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ストリングスホテル東京インターコンチネンタル

− ザ・スイート 宿泊記 (2006年9月宿泊) −


EVA-CHIN : 「沢山止まっているなぁ。」

珍しく山手線に乗り、車窓を楽しむEVA-CHIN。品川駅手前ではJRの車庫があり、東海道線を走る車両を中心にEVA-CHINの目を楽しませてくれたのであります。普段、品川近辺を行き来する方には単なる車庫の風景でしかありませんが、EVA-CHINにとっては新鮮に感じる東京の風景なので、自然と目が向いてしまうのでありました。今回EVA-CHINが訪れる街、品川。品川インターシティや品川グランドコモンズの誕生、東海道新幹線の停車で一気に近代的な街のイメージになりましたが、普段のEVA-CHINなら都営浅草・京浜急行線経由で向かう街であります。それが山手線を利用して品川に向かったのは気分ではなく、JR品川駅構内に誕生したショッピングエリア・「ecute品川」に興味があったからであります。

「ecute品川」は通称「エキナカ」と呼ばれるショッピングエリア。「エキナカ」とは文字通り改札の中にあるショッピングエリアのことです。JR東日本が推進する21世紀の新しい駅づくり「ステーションルネッサンス」の一環として開発を進めてきたもので、品川駅は2005年10月に開業しました。よって、京急線で品川駅に入ると改札内にある「エキナカ」を利用するためには入場券が必要になり、それを回避する為に途中で乗り換えて山手線で品川駅に来たのであります。品川駅に到着し、早速「ecute品川」を散策。印象はデパ地下に近い気分で、美味しそうな料理やスイーツ、お弁当が並んでおりました。

プラプラとエキナカを楽しんだ後は改札を通って、本来の目的である「ストリングスホテル東京」へ向かうことにしました。「ストリングスホテル東京」は品川駅港南口のすぐ前にある品川イーストワンタワーに入っており、品川駅の隣りにあります。

EVA-CHIN : 「やっぱり雨か・・・」

家を出たときは曇り空。天気予報では雨を予想しておりましたが、残念ながら的中してしまったのであります。しかし品川イーストワンタワーを含む品川再開発地区のビル群は整備が大変整っており、雨に濡れることなく向かうことができます。

EVA-CHINと嫁さんは品川駅と繋がる連絡通路を使ってビルに入りました。ホテルの車寄せやメインエントランスは線路側の1階にありますが、車を利用しない限りは品川駅と繋がる2階のエントランスから入った方が断然便利であります。連絡通路からホテルのエントランスまでは若干目立たないので気をつけないと通り過ごしそうでありますが、EVA-CHINは今回で3回目の利用なので、スムーズにホテルのエントランスに入ることが出来ました。

ホテルの2階に入りエレベーターホールへと向かいます。「ストリングスホテル東京」は品川イーストワンタワーに入っておりますが、ホテルは同ビルの26階以上を占めています。ロビーやフロント、レストランは26階、ゲストルームは27階以上にあり、エレベーターで26階に向かう必要があります。もちろんホテル専用のエレベーターがあり、1・2階と26階を結ぶので、途中階は全く止まることなく向かう事ができます。

EVA-CHINと嫁さんはエレベーターに乗り26階に向かいました。扉が開きエレベーターを降りてロビーに向かうと、客室階がある32階まで吹き抜けの大きな空間が広がっておりました。ロビーは26階にありますが川のようにロビー内で水が流れており、ビルの高層階に居るとはとても思えない空間であります。

ベルガール : 「ご宿泊ですか?」

EVA-CHINと嫁さんの存在に気付いたベルガールが声を掛けてきました。早速EVA-CHINは宿泊の旨を伝えると直ぐにフロントへ案内をしてくれます。フロントではEVA-CHIN以外のゲストは手続きをしていない模様で、直ぐにチェックインの手続きを始めることが出来ました。フロントは早速レジカードをEVA-CHINに差し出し、EVA-CHINはサインをしてフロントに戻しました。

ベルガール : 「おしぼりをどうぞ」

チェックインをしていると声が掛かり、EVA-CHINにおしぼりを渡してくれました。後ろに控える嫁さんにも同様におしぼりが渡されます。おしぼりで手を拭くと本当にさっぱりしますね。勢いで顔も拭きたい気分ですが、この気分が出ること自体、オヤジ系の域に入ってしまったのでしょうか。

フロント : 「最上階の禁煙スイートがご用意できます。」

最上階ですか。恐らくホテルの最上階32階は「ザ・ピーク・スイート」があるでしょうから、「ザ・スイート」は31階が最上階になるでしょう。今日は天気が悪く夜景は期待できませんが、フロントの配慮に感謝であります。

フロント : 「ご希望の新聞はございますか?」

EVA-CHINはいつもの様に読売をお願いします。そしてフロントは駐車場利用の有無を確認した後、支払方法の確認も行ったのでEVA-CHINはクレジットカードを差し出しました。

EVA-CHIN : (あれ!?)

