スイスホテル南海大阪

スイスエグゼクティブクラブ

− エグゼクティブスイート 宿泊記 (2005年12月宿泊) −

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EVA-CHIN : 「こっちの方角だったのかな!?」

ここは地下鉄御堂筋線難波駅の改札口。地下鉄から降りて改札を出たものの、方向感覚を見失ったのであります。普段の生活の中で地下鉄には全く縁の無いEVA-CHIN。複雑に交差し地上の景色を望めない環境において不慣れな地の地下街は、正に都会の迷宮なのであります。
今回宿泊するホテルは南海線難波駅に直結するスイスホテル南海大阪。2003年9月にシンガポールを拠点とするホテルチェーン・「ラッフルズ・インターナショナル」が運営するホテルブランドとして旧南海サウスタワーホテル大阪から生まれ変わったホテルであります。南海線のみならず地下鉄線、近鉄線にも地下通路を介して繋がっており、スイスホテル南海大阪は難波の中心に建つ正に観光やショッピングにも便利なホテルであります。
EVA-CHINと嫁さんは重い荷物を持ちながら、淡路島にあるウェスティンホテル淡路から電車で移動して参りました。今回の旅はスイスホテル南海大阪を拠点として、難波グランド花月やユニバーサル・スタジオ・ジャパンにも向かう予定であります。その為スイスホテル南海大阪ではステイを2泊予約しており、オリジナル宿泊プランである「One More Night Special」と呼ばれる宿泊プランを選んだのであります。
この「One More Night Special」は日曜又は月曜からの限定連泊プランで、「スイススーペリアプラン」、「スイスエグゼクティブスーペリアプラン」、「スイートプラン」と3種のプランからお部屋のタイプを選ぶ事が出来ます。どのプランもレストラン利用券がお部屋のグレードに比例した金額で付いており、宿泊もレストランも利用できる大変お得なプランだと思います。今回は「スイート」プランを選択し、スイートルーム2泊とレストラン利用券2万円分が付く贅沢なプラン。大変楽しみにしながらホテルへと向かっていた事は言うまでもありません。
暫く地下街の様子を眺めている内に段々と現在位置が分かってきたEVA-CHINは、南海線の改札方向へと足を進めました。程なくしてスイスホテル南海大阪の看板を目にすることが出来、そのエントランスへと足を進めたのであります。エントランスを入っても直ぐにロビーがある訳ではなく、実はフロントやロビーは6階にあります。EVA-CHINと嫁さんはエレベータに乗って6階へと目指したのでありました。
6階に到着すると割と広めの空間が広がっておりました。ロビー空間には大きなツリーがあって正にクリスマス気分であります。右や左を見ながら進んでいくとフロントと思われるカウンターを発見し、EVA-CHINと嫁さんは近づいたのであります。

ベルガール : 「ご宿泊ですか?」

近くにいたベルガールが声を掛けてきました。実はまだ時間も比較的に早く、これから観光へ出かけるつもりだったEVA-CHINは荷物だけでも預けようかと思っていたのであります。

EVA-CHIN : 「この時間でチェックインが出来るのですか?」

ベルガール : 「はい、出来ます。」
これは助かりました。事前にチェックインタイムを調べていなかったのですが、チェックインが出来るのならば荷物を預けずに済みます。
ベルガールはEVA-CHINと嫁さんをフロントに案内をしました。

EVA-CHIN : 「EVA-CHINと申しますが・・・」(もちろん、実際は実名です)

