ザ・リッツ・カールトン京都
− デラックス・キング 宿泊記 (2018年3月宿泊) −
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EVA-CHIN:「タクシー乗り場は何処?」 ここは京都の京阪三条駅。大阪の淀屋橋から京阪特急で京阪三条駅に着いたところであります。大阪から京都に電車で移動する場合、JR京都線、阪急京都線、京阪線の三択がありますが、EVA-CHINのおすすめは京阪電車ですね。京阪特急の2階建て車両は昔から有名ですが最近になって有料のプレミアムカーを連結し、大阪から京都まで追加料金500円で座席指定の優雅な3列シートを利用することが出来ます。もちろん京都の目的地によって利用しやすい路線はあるかと思いますが、今回のEVA-CHINは京阪三条駅が一番都合が良い駅でした。目的地が二条大橋近くにあるザ・リッツ・カールトン京都だからであります。当初は京阪三条駅から鴨川沿いを歩きながらホテルへ向かうつもりでしたが、本日の空は生憎の雨。タクシーで移動する事にしたものの、地下駅の構造上タクシー乗り場が分かり難い位置にあったのであります。やっと見つけてタクシーに乗車すれば、5分も掛からない内に目的のザ・リッツ・カールトン京都に到着します。 |
京阪 プレミアムカー 京阪は大阪・淀屋橋〜京都・出町柳間に2階建て車両も連結した特急電車を走らせていますが、2017年には新たに座席有料の車両・プレミアムカーを6号車に連結しました。座席は2+1の3列シートで専属アテンダントも乗車し、大阪・京都間を優雅に移動できます。利用料金は乗車する距離によって異なりますが、淀屋橋-京阪三条間は500円でした。この位の設定なら利用価値大です。運行本数も多いですよ。 |
二条大橋のたもとにあるザ・リッツカールトン京都。二条通からロータリーに入ってタクシーが停車すると、すぐにドアマンが出迎えてくれます。無駄の無いキビキビとした動きはホテルに入る前から洗練された感じを受けますね。ホテルエントランスへのアプローチでは両サイドに水が流れ、中に入れば凛とした空間が広がります。ロビーラウンジでは優雅にティータイムを楽しむゲスト、ピエールエルメ・パリのショップ。やっぱり京都の場所柄なのか西洋人の方を多く目にします。レセプションの横にあるロビースペースに案内をされましたが、時間はまだ14時30分です。早く着いたのは雨で身動きが出来なかった事もありますが、チェックインは大丈夫なのかしら。 ソファに座ると直ぐに着物を着たスタッフがやってきました。チェックインの時間には若干早かったのですが、お部屋の準備は整っているそうで直ぐに案内をしてもらいます。チェックインの手続きもお部屋で行うとの事で、今回宿泊する4階へとエレベーターで移動しました。建物の外見上は4階建てに見えますが、エレベーターのボタンは地下2階から5階まであるので、5階建てなんですね。客室は東西南北の全て方向に配置されており、EVA-CHINが予約したのは街側のデラックスルーム。普段では到底利用できない値段設定なので、閑散期を利用して更に背伸びしてもこのお部屋で限界ですな。 カードキーでお部屋のドアを開けると、これまた洗練された客室が広がっておりました。広いウォーキングクローゼットに2WAYで行き来出来るバスルーム。プライベートバーではホテルでお馴染みのネスプレッソだけではなく、お茶もスペシャル.Tのマシンが置かれています。そしてベッドルームに目を向けると、なるほど、確かに街側ですね。今回の宿泊するお部屋は数少ない北側でしたが、隣接する建物の近さはピカイチでした。レースカーテンの代わりとなるすだれを常に下したくなりますね。逆に対面のビルにいる人達も気になるだろうなぁ。 |
客室の扉 早速扉を開けて中に入ってみましょう。扉はカードキーをかざして解錠するタイプです。それにしても扉から凝っていますね。一面に吉祥を表す「七宝」模様です。 |
ベッドルーム 今回利用しましたのはデラックスのキングタイプです。デラックスルームは街側又は中庭側に面するスタンダードなお部屋で、人気の鴨川側のお部屋はラグジュアリールームと相称して別のカテゴリとなっています。デラックスルームは45平米から62平米と開きがあるので、今回利用したお部屋の正確な広さは不明ですが、建物の構造上、数少ない北側のお部屋でした。と言っても、写真に見える通り、景色は隣接する建物となっております。ミニバーや廊下、バスルーム、ウォークインクローゼットと窓辺にある丸いダイニングテーブルが置かれた2人用の座席スペースの床はナラ材のフローリングになっており、間接照明が見事に調和しているお部屋となっております。 |
ベッド ベッドの大きさは幅186cm × 長さ203cmです。写真では分かり難いですがヘッドボード、ベッドスローには吉祥を表す「七宝」の模様が飾られ、ウォールランプは青森のブナ材が使われた間接照明の優しい光です。ベッドにはシモンズ社製のビューティーレストシリーズのマットレスが使用され、その上に厚目と薄目のパッドを敷いた3層構造になっているので、EVA-CHIN好みの柔らかさになってます。 |