EVA-CHINはこの時フッと思ったのであります。本日の予約は「ザ・スイート」であり、「ザ・クラブ」以上のカテゴリに位置しています。過去の宿泊時の記憶を辿ってみればお部屋でチェックインを行った様な気がしましたが、その話は2003年6月の話で変更された可能性が十分にあります。それにしても、いつの間に変わったのでありましょうか。

フロント : 「マイルはご登録の番号にお付けします。」

ありがとうございます。今、何マイル溜まっているかさっぱり分かりませんが、有効に活用できる様に努力します(笑)。

フロント : 「それでは、お部屋のご案内を致します。」

チェックインが完了するとフロントからベルガールにバトンがタッチされたのでありました。
EVA-CHINと嫁さんはベルガールの後に続き、客室専用のエレベーターホールに向かいました。「ストリングスホテル東京」では1・2階に向かうアクセス用と客室階専用のエレベーターが存在しており、客室専用のエレベーターではエレベーターホールに入る直前でセキュリティシステムがある扉があり、お部屋の鍵が無ければ入ることが出来ないようになっています。しかしベルガールは特殊なセキュリティを持つ客室階専用のエレベーターホールの説明を一切せず、普通にセキュリティを解除して中に誘導しました。もちろんEVA-CHINは過去に宿泊しているので既に知っている部分ではありますが、嫁さんはこのシステムに関し知ってはいません。ゲストの宿泊履歴があったとしても、連れが必ずしも知っているとは限らない事を考えれば、客室専用のエレベーターホールに関しては大切な部分に当たるので、ここの説明は欲しかったですね。

31階に到着し、ロビーを囲むように繋がる廊下を歩きます。今回宿泊する「ザ・スイート」は一番奥にあり、恐らく右回りでも左回りでも同じ様な距離です。ベルガールの後に続いて歩くと、「ザ・クラブ」の文字が続くお部屋の前を歩きました。「ストリングスホテル東京」では特別カテゴリで「ザ・クラブ」がありますが、専用のフロアを設定している訳ではなく、レインボーブリッジが見えるお部屋に設定している面白い点があります。よって一方向のみにどの階層でも「ザ・クラブ」はありますが、専用ラウンジは設けていない特徴があります。

ベルガールに案内されて本日宿泊となるお部屋の前に到着しました。扉の横には部屋番号と「スイート」との文字が見えます。ベルガールがドアを開き中に入るとリビングルームが広がり、一番奥に置かれているソファセットが角となって2面の方向に景色が広がっておりました。ベルガールはお部屋のカーテンを開けると窓は大きく視界に優れていますが、今日は残念ながら雨です。レインボーブリッジ側のガラスには雨が打ち付けられ、やはり見通しはあまり良くありません。ベルガールは冷蔵庫の説明やベッドルーム、バスルームの説明を行い、お部屋の説明を続けていきます。

EVA-CHIN : 「フィットネスの利用方法なんですか・・・」

今回もEVA-CHINは利用しませんが嫁さんが利用すると思うので質問をしてみました。話を伺うとフィットネスは26階にあり、利用時間は24時間可能。ウェアの貸出しももちろん無料ですが、ミストサウナは午前7時から22時までの営業との事です。

ベルガール : 「お休みの準備は何時頃が宜しいですか?」

夕食などの出かけている時間に行ってくれると気軽なので、適当にお願いしました。何かあればサービスプラスに電話して欲しい旨を伝えると、ベルガールはお部屋を下がっていきました。前回のマンダリンオリエンタル東京に引き続き、今回もスイートの宿泊です。お部屋の広さはマンダリンより狭い70平米ですが外は雨ですし、ゆっくりとお部屋で寛ぐことといたしましょうか。


リビングルーム

今回利用したお部屋は、広さ70平米「ザ・スイート」のお部屋です。大きく分けてリビングルーム・ベッドルーム・バスルームの3つで構成されており、扉を開けると写真右側奥のライティングデスク前に出ます。お部屋は大きなガラス窓で視界が開け、ザ・クラブでお馴染みのレインボーブリッジ側の景色をメインに、品川駅方向の両方を見渡せる角部屋に位置しています。


ベッドルーム

リビングルームとバスルームに挟まれた場所に位置し、景色は品川駅方向になります。ベッドの他にチェアやテレビ、ステレオ等、ベッドルームでも設備は忠実しています。構造上の問題なのか窓ガラスは写真通りの大きさで、若干小さな感じがします。


