ウェスティンホテル大阪
− スタンダートフロア・ダブル 宿泊記 ( 2002.06 宿泊 ) −
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EVA-CHINがある書店を訪れたとき、フッと目にした旅雑誌。その旅雑誌に書かれた文字一つで、EVA-CHINはまたまた関西へ旅することにしたのであります。EVA-CHINは関西へ行くたびに京都へ訪れることが多いですが、今回目にした文字は「奈良」。そうです。京都から近鉄線で約30分にも関わらず、実は前回奈良を訪れてから20年以上も経っているのでした。EVA-CHINは関東出身。通常ならば、高校か中学の修学旅行で京都か奈良へ訪れるのが普通です。しかしながらEVA-CHINは不運にも修学旅行先が京都や奈良では無かった為、小学校低学年以来の奈良への旅となります。その頃の記憶はかすかに残ってはいるものの、子供の目と大人の目とは感じ方が大きく変わるので、ほぼ初めて奈良へ行くような感覚となるのでした。 旅と日程が決定すれば次はホテル選びになります。実は今回も仕事の都合で1泊2日の旅となってしまい、選べるホテルは一つしかありません。今回も「リッツカールトン大阪」にしようかと、いつも利用する旅行代理店のHPにアクセスすると、思わぬ事態になっているのでした。 EVA-CHIN : なに〜〜!!! 宿泊料金が普段利用する金額より高いのです。はっきり言ってしまえば、「高い」ってもんではありません。ほぼ倍の料金設定となっているのです。さすがのEVA-CHINでも手が届かぬ料金になってしまい、今回はリッツを諦めなければならない状態となってしまいました。「何で?」と思い考えてみると、時は6月。どうやらワールドカップを見込んで料金が6月だけ飛び抜けて高く設定しているようで、スポーツにほぼ無縁なEVA-CHINでも影響を受けるのでありました。しかし他のホテルを調べてみると、大阪で試合をする日を抜かせば従来通りの価格設定。宿泊する日は日本戦が横浜である日なので、他のホテルを探せば問題が無いことに気付いたのでした。 旅行代理店やホテルが運営するホームページを見ながら、ホテル選びをするEVA-CHIN。すると一流の高級ホテルにも関わらず、あまりにもコストパフォーマンスが良いプランを見つけることができました。それは「ウェスティンホテル大阪」のホームページ。運良くEVA-CHINが宿泊する日が特別料金設定の日に該当し、1泊のルームチャージのお値段が14000円(サ・税別)と、涙が出て感激してしまうほどのお値段です。「ウェスティンホテル大阪」のお部屋はどのお部屋も広く、シングルの設定が無いのでEVA-CHINとしては実に理想的なホテル。前回ではエグゼクティブフロアに宿泊しましたが、今回はスタンダートフロアへ宿泊することに決め、オンラインで予約するのでありました。 宿泊当日、EVA-CHINは京都から約30分の奈良でちょこっとだけ観光し、今度は奈良から約30分かけて大阪入りします。近鉄線難波駅からは御堂筋線に乗り換えて梅田駅に行き、地上へ出ることにしました。「ウェスティンホテル大阪」では大阪駅からホテルまで無料送迎バスを運行している様ですが、駅から見える空中展望台のある新梅田シティにホテルが有ることは既に知っているので、今回も徒歩でホテルに向かう事にしました。ヨドバシカメラの横を通り、貨物操車場下の長い地下道を抜け、ワクワクしながらホテルへと向かうのでした。 「ウェスティンホテル大阪」では宴会用のエントランスと、メインエントランスの二つを備えています。EVA-CHINは宴会用のエントランスの前を通り、両エントランス中央にあるタクシー乗り場を越え、メインエントランスへと向かいました。言葉の表現では両エントランスの距離が長そうに思われるかも知れませんが、実際はそれほど離れてはいません。エントランスを二つに分ければ宴会客がロビーでうろつく事が少なくなるので静かな環境を作り出すことが出来、EVA-CHINとしても賛成したい造りだと思います。 早速自動ドアを開けてホテル内へ入るEVA-CHIN。ホテル内のエントランス脇に立っていたベルガールが、「いらっしゃいませ」と声を掛けてくれます。ただ特に目が合わなかったことと、近づいてこない感じを受けたことからEVA-CHINはそのままフロントに向かって歩きました。