EVA-CHINがフロントに名前を告げるとフロントは端末でEVA-CHINの情報を引き出します。

フロント  : 「本日より2泊、エグゼクティブスイート・キングで承っております。」

スイートの連泊は久しぶりですね。スイスホテル南海大阪には連泊のお得なプランがあって、お財布的にも本当に助かりますね。

フロント  : 「お部屋でチェックインを致しますので、ご案内致します。」

スイスエグゼクティブクラブでは、客室でチェックイン手続きを行う様であります。EVA-CHIN的にはフロントでもお部屋でもどちらでも良い派ですが、落ち着いた環境がお好きな人にはお部屋でのチェックイン手続きは嬉しいサービスだと思います。
フロントはベルガールを呼び、EVA-CHINと嫁さんをエレベータホールへと案内しました。客室用エレベータは先程利用したアクセス用エレベータとは別にあり、6階以上にある客室やレストランを結び、直接客室用エレベータで1階に向かう事が出来ないようになっています。

ベルガール : 「エグゼクティブクラブは初めてのご利用でしょうか?」

エレベータの中でベルガールが確認してきました。

EVA-CHIN   : 「はい、初めてです。」

と言うより、スイスホテル南海大阪さん自体が初めてですね。(笑)

ベルガール : 「エレベータですが、22時以降はこちらにキーを差し込んで下さい。」

エレベータの操作盤にはキーの差込口がありました。通常の運転時では不要ですが、ラウンジが終了する22時に合わせてセキュリティが機能し、エレベータへのキーの差込が必要になる様であります。
エレベータは宿泊階の33階に到着しました。スイスエグゼクティブクラブは32階から34階に設定された特別フロアで、33階にエグゼクティブクラブ宿泊者専用のラウンジがあります。ベルガールとEVA-CHINと嫁さんはラウンジの前を通り、宿泊するお部屋へと向かいました。非常出口の確認を行ない今回お世話になるお部屋へと到着したのであります。
ベルガールが扉を開けると、目の前に大きなクリスマスツリーが飛び込んできました。飾りつけはシンプルですがお部屋の広さに余裕があるスイートルームならではであります。お部屋はリビングルームとベッドルームが完全に分かれており、広さは56.8平米。お部屋は南側に位置して眼下には南海線、少し目を先に向けると大阪のシンボルとも言える通天閣が見えます。先ほど前を通り過ぎたクラブラウンジは心斎橋や梅田方向の北側にあるので、南側と北側の両方の景色を楽しめそうです。

ベルガール : 「チェックインの係りが参りますので、暫くお待ち下さい。」

ベルガールは案内の役目が終わると、部屋から下がりました。EVA-CHINはこの間を利用してお部屋の様子を眺めて見る事にしました。
お部屋のインテリアや備品、景色等は確かに申し分がないエグゼクティブスイート。ですが、今回お部屋に入った瞬間から気になる事が一つだけありました。それが何かといえば臭いであります。予約時にはもちろん禁煙のリクエストを行いましたが、部屋数が極端に少ないスイートクラスのお部屋では完全な禁煙ルームの設定がないホテルが数多くあります。今回も例外ではなく消臭と灰皿撤去はお願いしたものの、残念ながら完全な消臭には至らなかった様です。後程チェックインの係りが来るはずだし、これからちょっと出かける予定もあるので、留守の間に消臭をやってもらう事にしましょう。

ピンポーン

暫くするとコンシェルジュがお部屋にやって来ました。コンシェルジュに薦められ、EVA-CHINはお部屋のソファに座ってチェックインの手続きを行います。先ずはレジカードの記入。名前、住所、生年月日を記載してコンシェルジュに渡します。

コンシェルジュ : 「説明は裏に書いておりますのでご覧下さい。」

EVA-CHINは分厚い封筒をコンシェルジュから受け取りました。この中にはホテル内で利用できるお食事券が1000円券で20枚、合計20000円分が入っているのであります。もちろん今回のプランの特典であり、宿泊するお部屋のタイプに比例して枚数が異なります。

