ハイアット・リージェンシー大阪

ー ジュニア・スイート宿泊記 (2003年9月宿泊) 

( 現 リージェンシークラブ・デラックスルーム )

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京都の宇治を観光して淀屋橋駅に戻っきたEVA-CHIN。淀屋橋から御堂筋線に乗り、更には本町駅で中央線に乗り換え大阪南港地区へと目指すところであります。今夜宿泊する「ハイアットリージェンシー大阪」はホテルが集中する梅田周辺ではなく、実は少し離れた海岸地域に建つホテルで、ATC(アジア太平洋トレードセンター)とWTC(大阪ワールドトレードセンター・コスモタワー)のすぐ側に建つホテルなのであります。大阪駅からも送迎バスがあると聞いたことはあるのですが、時間がかかる上に本数も少ないとも聞き、前回と同様電車で移動しているのでありました。ハイアットリージェンシー大阪への鉄道アクセスは、地下鉄四つ橋線・住之江公園経由か地下鉄中央線・大阪港経由の二通りあるのですが、最寄り駅を「中ふ頭」駅で考えた場合は梅田から大阪港経由が170円も高く、住之江公園経由は時間がかかると言う欠点があります。今回EVA-CHINが選びましたのは中央線の大阪港経由で、料金よりも時間を重視したのでありました。この付近の鉄道はちょっと複雑な関係をもっておりまして、地下鉄中央線は路線図的には大阪港駅までではありますが実質的にはOTS(大阪港トランスポートシステム)のコスモスクエアまで乗り入れており、大阪港駅からは別会社となっております。コスモスクエア駅では住之江公園まで走るタイヤ走行・自動運転のニュートラムに乗り換えになる訳ですが、不思議に思うことはこのニュートラムは途中駅「中ふ頭」駅から大阪市営のニュートラム南港ポートタウン線に戻るのであります。その為住之江公園経由では大阪市営同一線内になる関係で料金設定がお安く、2社またがる大阪港経由では逆にお高くという絡繰りの様なのでありますが、何故それぞれの途中駅になる大阪港〜中ふ頭間を別会社にしたのでありましょうか?・・・と考えている間に、中ふ頭駅の一つ手前「トレードセンター前」駅で降り立ったEVA-CHINなのでありました。ハイアットリージェンシー大阪は「トレードセンター前」と「中ふ頭」のほぼ中央にありどちらも利用可能で、今回は気分で「トレードセンター前」で降りたのでありました。

今回ハイアットリージェンシー大阪で利用しましたプランは「ピュアステイ」と呼ばれるプランであります。プラン内容は夕食のルームサービス、リージェンシークラブの特典、室内ミニバーの無料、更にはプラズマディスプレイの環境がついて、ジュニアスイートシングルユース32000円(サ込み・税別)であります。ジュニアスイートをシングルユースができるプランがあるだけでも嬉しいのに、このお得な値段設定は大変魅力的であり、EVA-CHINはこのプランに吸い込まれてしまったのでありました。ちなみにこの「ピュアステイ」にはグランドルームの設定もありまして、こちらはシングルユースで26000円(サ込み・税別)であります。

今回のプランはネットでの予約は出来ないので、もちろん事前に電話で予約をしております。宿泊日、部屋タイプを確認したところ宿泊日が月曜日だったこともあって、すんなりと予約が出来たのであります。

EVA-CHIN  : 「禁煙ルームと出来れば神戸側をお願いしたいのですが・・・」

実は景色をダイナミックに楽しめるジュニアスイートなので、ちょっと我が儘にリクエストをしてみました。ところが・・・・

オペレーター : 「こちらのプランではお部屋の位置が決まっておりまして・・・」

おやおや!?と言うことは、必然的に海側ということですね。海側は日中は綺麗なのですが夜景が寂しそうだなぁ。でもこのお値段で利用できるジュニアスイートは実に魅力的であり、海側であろうとも実際の所はEVA-CHINには何も支障はありません。