ベルガールはEVA-CHINがフロントに向かったことを察知し、フロントの前に立ったEVA-CHINの後ろにそっと控えるのでありました。 EVA-CHIN : EVA-CHIN と申しますが・・・・ 運悪く今回EVA-CHINの相手に当選したのは、男性の方でした。 フロント : EVA-CHIN 様ですね。 フロントはテケテケとコンピュータを入力しながら、情報を引き出します。 フロント : EVA-CHIN 様、本日から御一泊でよろしいでしょうか? EVA-CHIN : はい。 フロント : では、こちらにサインだけお願いいたします。 サインだけで良いとは嬉しいですね。しかし念のため、聞き間違いでは無いのかを確かめるべく聞いてみます。 EVA-CHIN : サインだけで良いのですか? フロント : はい。 どうやらホテルのHPを経由をして宿泊予約をする際、事前に個人情報登録をしなけらばならない事から、その情報がそのまま反映されてサインのみの対応で出来るようです。ただオンラインの情報がそのままリンクされてはいないようで、宿泊予約がされた情報をフロントで使用するシステム等に移し替えている感じがします。だって、よく見てみればEVA-CHINの会社名が間違っているんだもん。 フロント : お支払い方法はいかがされますか? おー、久しぶりにきましたデポジット。でも今回は事前了承済みです。ホームページ上でもデポジットが有る旨が記載されており、EVA-CHINもちゃんとカードを用意しておりました。カードの旨を伝え、カード情報を登録します。 さて、次はお部屋の決定です。メチャ安い特別レートで宿泊するので、階数や方向に文句はありません。ウェスティン大阪では8階から客室階があるようなので、もしかして8階かな? フロント : EVA-CHIN 様、本日は18階のノンスモーキングのお部屋をご用意いたしました。 ほー、18階とはまずまずの高さですね。丁度半分よりちょっと上の位置です。ちなみにホームページ上の予約では「禁煙」か「喫煙」を選ぶ項目があり、禁煙ルームのリクエストをチェックインの段階でしなくても用意してくれます。 フロント : それでは、お部屋にご案内いたします。 EVA-CHINが振り向くと、先ほどホテルの入口に立っていたベルガールにバトンタッチされました。 ベルガールの後に付いて歩くEVA-CHIN。ベルガールに案内されたエレベータに乗り込み、客室のある18階に向かいます。 ベルガール : お荷物はよろしいですか? う〜ん、フロントにバトンタッチされた際に言ってくれれば預けたけど、既に上昇しているエレベータの中。ここまで来てしまうとちょっと渡しにくい。 EVA-CHIN : 大丈夫ですよ。軽いですから。 ちなみにEVA-CHINの旅行バックは本当に軽いです。男の一人旅なんて、そんなものだと思いますが・・・。 18階に着き、ベルガールに指示された方向に歩いて本日お泊まりするお部屋の前に着きました。鍵の使い方を説明しようとする仕草で・・・ ベルガール : 以前、ご利用されたことがございますでしょうか? EVA-CHIN : はい、あります。鍵の使い方ならわかります。 ベルガール : 有り難うございます。では、どうぞ。 と、お部屋の扉を開けて中へと案内してくれました。重複する説明を省いて頂けるのは有り難いですが、実は避難経路の説明も省かれていました。前回と同じ部屋では無いのだから、これは省略しないでねー。 お部屋へと案内されたEVA-CHIN。スタンダートフロアでも十分過ぎるほどの客室の広さは実に満足です。EVA-CHINは最初にベッドを見てみます。前回宿泊した時は18時を過ぎていたため既にベッドカバーが外されていましたが、今回は16時。さぁ、どうでしょう。結果は・・・・・・完敗。今回も既にベッドカバーが外され、純白のベッドになっておりました。う〜ん残念、日中の姿が今回も写せなかったかぁ〜(T.T)。連泊でもしなければ無理なのかな? ベルガール : カーテンをお開けしても宜しいでしょうか。 お部屋は遮光カーテンで閉められております。普通なら「はい」と答えてお願いしますが、EVA-CHINはある部分をみて遠慮します。 EVA-CHIN : 今は良いです。後で自分でやります。 ベルガール : 宜しいのですか? 滅多に断るゲストがいないのでしょう。ちょっと不思議そうな顔をしてました。実はEVA-CHINが遠慮した理由、それは遮光カーテンから漏れてきた陽の光の位置でした。