コンシェルジュ : 「ラウンジでございますが・・・」

続いてラウンジの説明に入りました。スイスエグゼクティブクラブでは専用のラウンジがあり、午前7時から22時まで営業をしております。午前7時から10時(土・日、祝日は11時)までが朝食、14時30分から17時までがアフタヌーンリフレッシュメント、17時30分から19時30分までがイブニングスナック、20時から22時までがナイトキャップへと変わり、16歳未満は19時30分までの利用が可能です。尚、別途実費精算になりますが、連れは最大2名まで利用することができるそうです。

コンシェルジュ : 「ジムを無料でご利用頂けます。」

スイスエグゼクティブクラブでは11階にある「アムリタ スパ&フィットネス」のジム、プール、サウナを無料で利用できます。これはEVA-CHINでは無く嫁さんが喜ぶサービスですね(笑)。

コンシェルジュ : 「DVD はご覧になりますか?」

お部屋にはDVDが設置されているのですが、説明を聞くと扱い方が少し厄介の様です。DVDのソフトはラウンジでも貸出しが可能で2枚程借りてみたのですが、確かに画面の切り替え方が今一歩分からず、EVA-CHINの理解力では難しいことは確かでした。その他のエグゼクティブクラブの特典としては、客室内・ラウンジ内の高速インターネットの無料使用、ビジネスセンター内の会議室1時間無料、レイトチェックアウト15時(予約状況により出来ない場合もあります)等があります。

コンシェルジュ : 「枕をお選び頂けますが、ご希望はございますか?」

コンシェルジュは枕のリストを渡してきました。通常の羽枕枕の他に5種類程度のタイプから好きな枕を選べるようです。EVA-CHINは特に希望しなかったのですが、嫁さんは好きなタイプを希望しておりました。

コンシェルジュ : 「バスアメニティをお選び頂けますが・・・」

通常のバスアメニティの他にスイートの特典として好きなバスアメニティを追加で選べました。モルトンブラウンやブルガリを含む5種類のブランドがあり、EVA-CHINは「GILCHRIST & SOAMES」と言うブランドを選択してみました。ちなみに一番人気のあるバスアメニティは、やはりブルガリだそうです。

嫁さん       : 「ジムで着る物はどうすれば宜しいでしょうか?」

コンシェルジュ : 「ジムでは着替えもご用意しております。お部屋のカギを見せて頂ければ結構です。」

なるほどね。嫁さんはジムへ行く気満々の様子ですね。

EVA-CHIN   : 「ところで・・・」

EVA-CHINはここで消臭をお願い致しました。これからお部屋を出る数時間の間に消臭を行ってくれる事になりました。
一通り説明が終わり、コンシェルジュはお部屋を下がりました。EVA-CHINと嫁さんは必要な物だけを身に付け、これから奈良観光に出発であります。でもその前に、今しか撮れなさそうなお部屋の様子をカメラに写す事にしました。嫁さんは一足先に6階のロビーへ向かいEVA-CHINだけがお部屋に残ります。
暫くして・・・

ガチャッ

EVA-CHIN : 「えっ!?」

コンシェルジュが行きなりお部屋の中に入ってきました。消臭を依頼していた為に入ってきたと思うのですが、チャイムもノックもありません。その時EVA-CHINの手には部屋のカギがあり、部屋全体の電気が落ちている状態でした。スイスホテル南海大阪では部屋の入口にカギの置き台があって、ここにカギを置くと電気が付くシステムなっています。これが不在か否かの情報として流れるかは分かりませんが、予想外の展開にちょっと驚きました。

コンシェルジュ : 「失礼致しました。」

明らかにコンシェルジュも驚いた様子であります。

EVA-CHIN   : 「すぐに出かけますので・・・」

中々体験できないハプニングだったので、ちょっと楽しくなるEVA-CHINでありました。
スイスホテル南海大阪を出発したEVA-CHINと嫁さんは近鉄難波駅に向かい、午後のヒトトキを奈良公園や東大寺で楽しんだのであります。


