオータニ内の複雑な構造に混乱し、一度はホテル内で迷われた経験を持つ方もいらっしゃるかも知れません。EVA-CHINも久しぶりに訪れたこともあって案内表示を確認しながら中へと進みましたが、複雑な構造の要因の一つに地理的な条件もあると思います。

ホテルニューオータニの客室は「ザ・メイン」と「タワー」の二つに大きく分かれていますが、フロントも「ザ・メイン」と「タワー」とでそれぞれ分かれています。ホテルニューオータニは「ガーデンコート」、「タワー」、「ザ・メイン」とそれぞれ建物は異なりますがホテル内では繋がっており、どのエントランスを利用しても往来することは可能です。しかし往来が可能になっているのは宴会場階とロビー階の2つのフロアだけ。しかも「ザ・メイン」では宴会場階が1階でロビー階が2階に位置付けられているのに対し、「タワー」では宴会場階が5階でロビー階は6階に位置付けられています。つまり今回のEVA-CHINの様にタワー側のエントランスに入り「ザ・メイン」のフロントへ向かう際は、6階のロビー階へ上がってフロントまでの長い距離を歩く事になる訳です。ちなみに「タワー」のフロントもロビー階に設けられているので、「タワー」のエントランスから入った際は同様に6階まで上がる事になります。

エントランスに入った後、まずはエレベーターで6階を目指します。エレベーターを待つ瞬間にもホテルを利用する人でエレベーターホールは賑やかになり、乗りこんだエレベーター内では満員となりました。操作盤の前に立っていた嫁さんは全員が乗り込んだ事を確認して操作盤のボタンを押します。

嫁さん: 「あっ、間違えた。」

何を間違えたのかなと思った瞬間・・・

管理室: 「何か起こりましたか?」

実は嫁さんの押したボタンはエレベーターの開閉ボタンではなく、非常ボタンだったのでありました。

嫁さん: 「すいません。押し間違えただけです。」

満員のエレベーター内で大変冷静でありました。小心者のEVA-CHINだったら、ちょっとドキドキしてしまいそうです。

エレベーターは無事?に6階に着き、乗っていたゲストは一斉にエレベーターを降りてホテル内へと散っていきます。エレベーターホールの近くには「タワー」のフロントがありましたが、今回利用する本館の「ザ・メイン」は別の建物となる為、もう少しホテル内を歩くことになります。「タワー」と「ザ・メイン」の間のロビー階にはレストランの他にもファッションや絵画を扱うお店など色々な専門店があり、中にはチョコレートで有名なゴディバのお店もありました。広いホテルニューオータニにはレストランやバー等の飲食関係だけでも36店舗、ファッションや宝石、美術品などを取り扱う専門店を含めると100店舗以上にもなり、個性的なお店を眺めているだけでも結構楽しいものであります。

EVA-CHINと嫁さんはロビー階を通じて「ザ・メイン」のフロントへと向かいますが、本日は土曜日なのでホテルの内には沢山のお客様が利用しており、ホテルニューオータニの凄さを感じさせる一面でありました。「ザ・メイン」のフロントは「ザ・メイン」ロビー階のエントランスの近くにありますが、「タワー」側のエントランスからは結構な距離があります。ロビー階を暫く歩くと「ザ・メイン」のフロントが見え、早速、チェックインの列に並んだのでありました。

ベル     :「ご到着ですか?」

EVA-CHIN :「はい。」

ベル     :「お荷物をお預かりいたします。」

列に並んでいると声を掛けられたので嫁さんの荷物をお願いすると、荷物と引き換えに番号札を渡されました。チェックイン時に混み合うと手荷物の整理だけでも結構大変そうでありますが、利用時のフロントはそれほど混みあってはおらず、すぐにEVA-CHINの順番が回ってきました。通されたのは「ニューオータニクラブ」側のカウンターでしたが、状況に応じでカウンターを広げている様子であります。EVA-CHINは早速フロントに名前を告げ、チェックインをお願いしたのでありました。

フロントの女性は端末でEVA-CHINの情報を検索し、予約内容の確認をした後にレジシートをEVA-CHINの前に差し出します。早速EVA-CHINはレジシートに住所と電話番号、サインを記入して、フロントへ戻しました。

フロント   :「鍵はおいくつ必要ですか?」

ほとんど嫁さんと一緒に行動すると思いますが、やはり鍵は人数分あった方が便利なのでEVA-CHINは2つお願いします。ただ鍵がフロントの直ぐ手元にある訳では無い模様で、作成には少し時間が掛かりました。そしてフロントは用意できた鍵をホルダーに入れてEVA-CHINに見せ、部屋番号の案内を始めたのであります。

EVA-CHIN  :「あれ?」

EVA-CHINは見せられたホルダーの中を見て、何かが足りない事に気付きました。今回の予約は「エグゼクティブルームのデラックスダブル」ですが、確かプランに朝食が付いていた記憶があったからであります。

EVA-CHIN :「確か・・朝食付きのプランだったと思うのですが・・」

EVA-CHINは早速フロントに質問を投げかけてみました。フロントは端末を再度動かし確認を試みます。

フロント   :「情報を確認する限りでは朝食付では無いようですが・・・」

そうなの?記憶間違いなら仕方がないけど・・・

フロント   :「確認の為に電話をしますので、あちらで少しお待ち下さい。」

フロントが詳しく確認するとのことで、EVA-CHINと嫁さんは近くにある椅子に座って暫く待つ事にしたのでありました。

椅子に座りながらフロントのチェックインの様子を眺めていると、先程の担当者がEVA-CHINに近づいてきました。確認した結果はやはり朝食付きのプランとの事で、朝食券を持ってきたのであります。朝食券はロビー階にあるガーデンラウンジのみに使用できる様ですが、出来ればルームサービスに変更できればなぁと思った自分は、我がままなのでしょうか。