部屋の奥まで伸びています。こんな状態で全開したら、窓の大きい客室なので部屋の大部分が直射日光です。6月の日差しは割と強いモノ。いくら冷房を低く設定しても追いつくはずがありません。 ベルガール : 今、ご不便な所やお尋ねされたい事はございますでしょうか? EVA-CHIN : 特に無いです。有り難うございます。 ベルガールは部屋を下がり、EVA-CHINは閉めたままのカーテンからちょこっと景色を見てみます。前回は新梅田ビルのある北側で景色が今一歩でしたが、今回は神戸側の西側でした。淀川に神戸の山並みが見えるロケーションでビルが目立たず、想像以上に景色に恵まれた感じを受けたのでした。 スタンダートフロア、エグゼクティブフロア・・・ハードの面でどの程度変わるのでしょうか。今回宿泊したのはスタンダートの西側、前回宿泊したのはエグゼクティブの北側、正直に言えば建物構造上の面を含めて考えれば、正確には比較できません。ただ家具や調度品に関してはEVA-CHIN的に見てもほぼ同じようにも感じます。エグゼクティブフロアは階数やエグゼクティブラウンジの使用、バスローブの有無などの一部特殊なサービスが受けられますが、スタンダートフロアでも十分過ぎるほどの設備やサービスがあり、今回のお値段で泊まるのは実に申し訳ないような気がしてくるのでした。 |
ウェスティンホテル大阪 の客室 今回宿泊したのはスタンダートフロアのダブル。部屋の広さは全室がとても広く、大阪ではトップクラスを誇ります。ダブルのお部屋は各階とも少なく、景色が悪い北側に集中しているようですが、東側や西側にも若干ダブルが配置されています。 |
ベッド EVA-CHINはウェスティンホテル大阪のベッドがとても好きですねー。清潔感十分の純白はもちろんですが、特に柔らかい枕が好きです。残念ながら今回も既にベッドカバーは外されており、クローゼットの中に置いてありました。 |
ナイトテーブル ベッドサイドではライトとアラーム設定が出来ます。特にライトは細かく設定することが出来、スタンドは左右の明るさを微妙に調整できる他、「ナイト」で足下灯、「ルーム」でソファのスタンドと廊下、「スタンド」でライティングデスクのスタンドのオン・オフが可能です。尚、エアコン調整はクローゼット近くの壁掛け式になっており、室内温度だけではなく外気温の温度まで「C または F」表示可能です。 |
ソファ 前回宿泊したときと比べて、大きく変わったのがソファでした。背もたれが大きくなって実に重厚感あるソファに変わりました。これならばEVA-CHINも満足できる一品です。 |
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← 変更前のソファ |
テレビ テレビ台はミニバーと一体型になっております。テレビのある中央の下が冷蔵庫、右側の引き出しには浴衣が収められています。テレビの大きさは21型で、もちろん自在に方向を変えられるようになっています。 |
ライティングデスク ライティングデスクは広くとられ、とても使い易くなっております。ここにホテルの情報が満載しておりますので、色々と見てみることをオススメいたします。尚、インターネット接続用のLANケーブルが用意されており、1000円で使用できるようになっています。 |
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ミニバー 冷蔵庫内は比較的豊富なドリンク類が用意されております。EVA-CHINが基準としている缶ビール1缶(350ml)のお値段は700円。ウェスティンらしい値段設定だと思います。尚、無料のお茶セットには、梅茶、煎茶、ほうじ茶が用意されています。 |
キー キーはエグゼクティブフロアと同じように、ICチップを使った特殊な鍵にでした。 |
浴衣 ウェスティンのロゴと文字が並ぶ浴衣です。EVA-CHIN的にはナイトシャツやパジャマが好きだぞ〜。 |
スリッパ スリッパはEVA-CHINの好きなお持ち帰り可能スリッパでした。袋を開けるとお持ち帰り用の別の袋が一緒に用意されており、実に気の利いた配慮です。 |
景色 今回は西側・神戸方向で、淀川と神戸の山並みが実に綺麗でした。宿泊した18階でも十分な景色を楽しめ、淡路島や明石海峡大橋も望むことが出来ました。 |
憧れのホテルにあなたもステイしてみませんか。 |