ザ・リッツカールトン大阪

− スーペリア・ダブル 宿泊記 −

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EVA-CHIN : 「優美なビルだなぁ」

いきなり妙な事を言い出すEVA-CHIN。実は今、EVA-CHINはJR大阪駅程近くにある「新梅田シティ」の空中庭園展望台から外を眺めているのであります。大阪でも有名な観光スポットなので知っている人が数多くいらっしゃると思いますが、ここは二つのビルにまたがった地上173メートルの展望台。360度大阪市内を一望でき、大阪駅近辺はもちろんのこと、伊丹空港や大阪城、晴れた日には淡路島まで見えるので、ここで大阪の風景を眺めるのもなかなか乙な感じです。今回初めて空中展望台を訪れたのですが、もっと早く来ておけば良かったと思うのでありました。そしてEVA-CHINが口にした「優美なビル」とは、もちろん「リッツカールトン大阪」の事であります。独特な形をした外見は、やっぱり一際違うホテルの風格を漂わせています。それにしても、梅田近辺は一流ホテルが集中していますねー。リッツの他にもヒルトン大阪やホテル阪急インターナショナル、目の前にウェスティンホテル大阪などなど、恐らく大阪の中ではホテルが一番集中しているエリアではないでしょうか。

午後の程よい時間、EVA-CHINは新梅田シティからリッツに向かう事にしました。EVA-CHIN的には歩ける距離ですが、リッツはちょっと特別です。ドアマンの出迎えを受けたいという我が儘な願望から、贅沢にタクシーを使って移動することにしました。しかし展望台から地上に降り立ったもののタクシー乗り場の方向が分からず、確実な方法として向かった先はウェスティンホテル大阪。ちょっと申し訳ない気分になりながら、ウェスティンのエントランスに立つのでありました。

ウェスティンホテル大阪のタクシー乗り場ではEVA-CHINの前にカップルが一組おり、ちょうどタクシーに乗り込むところでした。EVA-CHINは後続のタクシーに乗り込みリッツに向けて出発します。前を走るカップルを乗せたタクシー。そのタクシーを追うようにして走るEVA-CHINを乗せたタクシー。偶然にも2台のタクシーは、リッツのエントランスに吸い込まれるのでありました。ホテルをハシゴする人って、やっぱりいらっしゃるのですね。

タクシーがリッツのロータリーへ入ると同時に、エントランスの様子を伺ってみます。エントランスの前には何台かの車が止まっており、混雑していることが容易に想像できる状態でした。EVA-CHINが乗ったタクシーが止まるとドアマンはすぐに駆け寄り笑顔で出迎えてくれたものの、すぐ後ろに別の車が到着したためケアはここまで。フロントへ案内する余裕が全くない程の忙しい時にまた着いてしまったようです。ドアマンにチヤホヤされる予定がもろくも崩れ去り、仕方が無くそのままエントランスを入るEVA-CHIN。混んでいる時に着くか、空いている時に着くかは微妙なタイミングなんでしょうけど、狙えば狙うほど、失敗する感じですね。

エントランスの状況を引き継ぐように、フロントもまた初めてみるほどの混雑ぶりで順番待ちが出来ていました。ただ、何処までが並んでいる人で、何処までが連れの人か判断が出来ない状態なので、適当に様子を見てチェックインをお願いすることにしました。考えてみれば本日は土曜日、人が多くて当たり前なのかな。

一つのカウンターが空き、順番待ちも無さそうなのでチェックインをお願いします。

EVA-CHIN : 「EVA-CHINと申しますが・・」 ← 実際は実名です

一番忙しいときにも関わらず、フロントの女性は笑顔で出迎えてくれます。パソコンをテケテケと入力し情報を確認した後、レジストレーションカードを差し出してきました。

フロント  : 「サインだけで結構でございます」

スムーズに宿泊履歴がある事を確認したようです。EVA-CHINはサインだけを行い、レジストレーションカードを戻します。実はEVA-CHIN、心の中である事を祈っているのでありました。

EVA-CHIN : (頼みますから「5」と「19」ではありませんように・・)

この「5」と「19」とはお部屋の番号のことです。リッツは全室にシャワーブースがある訳ではなく、建物の構造上の制約で各階2つ程の部屋にシャワーブースが無いお部屋があります。それがどうやら「05号室」と「19号室」(19号室には宿泊経験があり)のようなのです。ただしお部屋のランクとしての呼び名がどちらも「スーペリア」のようなので、表面上他の部屋との違いが見えてこない特徴があります。