 

ベッド

左はターンダウン前、右は後の写真です。以前の宿泊時のベッドと比較するとベッドスローが無くなりとてもシンプルに見えます。ベッドのマッドレスは比較的に高く寝転びながら景色が見える高さですが、残念ながらベッドルームの窓は小さくあまり眺められません。


ナイトテーブル

左右のナイトテーブルは何故かデザイン・色・材質が異なり、写真のナイトテーブルはベッドルームにミスマッチだと思いました。色がグレーで見方によっては事務机の一部分に見えてしまいます。足元灯、室内灯、読書灯と時計の操作が出来ますが、カーテンの操作パネルは窓際にあります。


ソファ ・ リビングルーム

リビングルームのソファセットは大きくてしっかりとしており、色使いもお部屋に合っています。ここでテレビを見ながら寛ぐのも良いですね。


チェア ・ ベッドルーム

対照的にベッドルームはソファと言うよりチェアで、寛ぐ感じのタイプではありません。このチェアはスイートのベッドルームには不似合いだと思ったのですが、皆様はどう思われますか?


ライティング・デスク

入口近くにあるライティングデスクは扇の様な形をしており、とても素敵なデザインです。椅子も座りやすく、仕事がはかどりそうなデスクですね。ちなみに手前に写るチェアはベッドルームにあったチェアではなく、最初からデスクの前にもありました。こちらもちょっと不似合いの様な気がしますね。


テレビ ・ リビングルーム

リビングルームのテレビはパナソニック製42型プラズマテレビです。チャンネルは一般放送が10チャンネル、BS・CSが15チャンネル、BGMが4チャンネルでした。その他に有料チャンネルがあります。


 

DVD & ビデオ

DVDプレイヤーとビデオデッキもパナソニック製を採用しており、上記のテレビの下に置いてあります。外部スピーカーもあちらこちらに置かれており、5.1CHサラウンドに対応していると思われます。


テレビ ・ ベッドルーム

ベッドルームのテレビはパナソニック製の22型液晶テレビで、チャンネル数はリビングルームと同じです。


ステレオ ・ ベッドルーム

ベッドルームにはオンキヨー製のステレオが置かれています。MD・CD・FMラジオに対応していますが、AMラジオは対応していない模様です。


 

ミニバー

「ザ・クラブ」では冷蔵庫内の飲み物はシャンパンを含めて全てフリーになっています。冷蔵庫にはシャンパンの他にアサヒスーパードライが2本、キリンラガー2本、ミネラルウォーター(CANADA ICE FIELD)2本、朝の健康果実オレンジブレンド2本、コカコーラ、コカコーラライト、サントリー烏龍茶、ポカリスエット、トニックウォーター、サントリーソーダーがあります。お茶はダージリン、ジャスミン、煎茶、コーヒーが用意されておりました。


 

トイレ

「ザ・スイート」にはリビングルーム側にも個室のトイレが用意されています。右の写真の通り立派な洗面台も付いています。


FAX

ファックスも常備されていますが、残念ながら使った事がありませんね。


HOME STAR

家庭用星空投影機で小さいながら立派にプラネタリウムを楽しむ事が出来ます。繊細な光なのでお部屋を真っ暗にしなければなりませんが、彗星も映し出す事が可能でちょっと欲しくなっちゃいました。ちなみに恒星原板ソフトで動かすので、ソフトが増えれば色々と楽しめそうです。


ナイトシャツ

ストリングスホテル東京は浴衣ではなくナイトシャツでした。ストリングスのロゴもちゃんと入っております。


スリッパ

スリッパもEVA-CHINの好きなタオル地スリッパでした。デザインも変更はありません。


キー

キーはEVA-CHINの好きなカードキーでした。このカードは客室に向かう際、専用エレベータホールでも使用する事になります。デザインがとても格好良いですね。


ウェルカムアメニティ

お部屋にチョコレートが置かれておりました。今回の宿泊プランの特典の様です。味は・・・やっぱり嫁さんが食べちゃったかな!?


 

景色

今回はレインボーブリッジ側、品川駅側の2方向の景色を楽しむことが出来ましたが、残念ながら両日とも雨のために綺麗な写真を撮ることが出来ませんでした。左の写真は品川駅側の景色で、JRの操車場を中心にして品川近辺の景色を楽しむ事が出来、行き交う多くの列車を見る事ができます。右側の景色は「ザ・クラブ」でお馴染みのレインボーブリッジ側ですが、橋までの距離は比較的に遠く手前に多くのビルが乱立しており、正直に言えばあまり綺麗ではありません。


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