これでチェックインが完了し、お部屋の案内となりました。ベルガールにフロント近くのエレベーターホールへと案内をされ、エレベーターに乗り込みます。今回の宿泊階数は11階で15階まで客室がある「ザ・メイン」では割と高い位置になりますが、エレベーター内ではベルガールとの会話は全く無いまま11階に到着しエレベーターを降りました。エレベーターホールを見ると客室は一部改装中で通路が一つ塞がれており、ホテルニューオータニでは「ザ・メイン」を大規模に改装して、2007年10月の完全リニューアルを目指しています。

ベルガールの後に従って歩くEVA-CHINと嫁さん。とっても雰囲気が良い廊下を奥へと進んで行きますが、急にベルガールは足を止めて引き返しました。エレベーターホールから途中で分かれ道が一本あったのですが、どうやら間違えて曲がるべき所を真直ぐ来てしまったようです。先日もリッツカールトン大阪で客室の方向を間違って案内をされた経験をしましたが、割とあるものなのですね。

お部屋に到着しベルガールがドアを開けて中に入ると、とてもスタイリッシュな空間が広がっていました。今回利用したのは「エグゼクティブルーム・デラックスダブル」で広さは45平米。同じクラスで広さが50平米のタイプもありますが、今回は一回り小さなタイプです。窓は今回の改装で採用されたフルハイトウィンドウの大きな窓ガラスで視界が広く、ベッドの色合いも実にモダンです。最近では多くなってきましたが、ベッドルームとバスルームの間には窓ガラスを設け、リニューアルが随所に感じられるお部屋でした。ただ暫くお部屋に居て気づいたのですが、廊下とゲストルームとの「音漏れ」が結構気になり、廊下の声、または廊下での客室の声が想像以上に聞こえ、もう少し防音を強化した方が良いのでは?と思う点もありました。


 

エグゼクティブルーム・デラックスダブル ベッドルーム

今回宿泊したお部屋は広さが45平米のエグゼクティブルーム・デラックスダブルで、同じお部屋クラスでも広さが50平米タイプのお部屋もあります。フルハイトウィンドウの大きな窓を二つ持ち、バスルームの間にもガラスを設けているので、開放感がとてもあります。とても落ち着きのある配色とデザインで寛ぎの空間が広がります。


 

ベッド

左側がターンダウン前、右側はターンダウン後の写真ですが、日中と夜とでは随分と雰囲気が変わりますね。幅は200センチと広くポケットコイルタイプの少し固めのベッドで、リネンはイタリアのフレッテ社製を採用ています。直ぐ隣りにある窓は足元近くまであるフルハイトウィンドウなので、ベッドの上から景色を楽しむことが出来ます。


ナイトテーブル

ナイトテーブルはお部屋の雰囲気にあったとても落ち着くデザインです。明かりのマスタースイッチの他にエントランス、窓際、フットライトのスイッチがあり、お部屋の明るさも調節可能です。また、ベッドには読書灯も完備されています。


 

ソファ

ソファはお部屋の中央付近に二人で座れる長めのタイプと、ベッド横の窓際に一つあります。写真には写っていませんが窓際の方にも小さなソファテーブルがあって、ここに座りながら外を眺めているのも良いですね。50平米タイプのお部屋とはソファやライティングデスク、テレビ等の配置が少し異なっているようです。


ライティングデスク

ライティングデスクはとてもスタイリッシュなデザインをしており、窓際にあるのでとても明るいです。椅子もデザインが素敵ですが「前のめり」になりやすく、正直に言えば少し座り難い感じでした。ホテルの約款や案内はライティングデスクの引き出しに入っています。


テレビ

テレビは日立製の32型液晶テレビです。一般・BS・海外チャンネルは29チャンネル。FMラジオが9チャンネルの他に有料放送もあります。DVDやビデオ機器はお部屋に常備されていない模様です。


 

 

プライベートバー

ミニバーは比較的豊富に揃っており、EVA-CHINが基準にしている缶ビール(350ml)の1本の値段は735円ですが、銘柄はプレミアムモルツとプライムタイムのプレミアムビールです。無料のお茶セットは玉露、煎茶、アールグレイ、梅茶(昆布入り)とコーヒーでした。ミニバーでの最高値は写真右上のウィスキーやブランデーのミニチュアボトルで1本1575円です。


スリッパ

スリッパはタオル地タイプで特にロゴは付いていません。持ち帰りがし易い様ビニールの中に巾着が一緒に入っていました。


浴衣

ホテルニューオータニでは浴衣が常備されています。模様は「墨」を紙に書いた様な雰囲気を出しており、日本らしさをとても感じます。ちなみに以前から書いていますが、EVA-CHINはナイトシャツやパジャマの方が好きです。


キー

キーはカードキーで、こちらも「墨」の黒を基調としています。ちなみに水色の「EXECUTIVE」と書かれる紙は朝食券です。


 

景色

今回宿泊したお部屋からの景色は六本木方向から赤坂御用地方向を眺めることが出来ましたが、残念ながら新宿の高層ビル群までは眺めることは出来ませんでした。左側の写真が六本木方向で、小さくて分かり難いですが中央の一番奥に見えるビルが六本木ヒルズの森タワー、その手前が東京ミッドタウンのミッドタワーです。写真の様に周辺は緑がとても多い地域なので、夜になると結構暗いです。

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