ザ・リッツカールトン大阪

− クラブフロア・スーペリアツイン 宿泊記 (2002年10月宿泊) ー

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今回は一人旅では無く久しぶりに二人旅となったEVA-CHIN。「遂に彼女が・・」と思われた熱心な読者の皆様がいらっしゃるかも知れませんが、残念ながら違うのでございます。何も隠さずに申し上げましょう。実はEVA-CHIN'S FATHERとの旅なのであります。EVA-CHINの思いつきで出発1週間前に急遽決まったのでありました。今回の目的地は関西、観光場所はEVA-CHIN'S FATHERが選び、ホテルはEVA-CHINが決める段取りとなりEVA-CHINは迷うことなくリッツカールトン大阪を選択したのであります。しかも今回は最初からクラブフロアを設定、一休.comが提供するプランを使ってお得に更に優雅にホテルステイを楽しもうと思った訳でございます。今回で2回目となるクラブフロア、EVA-CHINはワクワクしながら旅行当日を迎えるのでありました。

旅行日当日、EVA-CHIN一行は「飛行機」や「のぞみ」でぴゅーんではなく、新大阪行きの「こだま」に乗っておりました。しかも東京駅10時13分発。決してトラブルが起きて「こだま」に乗っている訳ではなく、最初から「こだま」設定なのでありました。実は今回も「京の遊々切符・こだまグリーンプラン」を使って、京都までの往復をグリーン車にしようと言うことになったのであります。「こだま」京都往復グリーン車と京都一日フリーパスが使えて2万円というこの切符は、EVA-CHINがもっとも多く利用する切符の一つでもあります(ご注意:京の遊々きっぷ・こだまグリーンプラン(20000円)は2003年9月末で販売を終了しております)。しかし何故10時13分東京駅発なのでしょう?いくら新幹線とはいえ「こだま」では片道約4時間を要してしまいます。

EVA-CHIN'S FATHER :「京都で行きたい所は二つしかないから・・・」

しかしEVA-CHIN'S FATHER EVA-CHINと違って京都はご無沙汰状態。一体行ってみたいと言う二つとは何処なのでしょうか。

EVA-CHIN'S FATHER :「行くところ?上御霊神社と下御霊神社だよ」

これは驚きました。ご無沙汰状態と聞いていたから東山等の有名所かと思ったのですが、上御霊と下御霊神社とは・・・えらくマニアックですよね。歴史好きの方はご存じだと思いますが、上御霊神社と下御霊神社は桓武天皇の弟である早良親王の怨霊を鎮めるために建てられた神社で、京都御所の真北と真南にあります。団体の観光バスが来るような所ではなく、地元の人が集うひっそりとした神社なのであります。

さてさて、EVA-CHIN一行は京都で上御霊と下御霊神社を訪れた後、大阪へ向かいました。もちろん次なる目的地はリッツカールトン大阪なのであります。大阪駅に到着しホームから見えるリッツを見ながら桜橋口の改札口から出て、地下街経由でリッツに向かいます。今回のエントランスもLANVIN横のエントランス、何度訪れてもウキウキしてしまいますね。早速ガラス越しに見えるメインエントランスを眺めて見ると今回も混んでいる様子は無く、チェックインもスムーズに行けそうです。

フロントは全く混んではいませんでした。EVA-CHIN以外のゲストはいないようで、この様な状態もお久しぶりの事です。EVA-CHINは早速フロントの女性に声を掛け、チェックインをお願いします。

EVA-CHIN : 「EVA-CHINと申しますが・・」

フロント   : 「EVA-CHIN様、クラブフロアで承っております。お帰りなさいませ」

クラブフロア・・・何とも良い響きですね〜。ちなみに初めからクラブフロアで予約されていれば、チェックインはフロントではなくクラブラウンジで行われます。なのでEVA-CHIN一行はフロントでは何もする事は無く、ベルにバトンタッチされてエレベーターへと案内されていくのでありました。