さてさて、トレードセンター前駅で降りたったEVA-CHINは目の前にあるATC(アジア太平洋トレードセンター)に入りました。ATCは名前こそ気難しい感じは致しますが、簡単に言ってしまえば「アクアシティお台場」の縮小版と言う表現が一番分かりやすいかも知れません。ちなみにすぐ脇に建つWTC(大阪ワールドトレードセンター・コスモタワー)は高さ256メートルの高層ビルで、こちらには展望台の他、レストラン、多目的ホール、オフィスが入居するビルになっており、恐らくこの二つの建物が南港地区の代表的な施設と言えるでしょう。EVA-CHINはレストラン街をほぼ素通りしてATCを抜け出し、ホテルへと歩いて向かいました。ハイアットリージェンシー大阪はATC・WTC共に道を一つ挟んだ所に建っており目と鼻の先なのであります。

ハイアットリージェンシー大阪の広いロータリーの脇を歩き、エントランスに向かうEVA-CHIN。本日は月曜日の為か車のみならずホテル利用者と思われる人すら目に入りません。梅田駅周辺のホテルでは考えられないこの静けさは、シティホテルと言うよりリゾートホテルを思わせる雰囲気であります。エントランスを通ってロビーに入っても状況は変わらずで、EVA-CHINはすんなりとフロントへと向かいました。

ベル   : 「ご宿泊でしょうか?」

フロントの手前に立っていたベルがEVA-CHINに声を掛けてきました。EVA-CHINは宿泊の旨をベルに伝え、ベルに荷物を預けます。

EVA-CHIN  : 「EVA-CHINと申しますが・・・・ 」  ← しつこいですが実際は実名です。

EVA-CHINが名前をフロントに伝えると、女性担当者はテケテケと情報を確認します。

フロント   : 「EVA-CHIN様、ピュアステイのご利用なのでチェックインは26階のラウンジで承ります。」

このピュアステイは、エグゼクティブフロアに当たるリージェンシークラブ扱いであります。その為フロントはベルに声を掛け、EVA-CHINはベルと共に26階にあるリージェンシークラブのレセプションへ向かったのでありました。

リージェンシークラブのレセプションはエレベーターホールのすぐ前にありました。レセプションにいるコンシェルジュは、既に1階のフロントからEVA-CHINの情報を受けていたようで、いつでもチェックインができる状態で待っていたのであります。まず最初に行ったのがレジストレーションカードの記入。そして今回利用するピュアステイの説明へと移ります。今回のプランでは夕食がルームサービスとなっているので夕食時間の再確認を行いました。ちなみに朝食はリージェンシークラブのラウンジが使用可能なので、ラウンジのコンチネンタルビッフェを楽しめるようになっております。ラウンジではこの朝食の他にティータイムやカクテルサービスの提供があり、EVA-CHINの一番興味あるアルコールの飲めるカクテルサービスは17時30分から19時30分となっておりました。

フロント   : 「お支払い方法は何に致しますか?」

やっぱり来ましたね、デポジット。EVA-CHINは迷わずクレジットカードを差し出します。と同時に、最近入会したゴールドパスポートのカードも出してみたのでありました。ゴールドパスポートとはハイアット系のマイレージカードみたいなもので、ポイントを貯めると無料で宿泊ができるなどの特典がある他、ゴールドパスポートが持つ様々な特典を受けることができます。勿論入会費や年会費などは全く無いので入会する価値は十分にあり、何でEVA-CHINは今まで入会しなかったのだろうと思った程でありました。今回の宿泊でもすぐにゴールドパスポートの特典が現れ、飲み物サービスが用意されておりました。これはドアノブにゴールドパスポートメンバー専用のオーダーを掛けておくと、指定された時間に飲み物が届けられるというサービスであります。