エグゼクティブスイート・キング

今回宿泊したお部屋は広さ56.8平米あるエグゼクティブスイート・キングで、リビングルーム、ベッドルーム、バスルーム、クローゼットルームで構成されています。宿泊したスイートルームの景色は南側で南海線や大阪通天閣が見え、夜景も綺麗な方向だと思います。スイスエグゼクティブクラブは専用のラウンジを備えた特別フロアで32階から34階に設定され、より質の高いサービスを提供しています。尚、宿泊が12月だったので右の写真の通り、リビングルームにクリスマスツリーが飾り付けられていました。


ベッド

左側がベッドスローがワンポイントで落ち着く雰囲気のターンダウン前のベッド、右側が純白で肌触りが良いリネンで包まれたターンダウン後のベッドです。スイスエグゼクティブクラブでは枕を5種類の中から選べ、右の写真の様にターンダウン時に届けられます。今すぐにでもゴロゴロしたくなる素敵なベッドでした。ちなみにクラブフロアは連泊してもターンダウンサービスが毎日行われます。


ナイトテーブル

ナイトテーブルのデザインはお部屋の雰囲気にあった落ち着きのあるデザインです。操作は、ナイトランプ、ルームライト、フットライト、ラジオ、遮光・レースカーテンの開閉が可能です。ナイトテーブル上に乗っているのはターンダウン時にセットされるミネラルウォーターとチョコレート。結局チョコレートは2つとも嫁さんが食べちゃったかな!?


ソファ

左側がベッドルーム、右側がリビングルームにあるソファです。ベッドルーム側のソファはオットマン付きで足を楽々伸ばせ、リビングルームのソファは大きいのでゆったりと座りながらテレビを見る事が出来ます。ちなみにベッドルーム側のソファはテレビと夜景を同時に楽しめる位置にあるので、EVA-CHINは結構気に入りました。


ライティングデスク

とても重厚感あるデスクの上には、ホテルの情報が沢山置かれておりました。ホテルで仕事をしないのでデスクが活躍する機会は少ないのですが、人間工学に基づいてデザインされたチェアは座りやすく、長時間デスクに向かっても疲れ難い感じがします。


テレビ

左側がベッドルーム、右側がリビングルームのテレビですが、どちらも同じメーカー(韓国製)の26型液晶テレビです。チャンネルは、一般・BSチャンネルが14、ホテルチャンネルが5、有料チャンネルが6で構成されています。テレビの下には下記のDVDがあります。


DVD

DVDはオンキョーのプレイヤーを採用していますが、DVDを見る際の操作方法が分かりにくく、ちょっと扱い難い感じがしました。


ミニバー

ミニバーは比較的豊富に揃っており、基準としている缶ビール(350ml)1本の値段は750円。銘柄はスーパードライ、キリン一番絞り、エビスビールです。最高値はブランデーの1400円。ソフトドリンクは平均400円です。無料のお茶セットは煎茶、ほうじ茶、梅こぶ茶、コーヒーがあり、本格的なエスプレッソマシンも置かれています。


キー

キーは特殊な鍵を採用しており、22時以降のエレベータの使用時や、お部屋の電源にもキーが必要です。写真の通りEVA-CHINは3320号室に宿泊しました。


パジャマ

スイスホテル南海大阪ではパジャマスタイルでした。通常は「M」・「L」サイズですが、大人用の「3L」・「5L」サイズ、お子様用の「M」・「L」サイズも用意しています。


スリッパ

スリッパはEVA-CHINの好きなタオル地スリッパで、スイスホテル南海大阪のロゴが入っております。


クローゼットルーム

エグゼクティブスイートには広いクローゼットルームがあります。EVA-CHIN達のコートやバックで広さの参考にしてくださいね。


景色

今回宿泊した33階のお部屋からは南側の景色を眺めることが出来ました。南側は南海線や大阪通天閣を望める大阪らしい風景で、EVA-CHINは割と好きです。

写真をクリックすると1024X768のサイズで写真を見ることが出来ます。


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