ザ・ルイガンズ
− ルイガンズ・スイート 宿泊記 (2011年11月宿泊) −
EVA-CHIN : 「誰もいないなぁ」 ここはJR香椎線・「海ノ中道駅」。単線非電化の列車を見送りながらEVA-CHINと嫁さんは駅に降り立ったのであります。海ノ中道駅前には海の中道海浜公園の入口があるものの、平日の為か閑散としておりました。海の中道とは博多湾と玄界灘に挟まる全長約8 km・最大幅約2.5 kmの巨大な砂州で観光施設が多く集まり、休日はそれなりの人手があるとは思いますが流石に平日は静かなものです。海の中道へは博多駅から乗換えが必要なものの列車で約30分の距離なので、福岡市民が気軽にリゾートを楽しめるエリアだと思います。今回宿泊するザ・ルイガンズもこの駅が最寄り駅となっており利用したのですが、実はザ・ルイガンズでは博多駅からも無料の送迎バスを走らせています。今回列車で来たのは、単なるEVA-CHINの趣味の領域だけだったのでありました。 |
海ノ中道駅 ザ・ルイガンズの最寄り駅であるJR香椎線の駅です。基本2両編成の気動車が約30分間隔で運行しています。駅自体は無人駅ですが、駅正面に海の中道海浜公園の入口があり、土・日は賑わうのかな? |
2両編成の列車を見送った後は切符を回収箱に入れて踏切を渡ります。信号のある大きな通りを渡ればホテルの駐車場やロータリーの入口ですが、直ぐ隣にはマリンワールドと呼ばれる水族館もあります。ホテルの正面で周囲の撮影を行いエントランスに近づきましたが出入りする人の姿は無く、そのままホテルの中に進みました。中に入ると開放的なレストランが直ぐ前にありますが、左手にフロントが見えたのでチェックインをお願いすることにします。 EVA-CHIN : 「EVA-CHINと申しますが・・・」 フロントは早速端末で予約状況を確認します。 フロント : 「EVA-CHIN様。スイートルームをご用意しております。」 そうなのです。ザ・ルイガンズで1室しかないスイートルームを予約してみました。値段もそれなりの設定ですが、滅多に行くことが出来ない場所だからこそ、贅沢に楽しんでみたいと思ったのであります。 フロント : 「お名前、ご住所、郵便番号、電話番号のご記入をお願いします。」 レジカードを差し出されて記入を行い、フロントに戻しました。 フロント : 「お支払い方法は如何されますでしょうか?」 EVA-CHINは胸ポケットに入れておいたクレジットカードを差し出しました。最近はカードを直ぐに取り出せるように、チェックイン前に財布から出してポケットへ入れておく様にしています。 フロント : 「ご夕食は18時に鉄板焼きにてご用意しております。」 これは今回の宿泊プランとは別に予約したものです。ホテルの周囲は公園で飲食施設が無いため、最初からホテル内で夕食をとる事にしておりました。ザ・ルイガンズでは洋食の「The lounge On the water」、日本料理の「玄海」、鉄板焼きの「Steak house Medium Rare」があります。本来ならば日本料理を選択するのですが定休日に当たってしまった為、今回は鉄板焼きを選択しました。 フロント : 「こちらは明日の朝食のチケットでございます。」 ちなみに朝食はプラン込みです。 フロント : 「スイートルームのみルームサービスに変更できます。」 それは知りませんでした。悩むところですね。 フロント : 「ご案内に関してはお部屋の中に用意していますので、23時までにドアノブにお掛け下さい。」 後でメニューを比較して考えましょう。 フロント : 「ランチに切り替える事も可能ですので、11時30分から14時までにチケットをお持ち下さい。」 ランチへの切り替えも可能とは選択の幅も広がります。ただ今回は飛行機の都合でランチへの切り替えは断念します。 フロント : 「お部屋までご案内致しますので、お掛けになってお待ち下さい。」 EVA-CHINは嫁さんが座るソファの所まで行き、お部屋への案内を待つことしました。暫くするとフロントでチェックインをしてくれたスタッフが近づき、継続してお部屋への案内となってエレベータホールへと向かいます。 スタッフ : 「本日のご夕食はこの奥になります。正面にスタッフがおりますので、声を掛けてください。」 レストランは1階に集中しており、どのお店に入るのも受付に声を掛けるシステムになっているようです。スタッフがエレベーターのボタンを押すと直ぐにドアが開きました。エレベーターはガラス越しに外が見られる様になっていますが、何故か濃い黄色の色が付いています。 スタッフ : 「7階ですがセキュリティが掛かっておりますので、カードを差し込まないと押せなくなっております。」 7階のルイガンズフロアを含む一部の客室階では、エレベーターにキーを差し込まないと進めないセキュリティが掛かっています。カードを挿し7階を押すとエレベーターは直ぐに反応しました。黄色のガラス越しですが外を眺めながら上がり7階に着くと、スタッフに案内され右手に進みます。ザ・ルイガンズの客室配置は全て博多湾側のオーシャンビューになっている関係で廊下の片側は窓となっており、外を眺めると緑に囲まれた公園の中に先程乗ってきたJR線が走っていました。またホテルの隣には近代的な形をした水族館が近くに見えます。客室では一番奥に当たる705号室が今回のお部屋で、ホテルでは1室しかないルイガンズ・スイートとなります。 スタッフが扉を開き中に入ると、今までとは異なる趣のお部屋が広がっていました。今回宿泊するルイガンズ・スイートの広さは約67平米。2007年8月にリニューアルされたお部屋でメキシコの建築家ルイス・バラガンのオマージュをメインコンセプトとしており、メキシコから取り寄せたインテリアで囲まれております。