メズム東京オートグラフコレクション

－　チャプター２・キング　バルコニー　宿泊記　（２０２０年１１月宿泊）　－

EVA-CHIN:「船に乗るのも久しぶりだなぁ」

ここは浅草にある東京クルーズ船乗り場。浅草を発着する水上バスは浜離宮恩賜庭園、日の出桟橋、お台場などへ運行する観光船ですが、今回浅草にやってきたのは、水上バスに乗って浜離宮恩賜庭園を目指そうかと思ったからであります。浜離宮恩賜庭園は築地や汐留に近く、東京湾から海水を取り入れ潮の干満で景色の変化を楽しむ「潮入りの回遊式築山泉水庭」が特徴の都立公園で、東京クルーズ船の発着場も浜離宮恩賜庭園の園内にあるので水上バスを利用する場合は入場料込みでチケットが販売されております。東京で移動するのは地下鉄等の電車が中心となる事が多いかと思いますが、たまには船旅も良いものですよ。水上バスの行先を浜離宮恩賜庭園にしたのは今回宿泊するメズム東京オートグラフコレクションが竹芝にあり、ホテルを眺めながら庭園を楽しんだ後、メズム東京のシェフズシアターでランチをする予定だったからであります。

東京水上バス

メズム東京の最寄駅は浜松町駅ですが、お台場や浅草などを利用する場合は水上バスでのアプローチもおススメです。浅草やお台場発着で知られる東京クルーズ船では浜離宮恩賜庭園か日の出桟橋が最寄りの発着場となりますが、どちらも幾らか歩く必要がありますので注意して下さいね。両国を発着する東京水辺ラインであれば、メズム東京の目の前であるWATERS竹芝に発着場があります。

浜離宮恩賜庭園

周囲を汐留や築地に囲まれた浜離宮恩賜庭園は、東京湾から海水を取り入れ、潮の干満で景色の変化を楽しむ潮入りの回遊式築山泉水庭です。水上バスの発着場は庭園内にあるため、浜離宮恩賜庭園行きのチケットには入園料も含まれています。ここから見るコンラッド東京の景色は有名なアングルですが、南側を見れば同様にメズム東京も見れますよ。

メズム東京は２０２０年４月に竹芝にあるウォーターズ竹芝のタワー棟の高層階にオープンしたホテルで、鉄道の最寄駅は浜松町となります（地下鉄であれば大江戸線・浅草線の大門駅で一番近い駅はゆりかもめの竹芝駅です）。ホテルを一言で言い表せば「個性的」かな。建物の外観だけを見ても北側だけにバルコニーが付いている様ですが東寄りはバルコニーの広さが狭く、西寄りはとても広いなどの特徴があります。レストランも劇場型と称している様に「開演」、「開幕」などの言葉を用い、コースもチャプターで区切りを付けたりもしてますね。そう言えばお部屋のカテゴリーもチャプターで分けているので、チャプター１やチャプター２がどんな部屋タイプかが分かり難く、予約前に色々と調べてしまいました。メズム東京は浜離宮の目の前にありますが浜離宮の出入口からはそこそこ遠く、外周を4分の1程度歩かなければなりません。庭園内でも結構歩いたし、ランチでのビールが旨いだろうな。

今回頂いたのは五感を魅了する本格フレンチ・選べるメイン付ランチコースである「Normandie -ノルマンディ-」です。劇場型レストランと呼ばれるだけあって、コース料理の副題には「Prologue -序幕-」や「Epilogue -終幕-」の様な名が付けられていますよ。ランチの様子は動画でもまとめておりますので、是非こちらもご覧下さいませ。

結構、満足度の高いランチでした。絵的に欲しかったのでメイン料理では肉料理と魚料理をそれぞれオーダーしましたしたが、今回は断然、肉料理の鴨肉が旨かったです。やっぱり食べたいものをオーダーしないと、ちょっと後悔しちゃいますね。

ランチを楽しむと時間は１５時になっており、そのままチェックインできる時間であります。レストランとフロントは同じフロアにあるので、直ぐにチェックインをお願いしました。今回の予約は MARRIOTT BONVOY からで、初めてGOTOトラベルキャンペーンの地域クーポンを受け取りましたよ。しかも１１０００円分もあります。今回の様に東京のホテルに泊まればEVA-CHINは千葉県人なので、仮にクーポンが使い切れなかったとしても、翌日に地元のスーパーに寄って食料品を消費する手があります。さて、今回はどんなお部屋でしょうか。