エレベータ内ではベルからエレベータの操作方法の説明がありました。クラブフロアは一般フロアと異なり、操作盤にキーを差し込み回さなければ行くことが出来ません。もちろん部屋のキーはまだ受け取っていないので、ベルが常備するキーでの説明となります。説明していく内にエレベータは34階にあるクラブラウンジに到着し、コンシェルジュのお出迎えを受けるのでありました。

クラブラウンジは34階のエレベーターホールの目の前にあります。コンシェルジュの出迎えを受けたEVA-CHIN一行は、窓際にある席に座りました。すぐ横には和服姿のコンシェルジュが立っております。早速チェックインかな?と思ったEVA-CHINに・・・

コンシェルジュ : 「何かお飲物をご用意いたしましょうか?」

すぐにチェックインへ持っていかないこの心意気、何ともいいですねー。

EVA-CHIN   「ビールをお願いします。」

しかも即答!明るい内から何も躊躇することなくビールと発するEVA-CHINって一体・・

コンシェルジュ : 「ビールではアサヒと・・・」

おおっ、銘柄も指定できるのね。

EVA-CHIN : 「アサヒでお願いします」 ← スーパードライ派

とてもチェックインとは思えないスタートなのであります。窓の先には大阪市街。とてもロマンチックな環境です。ただ残念なことは、一緒にいるのがEVA-CHIN'S FATHERという事でしょうか(笑)。暫くするとビールとナッツを持ったコンシェルジュが戻り、グラスにビールを注いでくれました。

EVA-CHIN :  「うまかぁー」 ← 何故か九州チック

もう既にチェックインという状況を忘れているのであります。いいねー、ラウンジは。

コンシェルジュ:  「EVA-CHIN様、こちらにサインをお願いいたします。」

ようやくレジストレーションカードの登場です。EVA-CHINはサインのみを行ってコンシェルジュに戻します。こんな優雅なチェックイン、ホントにすばらしー! ←二度誉め

しかしこの直後、思わぬ言葉を耳にしたのであります。

コンシェルジュ: 「EVA-CHIN様、本日はダブルのお部屋のご用意となりますが・・」

EVA-CHIN   :  「はぁ!?」

おいおい、状況を見てくださいよー。確かに普段はダブルです。それは一人でお泊まりするからですよ。今日はEVA-CHIN'S FATHER と一緒。普通に考えてもダブルで予約する訳は無いでしょ!

EVA-CHIN  : 「ツインに変更してください。予約時はツインで出しているハズなんですが・・」

もちろん、ルームチェンジのリクエストを出します。コンシェルジュはもう一度、部屋探しの為デスクに戻ります。しかし間違いなくツインで出したのに、こんな事ってあるんですね。暫くするとコンシェルジュが戻ってきました。

コンシェルジュ : 「お調べしたのですが、禁煙ルームは満室でございまして・・・・」

EVA-CHIN   : 「禁煙ルームで無くてもいいです。」

この日の宿泊は月曜日。普通で解釈するならば空いているイメージがあるのですが、さすがはリッツのクラブフロア。人気は相当高いようです。コンシェルジュは再度デスクに戻り部屋探しを始めます。EVA-CHINはクピ〜とビールを飲みながら結果を待つのでありました。

コンシェルジュ : 「お待たせ致しました。ツインのお部屋をご用意することができました。」

これで一安心です。部屋番号はこの時聞きませんでしたが、後はシャワーブースの無い「05」と「19」号室で無いことを祈るだけとなりました。

コンシェルジュ : 「先にお鞄をお部屋にお持ちしておきましょうか?」

EVA-CHIN   ; 「お願いします。」

心配事も解消しグラスにビールを注ぐEVA-CHIN。ラウンジは既にオードブルタイムに突入し、利用者がかなり増えてきました。ここで色々つまみたい気分でしたが、まだお部屋にも行ってない段階なので、一度部屋に行くことにします。コンシェルジュデスクには鍵が既に用意され、EVA-CHIN達が立ち上がるとコンシェルジュがお部屋へと案内してくれました。この時初めて気付いたのですが、ラウンジの入口は一つではないのですね。エレベータホールに繋がる入口をメインに、33階や35階に繋がる階段、そして裏口の様な扉まであります。今夜泊まるEVA-CHIN達のお部屋は裏口の方が近いようで、裏から廊下へ出ました。なるほど、このルートを使えば部屋までかなり近いです。お部屋番号は「08」号室。通常のスーペリアタイプでした。