フロント   : 「新聞のご指定はございますか?」

新聞は5紙程用意されているようで、EVA-CHINは読み慣れている読売をお願いします。

フロント   : 「チェックアウトは12時ですが、ご出発のお時間のご予定は何時頃でしょうか?」

もちろん12時でーす!!ギリギリまでダラダラさせて頂きます。(笑)

フロント   : 「それではお部屋にご案内致します。」

EVA-CHINは再びベルの後についてエレベータホールへと向かったのでありました。

ハイアットリージェンシー大阪のリージェンシークラブの設定は25階〜27階なのですが、ジュニアスイートに関しては建物の構造上25階〜27階以外にも配置されております。ツインタイプとキングタイプが各19室もあるためだと思われますが、今回EVA-CHINがアサインされましたのもリージェンシークラブの設定がある25階〜27階ではなく14階でありました。その為26階のラウンジから再びエレベータに乗り14階へと向かったのであります。14階に到着して廊下を歩いて行き、お部屋の前に到着するとベルから非常階段の位置の説明された後、いよいよ本日宿泊するお部屋とのご対面となったのでした。

ベルにドアを開けてもらい中に入るEVA-CHIN。噂には聞いておりましたが、なるほどこれはかなり広いお部屋です。ジュニアスイートの広さは75平米から80平米もある上にベッドルームは角部屋。ベッドルームは真四角ではなく微妙にカット面もあってちょっと複雑な形ではありますが、外側は全面ガラスで視界はかなり広くて明るいです。方向は南と西側を望める位置のために丁度西日が差し込んでおりましたが、海、ATC、WTC、港、そして倉庫群(笑)を望める景色になっておりまいた。お部屋にはサイトの案内通りプラズマディスプレイを装備し、ソファ、テーブル、ベッドなどが点々とある余裕スペース配置されております。

ベル    ; 「お部屋のご説明を致しましょうか?」

EVA-CHIN : 「お願いします。」

ベル    : 「最初にカーテンですが・・・・」

ベルがお部屋の説明を始めました。今までお部屋の説明は省いて貰うことが多かったのですが、初めてのお部屋は説明をして貰うと新しい発見があるかも知れません。

ベル    : 「ミニバーのご利用の際はこの明細書にご記入頂き、チェックアウト時にレセプションへ・・・」

EVA-CHIN : (えっ!?)

これは明らかにベルの勘違いですね。恐らくベルはEVA-CHINがピュアステイを利用している事を忘れてしまったのでしょう。今回のプランではミニバーは全て無料扱いになるはずです。

ベル     : 「何か他にご質問はありますか?」

EVA-CHIN : 「ラウンジを利用する際はレセプションに声を掛ければ良いですか?」

ベル     : 「はい、お部屋番号とお名前を伝えて頂けば結構です。」

なるほど。レセプションで部屋番号を確認してもらって、リージェンシークラブの利用ができる宿泊者か確認する訳ですね。グランドハイアット福岡と同じ要領で行えばいいのかな?その後は特に質問はないと伝えると、ベルはお部屋から下がって行ったのであります。ベルが下がった後は広いお部屋で一人になったEVA-CHINですが、まだまだ気が緩められないのであります。実はルームサービスの確認がお部屋に直接あるとレセプションから聞いていた為です。何なのかな?時間は既に19時でお願いはしているハズなのだけど。

リーーン

暫くして電話が予告通りに掛かってきました。対応してみるとやはり今夜のルームサービスの件であります。

ルームサービス : 「本日のご夕食なのですが・・・」

実はこのルームサービスにもお料理の選択が幾つか出来るようになっていたのでありました。ただお肉料理かお魚料理か、紅茶かコーヒーの選択のみではありましたが、今回はお肉をお願いしたEVA-CHINなのでありました。どんな料理が出てくるのでしょう・・・楽しみ、楽しみ!