チャプター２・キング　バルコニー

今回宿泊したのは広さ４４平米の「チャプター２・キング　バルコニー」です。メズム東京ではルームカテゴリを「chapter」と呼び、chapter１～chapter４までありますが、chapter３と４はスイートに割り当てられています。メズム東京では４方向に客室があり、一番おススメする方向は北側（浜離宮側）のバルコニー付のお部屋で、今回がその北側を選択しました。ちなみにクラブラウンジ「club mesm」が利用可能なエグゼクティブフロア(２４階～２６階）もありますが、今回はスタンダードフロアを選択しております。

ベッド

今回はキングベッドでベッド幅は一般的な１８０㎝サイズです。マットレスはシモンズ社製を採用し、羽毛掛は２６５㎝Ｘ２４５㎝のダックダウン９０％でした。早くベッドの上でゴロゴロしたいですが、EVA-CHINは撮影が完了するまで座るのも禁止とするルールがあります。ちなみにターンダウンサービスはスイートかマリオットボンボイのプラチナ会員以上で行われるそうです。

ナイトテーブル

ナイトテーブルはお部屋と合うシンプルなデザインで照明はマスター・ルーム・バスルーム・フットライト・エントランス・タスクがあり、USBポートも完備しています。電話は昔の黒電話を思わせますが実はダイヤルは回らず、数字はプレス式ですよ。タブレットも置かれていて、調光・温度調節の管理、インルームダイニングの注文、ルームチェックアウト（チェックイン時に要登録）や、雑誌・漫画の読み放題サービス、ピアノの弾き方・ハンドドリップコーヒーの淹れ方・抹茶の点て方などが学べる動画といったコンテンツがありますが、WEBには繋がりませんでした。

テレビ

テレビは SONY のブラビアの５５インチ４K液晶で、テレビを手前に引けば画面を左右に向けることも出来ます。クロームキャスト搭載で、YouTubeやAmazonプライムビデオ、Netflix、Hulu といった人気の動画配信サービスを大画面で楽しめるそうですが試しておりません。視聴可能なチャンネル数は、地上デジタルが8チャンネル、ＢＳが１１チャンネル、ＢＳ4Kが６チャンネル、WOWOWが３チャンネルと海外放送が１１チャンネルあります。

ミニバー

キャビネットはミニバーになっていて引き出し上段の中にはブリューティーのティーバッグや猿田彦珈琲のドリップコーヒー、不二家とコラボレーションしたホテルオリジナルの制服をまとったペコちゃんの「ミルキー」と「マカロン」（どちらも非売品）、京都の老舗「舞妓の茶本舗」の抹茶スティックがあります。別の引き出しに茶器と茶筅があるので、本格的に抹茶が楽しめますよ。冷蔵庫の中にはハートランドビール、オレンジジュース、天然水があり、こちらは全てフリーとなっております。

ミネラルウォーター

珍しい瓶タイプですね。「谷川連峰のうるおい天然水」は体に優しい弱アルカリ性天然水で、谷川岳直下の上越新幹線のトンネル内で取水される天然水を活用した従来の大清水（おおしみず）ブランドを通信販売用のミネラルウォーターブランドにしたもので、採水地は群馬県に位置する上信越高原国立公園内にあります。

ウェルカムチョコレート　＆　シャンパン

左のチョコレートはウェルカムで頂いた高級なチョコレートで背景にある白いメッセージカードも実はチョコレートでした。右のシャンパン（MOET)は宿泊プランの特典で付いていたもので、ビールやシャンパンを呑みながら今夜はバルコニーで夜景を眺めようかな。

電子ピアノ

他のホテルでは見た事が無いですよね。カシオのデジタルピアノ「Privia（プリヴィア）」で、高音質なBluetooth内臓スピーカーとしてもご利用可能です。もちろん電子ピアノを弾く事も可能ですがEVA-CHINはその腕はないので、自動演奏を楽しもうかな。ちなみに右のトランクケースは飾りだそうで、中身はもちろん空です。

バルコニー

ここはやっぱりバルコニーがおススメですね。実はこのバルコニーに魅かれて、このお部屋にした理由でもあります。高層階にバルコニーを持つホテルは少なく、東京ではパレスホテル東京も同様ですが、景色も素晴らしく自然の音も感じられる所が好きです。メズム東京は海も近いので船の汽笛や潮の香りがちょっとする点が気に入りました。ちなみにバルコニーがあるのは、この北側のお部屋だけです。

景色

汐留のビル群をバックにした浜離宮恩賜庭園、墨田川、月島のタワーマンション群、遠くに東京スカイツリーも見えます。築地市場は移転により無くなりましたが、この跡地にも何か建つのかな。墨田川に掛かる橋はライトアップするので、夜景も綺麗ですよ。