フロントが部屋のカギを取り出しました。もちろん、EVA-CHINはカギに付いているリッツロゴのキーホルダーに書かれた数字に目をむけ読み取ります。書いてある数字は「2903」。祈りが通じ、通常のスーペリアルームが割り当てられたようです。

フロント  : 「お待たせいたしました。本日は2903号室をご用意させていただきました。お部屋にご案内する準備ができるまでロビーにてお待ちください。」

ベルが全て出ており、お部屋に案内できる状態ではないようです。混み合っている時間帯なので仕方がありませんが、このような時はクラブフロアに宿泊するゲストが羨ましく思ってきます。偶然隣にいたお客様がクラブフロアに宿泊する人だったのですが、チェックイン手続きをクラブラウンジで行うようで、すぐに案内されていきました。

お呼びが掛かるまで、ロビーで待つことにします。しかしリッツにはロビーエリアは極端に狭い欠点があり、宿泊者だけが入れる訳では無いので当然の結果として座る場所が確保できない状態でした。立って待っているのも変だし、声がかかるまで付近を歩き回ってホテルの様子を見に行く事にします。

「アフターヌーンティー」でも有名なリッツは、若い女性に圧倒的な人気を誇っています。1階のラウンジ「The Lobby Lounge」の様子を見てみると空き席は全くなく、客層の大半が若い女性のようでした。リッツはお洒落に午後のひと時を楽しめる代表的なスポットにもなっているようですね。その後EVA-CHINはブティックで飾られている商品を見た後再びロビーへ戻るのでした。しかし、相変わらずロビーの席は一つも空いておりません。

ベルガール : 「EVA-CHIN様はいらっしゃいますでしょうか?」

やっと声がかかりました。しかし大きな声で「はーーい!」なんて言えるロケーションではないので、小さく手を上げながらベルに近づきます。

ベルガール : 「お待たせしました。お部屋にご案内いたします。」

EVA-CHINは荷物をベルガールに預け、後について行くのでありました。

ベルガール : 「EVA-CHIN様、スパをご利用されたことはございますでしょうか?」

実はEVA-CHIN、未だにリッツのスパを利用したことはありません。

EVA-CHIN : 「いいえ、ありませんが・・・」

ベルガール : 「では、お時間がございましたら是非ご利用下さいませ。」

う〜ん、ちょっとは興味があるんですけどねー。実はあれこれ部屋の写真を撮ったり、夕食を食べたりするとかなり時間が消費されて、スパに行くほど余裕が無い状態に陥るものなんですよね。

エレベータが宿泊する29階に到着し、お部屋に向かって歩きます。それにしても、1階のロビーや廊下では大盛況だったにも関わらず、宿泊者に限定される客室階の廊下では他の人と出会う事がほとんど無くて静かなものです。今回も他のゲストに会わないまま、お部屋の前に到着したのでありました。

 


空中庭園から見たリッツ

写真の中央の一番高いビルが「リッツカールトン大阪」。逆光のために見えにくいですが、独特の優美な建物です。手前に見える黄色の建物は「ホテルモントレ大阪」で、こちらも独特な外見をもっています。


宿泊した翌朝のロビー

前日夕方の混雑が一転して、とても静かなロビーでした。EVA-CHINは混雑時に遭遇しましたが、普段はこんな感じかも知れませんね。


ベルガールが早速カギを使ってお部屋を空けてくれます。部屋の中に入るとリッツらしい贅沢な調度品が出迎えてくれました。このお部屋、この香り・・EVA-CHINが探し求めていた贅沢な空間が、今、目の前に広がっているのです。窓からの景色はJR大阪駅方向でこれまた初めて。そのお陰でお部屋がとても新鮮に感じてきます。大阪駅の他にも梅田の貨物ヤード、先ほど展望で楽しんだ新梅田シティ、ホテル阪急インターナショナル等が見え、知っている建物が見えると結構楽しいものですね。