部屋に入るとコンシェルジュはお部屋の説明をしていきます。EVA-CHINは何度かリッツに泊まった経験はあっても、EVA-CHIN'S FATHERは初めてなのです。細かい所まで説明しながらラウンジの利用を勧めた後、コンシェルジュは部屋を下がって行きました。それにしてもリッツの素晴らしい所、単調的なお部屋だけの説明かと思いきや、色々と会話を入れてくれることです。たまたま泊まったお部屋の窓からはお月様が見え天気の話しをしてみたり等、ゲストの嗜好を伺う情報の引き出し方は実に上手で、ごく自然なのでありました。

今回のお部屋はスーペリア・ツインルームです。EVA-CHINは普段ダブルルームを利用しているので、リッツのツインルームはとても新鮮に見えます。ベッドカバーの色も本来見慣れている赤系ではなく黄色系、色彩が一つ異なるだけでもお部屋の雰囲気が大きく変わるものなのですね。しかも今回は一般フロアではなくクラブフロア!やはりお部屋の設備自体にも大きな違いがあります。その中でも特筆すべき点はベッドですね。クラブフロアは全室フェザーベッドになっており、正直申しますとEVA-CHINが体験したベッドの中で一番の寝心地感なのであります。柔らかい感触が大好きなEVA-CHINにはウェスティン系で見られるヘブンリーベッドよりも好きになってしまいました。実に柔らかく体にフィットし、同じリッツに泊まっても一般フロアでは楽しめない素敵なベッド、是非皆様にも体験して頂きたいものです。


 

ベッド

EVA-CHIN2回目のツインタイプ。ベッドカバーはダブルと違って黄色(クリーム色?)がベースでとても新鮮にみえました。クラブフロアのベッドは全室フェザーベッドになっており、EVA-CHIN大好きの柔らかい寝心地感でございました。


ベッドサイド

ツインタイプなのでベッドとの中間にあります。操作盤は各部屋とも共通で、ボタンが大きく操作性がとてもよく出来ております。特に遮光カーテンとレースカーテンが別々に操作できるところが、とても良かったです。


ソファ

こちらも各部屋共通です。お部屋がツインベッドのためダブルと比較すると若干ベッドとの距離が近いです。ターンダウン後はこちらのテーブルにグラスと氷の入ったアイスボックスが置かれますが、クラブフロアでは加えてミネラルウォーターも置かれます。


ライティングデスク

重厚なライティングデスクも共通ですが、下の写真の様に一般フロアには無いモノもあります。


 

ファックス & チョコレート

一般フロアには無いファックスがクラブフロアでは置かれています。また今回は右の写真の様に高級チョコレートが素敵な形で置かれておりました。


テレビ & CDプレイヤー

チャンネル数豊富なワイドテレビに加えて、クラブフロアではCDプレイヤーも置かれています。ちなみに、以前浴衣が引き出しに収納されていましたが、現在は常備はされていないようです。


ミニバー

ミニバーも各お部屋共通です。ビール1缶(350ml)850円というお値段は変わっておりません。

お茶セット

リッツらしくティーは紅茶になっております。すべてティーパックですが、ダージリン、ピーチ、イングリッシュ・ブレックファーストの3種があり、スティック状のお砂糖が高級感を一層漂わせております。


パジャマ

浴衣は無くなりましたが、クローゼットにパジャマはあります。胸元のリッツロゴが何とも素敵ですね。


スリッパ

スリッパはEVA-CHINが好きなお持ち帰り可能タオル地スリッパです。


景色

クラブフロアは33階〜35階に設定されているので、全てが高層の景色を楽しむことが出来ます。ちなみに目の前に見える白いビルはヒルトン大阪です。


憧れのホテルにあなたもステイしてみませんか。

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