リビングルーム、ベッドルーム、バスルーム、バルコニーで構成され、ベッドは天蓋付きになっておりました。 スタッフ : 「お部屋でございますが、無料のDVD等もご用意していますので、お電話頂ければお持ちいたします。」 後でDVDのリストを見て、見てみたい作品があったら借りてみようかな。 スタッフ : 「BOSEの音響システムもございますので、ボタンを押して頂けるとシアター調でお楽しみ頂けます。」 テレビの下にBOSE製の音響システムが置いてありました。どんな音質か楽しみですね。 スタッフ : 「冷蔵庫ですが中の飲み物は全てプレゼントとしてご用意しておりますので、乾杯をお楽しみ下さい。」 これはルイガンズフロアならではのサービスの様です。ビールを含むアルコール類も結構ありそうですね。 スタッフ : 「バルコニーに出る際ですが、必ず扉のフックバーをお掛け下さい。」 ベッドルームの隣には専用のバルコニーがあります。海風が強いとその風で扉が閉まり、外からの開閉が難しくなる可能性があるそうです。 スタッフ : 「何かご用命がございましたら、気軽にご連絡下さい。」 一通り説明が終わるとスタッフはEVA-CHINにキーを渡し、お部屋を下がりました。今回は一体どんなステイになるのかな。 |
ルイガンズ・スイート ベッドルーム 7階のルイガンズフロアにあるルイガンズスイートの広さは約67平米。リビングルーム、ベッドルーム、バスルーム、バルコニーで構成され、ベッドルームには天蓋付きベッドが中心に置かれています。2面の殆どが窓なのでとても明るく、ベッドルームからは緑豊かな公園と海、対岸の街並みが綺麗に見えます。 |
ベッド 天蓋付きベッドの広さは、幅180センチ長さ200センチのゆとりある大きさです。最高級綿100%のシーツやデュベカバーは肌触りが良く、羽毛もボリューム感がとてもあるのでEVA-CHIN好みのベッドです。シンプルな色使いのクッションも可愛いですね。ちなみにターンダウンサービスはありません。 |
ナイトテーブル ベッドの両端にあるナイトテーブルは、お部屋に似合ったデザインです。エントランス、ルーム、テーブルスタンド、フロアスタンド、フットの照明とシーリングファン、エアコンの操作スイッチがあります。 |
ライティングデスク ライティングデスクは窓際を上手に使って設けられていました。景色を眺めながら、ゆったりとした時間を楽しむのも良いですよ。 |
リビングルーム リビングルームは壁に沿った長いソファや座り心地の良いチェア等が置かれています。写真左はリビングルームからベッドルームを見たアングルで、テレビの両サイドにある格子状の壁がドアの様に開き、簡単に行き来できます。テレビはリビングルームとベッドルームの間に1台置かれているだけですが回転することが出来、両サイドから見ることが可能です。もちろん、リビングルームでテレビを見ている時は、ベッドルームから見られませんけどね。 |
ロッキングチェア これが実に座り心地が良いです。ご覧の通りチェアの足の下がカーブしているので、ゆりかごの様に揺れます。オットマン付きでデザインも洒落ていますよね。 |
テレビ & DVD テレビは37インチ液晶アクオスで、チャンネル数は地デジ7チャンネルです。DVDプレイヤーもシャープ製で音声はBOSE製のサラウンドシステムに繋がっているので迫力ある音を楽しめます。DVD貸出しリストから無料でソフトも借りれます。 |
パーソナルオーディオ パーソナルオーディオもBOSE製で、音にこだわっている事が分かりますね。BOSE製は小型でも本格的なウェーブミュージックシステムです。 |
ミニバー ルイガンズフロアにある客室は基本的に冷蔵庫にある飲み物は無料です。アルコール類、ソフトドリンク類も比較的種類が豊富にあり、シャンパンもあります。ビールはサントリープレミアムモルツとハイネケンで、見え難いですがグラスも冷やしてくれている所が嬉しいですね。後述するミネラルウォーターに他に、サンペリグリノ(炭酸水)もあります。他にドリップコーヒーや紅茶、スナックが置いてました。 |
ミネラルウォーター ミネラルウォーターは「FIJI」で、ラベルの通り原産国がフィジー、採水地がヤンガラビチレブのミネラルウォーターです。このフィジーウォーターは熱帯雨林に降ったピュアな雨水が数百年かけて火山岩層によってろ過されたものだそうで、鉱泉水となっております。 |
アロマディフューザー アロマディフューザーはエッセンシャルオイルの香りを霧状にして、お部屋に漂わせます。女性には嬉しいアイテムですね。 |
スリッパ スリッパはタオル地スリッパで、写真の様な巾着に入れてクローゼットに置かれています。 |
キー キーはカードキーです。このキーをエレベーターの操作盤に差し込まないと、エレベーターで客室のある7階に行きません。ちなみに誤って差し込み方向を逆に入れてしまったのに気づかず、エレベーターが動かなくてちょっと焦りました。(笑) |
バルコニー バルコニーにはご覧の通りテーブルとチェアがあり、外の風を楽しむことが出来ます。高さは7階ですが周辺は公園のため、割と飛んでいる虫が多いかも。 |
景色 ザ・ルイガンスは全室オーシャンビューなので、客室により高さは異なりますが基本的にはこの様な眺めです。ホテルのある海の中道は玄界灘と博多湾に挟まれていますが景色は博多湾側となり、対岸の博多の街が見えます。遠くに大型船舶、上空には福岡空港に着陸する飛行機が見えるので、結構面白いですよ。正面に広がる芝生や砂浜への行き来は自由に出来ますが、平日だとご覧の通り静かなものです。 |
憧れのホテルにあなたもステイしてみませんか。 |