EVA-CHIN :「土曜日は初めてなのですが、いつも混んでいるのでしょうか?」

今回のロビーの混み方は凄かったので、お部屋に案内をしてくれたベルガールに聞いてみます。

ベルガール:「はい。本日は特に混みあっておりまして、13時から混雑が続いております。」

13時!?リッツのチェックインタイムは14時では・・・、このハイテンションな空気が、14時前から続いていたのね。さすがは土曜日だな〜。

ベルガール:「オレンジジュースをお持ちしても宜しいでしょうか?」

EVA-CHIN :「お願いいたします」

このウェルカムドリンクのオレンジの生ジュースが、とても美味しいんですよね。EVA-CHINはコートを脱ぎ、しばし初めての外の風景を楽しみます。しばらくしてベルガールが戻り、デスクの上にオレンジジュースとバスケットを一つ置いていきました。

ベルガール :「よろしければ、こちらもどうぞ」

バスケットにはオレンジが二つと「Welcome Back」と書かれたメッセージカードが添えられていました。この心遣いが、大変嬉しいのですよね〜。

今回の宿泊するスーペリアルームは、EVA-CHINが望んでいた標準タイプです。毎回宿泊する度に異なるお部屋に泊まれ、いろんなお部屋を見れてEVA-CHINも嬉しいですね。前回宿泊した一般フロア(デラックス:2000年9月)と比較すると、ちょっと変更点が出た感じです。「パジャマ」が標準になっており、クローゼットに掛かっていました。でも、浴衣もちゃんと残っており好きな方を選べるようになっています。クラブフロアのベッドルームと比較すると、一般フロアにはCDプレイヤーとFAXが無く、ベッドの寝具も微妙に異なっている(ベッドパットの厚みがダブルでは無いとか・・・)感じ。やはり、グレード別の差別化は行っているようですね。

それにしても、リッツって落ち着くな〜♪


  

ベッドルーム

とても優雅で広々としたベッドルーム。スーペリアでこの広さは、もちろん大阪でトップクラスです。リッツのダブルは3回目の宿泊ですが、ターンダウン後の枕の配置が全て異なっていました。お部屋のランクによって、工夫しているのでしょうか!?


ベッド・サイドデスク

EVA-CHINの経験上では全て同じタイプです。ボタンも大きくて分かりやすく、レースカーテンと遮光カーテンの開け閉めが、独立して操作できるのは嬉しいですね。


ソファ

スイートを除けば、ソファも全て共通な感じがします。ターンダウン後はテーブルの上にグラスとアイスボックスが用意され、ついついミニバーに手が出ちゃいますね。ちなみに眼下には大阪駅が広がっています。


ライティング・デスク

とても重厚で品のあるライティングですね。クラブフロアと異なりファックスはありません。デスクの上には、ウェルカムドリンクとフルーツがのっています。


テレビ

テレビはチャンネル数が豊富なワイドテレビが、これまた上品な家具に収まっています。クラブフロアやスイートと異なる点は、CDプレーヤーが置いてありません。ちなみに引出には、浴衣が収まっています。


ミニバー

ミニバーは共通です。標準としている缶ビール(350ml)1本の値段は850円で、EVA-CHINの経験上未だにトップを誇っています。


パジャマ

前回一般フロアに宿泊したときは有りませんでしたが、知らない内に一般フロアにも常備されたようです。とてもゆったりとしていて、リッツロゴも素敵ですね。尚、リッツには色々な宿泊プランがありますが、プランによってはパジャマをプレゼントしてくれるものもあります。


浴衣

もちろん!?浴衣もあります。皆様はどちらを選択するのでしょうか。ちなみにEVA-CHINはパジャマです。


スリッパ

やっぱりタオル地のスリッパは良いですね〜。ブライトンみたいにスリッパへロゴを入れてくれると、持ち帰っちゃうんだけどなぁ。


鍵はカードキーではありませんが、お洒落なリッツロゴのキーホルダーが付いた特殊な鍵です。


ウェルカムドリンク & フルーツ

今回はフルーツも頂きました。でも庶民派のEVA-CHINには、ナイフとフォークを利用してオレンジを食べることは、とてもハイレベルで難しいです。(笑)


  

景色

今回は大阪駅方向の宿泊でした。左の写真の一番高いビルは、ホテル阪急インターナショナルで、写真には写っていませんが更に左にウェスティンホテル大阪が見えます。右の写真にはグランヴィア大阪と、右端にヒルトン大阪がちょっとだけ写っています。


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