ナイトテーブル ナイトテーブルでは遮光カーテンとすだれの開閉操作、読書灯、足元灯、ウォールライト、室内灯などの各照明操作が出来ます。右側はレトロなデザインなアナログ時計(アラーム付き)、Bluetooth対応のスピーカーにもなります。ダイヤルのメモリを見るとラジオが入りそうな雰囲気を持っていますが、リッツ・カールトン京都は建物の構造上、電波が入り難いそうでラジオは使えません。 |
ソファ ライティングデスクはこのお部屋には無く、窓辺には丸いダイニングテーブルが置かれた2人用の座席スペースと部屋の壁際にソファが置かれています。ソファの置かれているクッションの柄は梅や松、桜の吉祥模様、チェアに置かれているクッションは七宝模様でした。クッションは京都西陣織の名店が手掛けたそうですよ。ただソファはちょっと窮屈な印象があるので、座ることは無かったなぁ。 |
デスク 丸いダイニングテーブルの脇には黒に塗装されたナラ材の家具が置かれています。盆栽も置かれ興味が惹かれる所ですが、窓際もちょっとした庭園になっていて実に和を感じる空間になってます。ここに様々なものが集約されて置かれており、電話やホテルの約款、コンセントやLAN端子、メモ帳の他、隠れるようにブルーレイプレイヤー(TOSHIBA REGZA BDP-5300) も置かれています。 |
すだれ 通常ではレースカーテンとなる部分が、こちらでは「すだれ」が同等の機能を果たします。操作はナイトテーブルから電動で動かす事が出来、好きな位置で止める事も出来ます。 |
テレビ ベッドルームにあるテレビは47インチ東芝製の REGZA です。チャンネル数は地デジ7チャンネル、BS9チャンネル、CS13チャンネル、ホテル2チャンネルでした。テレビ周りにも仕掛けがあり、方向を好きな位置(角度)に変える事が出来るので、何処に居てもテレビが見やすい位置にセットできますよ。完全に特注の家具ですね。 |
ミニバー とてもシックなデザインのミニバー。EVA-CHIN の基準としているビールは950円+税+サービス料15%です。缶ビールではなく瓶ビールが置かれており、エビス、キリンラガー、ギネス、バスペールエールの4種があります。ちなみに最高値はオーパスワン(赤ワイン)で、ハーフサイズで38000円でした。置いてあるグラスも食器も高級感が漂いますね。 |
ネスプレッソ & スペシャル.T コーヒーはネスプレッソ、お茶はスペシャル.Tのマシンが置かれています。コーヒーのカートリッジは、力強さとコントラストの「リストレット」、複雑ながら絶妙なバランスの「ヴィヴァルト・ルンゴ」、味わい深くクリーミーな「アルペジオ・デカフェ」の3種です。スペシャル.Tのカートリッジは「ほうじ茶 京の匠福寿園」、「ダージリン」、「ルイボスオレンジ」の3種です。コーヒーのネスプレッソは最近ホテルでよく見掛けますが、お茶のスペシャル.Tの方は珍しいですね。各マシンとも、ウォーターも最初から入れてくれてます。 |
煎茶 「煎茶は無いの?」と思った方、ちゃんとあります。急須も湯飲みも素敵なデザインですね。 |
ミネラルウォーター ミネラルウォーターはオリジナルです。採水地は富山県下新川群入善町でした。 |
ウェルカム ウェルカムで置いてあったお菓子は、二條若狭屋の宇治抹茶煎餅です。そう言えばリッツ・カールトン京都の近くに二條若狭屋さんがありますね。夏ではかき氷が人気のお店です。お煎餅は見た感じだけでも抹茶が濃厚そうです。 |
キー 鍵はカードキーです。ライトブルー側には「KYOTO」、反対のブラック側には「THE RITZ-CARTON」とロゴが描かれています。デザインはリッツ・カールトン大阪と同じなので、もしかしたら東京や沖縄も同じデザインになったのかな?カードキーはエレベーターで客室階に行くときにも使用します。 |
スリッパ スリッパはブラウン色の厚手のスリッパです。ロゴは入っていない様ですが、シンプルで履き心地も柔らかですね。ブラックの巾着も格好良いな。 |
クローゼット ウォークインクローゼットです。参考の為に羽織っていたコートとバックを置いてみましたが、十分過ぎる広さですよね。ちなみにEVA-CHINと嫁さんの二人で右側にあるバックを共有します。3泊4日分でも、飛行機の機内持ち込み可能サイズで入りますよ。だいだい旅の3日目位で洗濯物を宅急便で発送し、空いたスペースにはお土産を詰め込むスタイルです。 |
景色 今回は北側の4階でしたが、対面のビルがかなり近いですね。でも頑張れば、ちょっと鴨川が見える景色でした。なので終日、すだれは下したままでしたね。更に寝る時は珍しく遮光カーテンも使いました。 |
憧れのホテルにあなたもステイしてみませんか。 |