 

ベッドルーム

「ハイアットリージェンシー大阪」のジュニアスイートはとても広く、他のホテルならばエグゼクティブスイート並の75平米〜80平米の広さをもっております。写真はキングタイプでありますがもちろんツインタイプの設定もあり、ジュニアスイートは各タイプ19室・合計38室が設定されています。基本的には各階2部屋の設定でありますが角部屋の利点が生かされ、、外側は殆ど窓で構成されているのでとても明るく開放感があり、窓からは大阪ベイエリアを広範囲で楽しむことができるようになっております。


ベッド

ハイアットらしい純白で清潔感あるリネンが使用され、ベッドメイクの必要性がないシンプルな仕上がりになっております。印象的だったのは枕がとても柔らかかった事で、EVA-CHINにとっては、とても寝心地の良いベッドでありました。ちなみにベッドの上に乗っているのは浴衣で、ターンダウンの際に乗せられました。


ナイトテーブル

ナイトテーブルのデザインはハイアットらしいシャープでシンプルなデザインです。機能としては、時計、足元灯、室内灯の他、ペンダント(天井から吊り下げる照明器具)、遮光カーテンを操作できます。遮光カーテンの動きは独特で、窓の形に合わせて動くので、蛇の様にクネクネと動いておりました。


ソファ

広いお部屋の中にポツーンとあるソファ。座り心地はとても良いです。ちなみにEVA-CHINは気付かなかったのですが、オットマン(足乗せ)がテレビがあるガラス台の下に置いてあります。ベッドルームの写真右側をご覧下さいね。


ソファ その2

こちらはテーブルを囲んだ3つのソファで、奥に電話も備え付けられています。ちなみにルームサービスのテーブルの高さは、こちらのソファに適した高さでした。


 

テレビ & DVD

今回のお部屋には43インチプラズマディスプレイとDVDが置かれておりました。テレビのチャンネル数は比較的に多く、BSを含めた一般チャンネルが17、文字放送を含むホテルチャンネルが4、BGMチャンネルが7、有料の映画チャンネルが6です。特筆すべき点は大阪ならではの「よしもとテレビ」があることで、他にもお子様向けにアニメーションチャンネルもありました。DVDは今では一般的に普及しておりますがプラズマディスプレイとの組み合わせは少なく期待を持ちます。しかしながら配線が見えたので確認をしてみると通常のビデオケーブルで接続されており、これでは画質が大きく劣化してしまう為、せめてD端子での接続が欲しいところだと思います。


 

ミニバー

EVA-CHINが利用した「ピュアステイ」ではミニバーが全て無料でしたが、通常では標準にしている缶ビール(350ml)のお値段は400円で、シティホテルとしては良心的な価格設定です。ちなみに国産2種が置いてありました。お茶セットは、煎茶、焙じ茶、梅昆布茶があります。


キー

キーはデザインがハイセンスなカードキーです。そして見えにくいですが、写真右側にあるのがゴールドパスポート特典の「飲み物サービス」のオーダー紙で、午前2時までにドアノブに掛けてリクエストをする仕組みになっております。ちなみに久しぶりの宿泊でしたが、「WELCOME BACK」の文字がちゃんとありました。


浴衣

「ハイアットリージェンシー大阪」ではパジャマやナイトシャツではなく、写真の様に浴衣でした。EVA-CHIN的にはパジャマやナイトシャツの方が好きですが、外国人の利用が多いハイアット、やはり浴衣の方が人気があるのかな?


スリッパ

スリッパはEVA-CHINの好きなタオル地スリッパです。ハイアットのロゴが付いていると格好良いのにな。


景色

ジュニアスイートは広々とした景色を楽しめるのも特徴です。お部屋からは大きく分けて住宅団地、倉庫&港、ATC&WTCを望むことができます。写真に写っている高架はニュートラムの線路で、左上写真の中央が「中ふ頭」駅、左下写真のちょい奥が「トレードセンター前」駅でどちらも徒歩圏内の距離です。


配置

EVA-CHINの宿泊したお部屋は「1409」号室で写真左下にあるお部屋です。各階にはジュニアスイートが2つあるようで、この階にも他に「1421」号室が同じジュニアスイートタイプだと思われます。


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