フォーシーズンズ椿山荘

− スーペリア・ダブル 宿泊記 (2004年2月宿泊) −

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EVA-CHIN   : 「相変わらずだなぁ」

EVA-CHINは坂を登りながら思ったのであります。ここはフォーシーズンズ椿山荘へと向かう坂道・・、ホテルへ向けて続く長い上り坂なのであります。「フォーシーズンズ椿山荘」は緑豊かな椿山荘の敷地に建つホテルでありますが、最寄り駅は地下鉄有楽町線・江戸川橋駅と言う乗り換え線もない地味な駅。しかも長い上り坂を含む徒歩10分程度掛かかる距離のため、一般的には山手線の目白駅からバス又はタクシーを利用されるようですが、歩けるものは歩こうとする習性のEVA-CHIN故、テケテケと上り坂を歩いていたのであります。今、目の前を走りゆく空港リムジンバスがEVA-CHINを追い越して行く所を見ると、やはりホテルへのアプローチ方法として徒歩を選択するのは少数派なのでありましょうか。歩道にはEVA-CHINと同じ様に登り歩く人はいないのであります。しばらく歩いて坂をほぼ乗り切るとそこには椿山荘とフォーシーズンズ椿山荘のゲートがあり、ゲートの中に入るとホテル利用者は左へ、椿山荘利用者は右へと別れるのでありますが、EVA-CHINは今回ホテル利用者なので左へと向かった所、すぐにフォーシーズンズ椿山荘のエントランスに到着したのでありました。エントランスでは2人のドアマンが車が到着したりゲストが通る度に熱心な対応をしており、EVA-CHINもドアマンに出迎えられながらロビーの中に入ったのであります。本日は日曜日なのですが時間の頃合いが良かったお陰か他のゲストの姿は少なく、隣にある椿山荘と言えば関東では屈指の結婚式場なので、この点はちょっと意外だったのであります。エントランスの先にはロビーが広がり、右にも左もカウンターがあって初ステイの時にはどちらに向かうか迷ったのでありますが、さすがに今回は2回目。迷うことなく左手にあるレセプションに向かいました。レセプションではチェックインをするゲストの姿が少なかったので、EVA-CHINは空いている適当なカウンターに向かいチェックインをお願いしたのでありました。偶然かも知れませんが「フォーシーズンズホテル椿山荘東京」のフロントはちょっと他のホテルと雰囲気が異なっており、男性一色のフロントなのであります。女性が一人でも加わればイメージが随分柔らかくなるような気がするのですが・・・

EVA-CHIN   : 「EVA-CHINと・・・・・・・」

EVA-CHINの第一声は見事に声がかすれたのでありました。さすがのフロントでも聞き取れなかった様子のため、再度名前を告げてみます。

EVA-CHIN : 「EVA-CHINと申しますが・・・」

今度はちゃんと聞こえたようです。フロントはテケテケと端末を入力し、情報の確認から始まりました。

フロント   : 「EVA-CHIN様、再度のご来館ありがとうございます。」

今思えば前回利用したのは2年以上前の話ですね。確かにリピートですがかなりのお久しぶりなので、ちょっと恥ずかしい感じです。EVA-CHINがちょこんとお辞儀をするとフロントはレジカードを差し出し、名前と住所を確認してサインのみを行いレジカードをフロントに戻したのでありました。

フロント   : 「本日は825号室ご用意しております。」

ほうほう、今日のお部屋も8階のようですね。前回も確か8階だったの様な気がしますので、この階に縁があるようですね。

フロント   : 「朝食チケットはルームサービスにも変更可能です。」

ちなみに今回EVA-CHINが利用したプランは、一休.comの「スパ&ガーデンビュー」プランであります。このプランは朝食・スパ付のガーデンビュー・シングルユースで28000円という大変お得なプラン。今回はガーデンビューが前提とされているので、自動的に緑豊かな景色を眺められます。

フロント   : 「スパもご利用いただけるのですが、男性用のサウナが故障中でして・・・」

大丈夫ですよ、EVA-CHINにはいらぬ心配ですね。フォーシーズンズホテル椿山荘のスパは有名ですが、恐らく今回も利用せずに終わりそうですから(笑)。ちなみにスパは伊東からタンクローリーで運んでくる本物の温泉を使っているそうで、通常利用するには5000円が掛かるそうであります。フォーシーズンズと言えばスパなのですがEVA-CHINには未だに敷居が高く感じる分野で、一体EVA-CHINのスパデビューはいつになるのでありましょうか。

フロント   : 「ご夕食のご予定は決まっておりますでしょうか。宜しければレストランのご予約を承ります。」

実はいつもの様に決まっていないのであります。しかし前回利用した時に気づいたのですが、FS椿山荘東京周辺の飲食店はこれまた少なく、今回の夕食は問題の一つなのでありました。今回フロントの方に声をかけられ、その時に思ったのであります。実は宿泊する2月8日はEVA-CHINの誕生日。本日で25歳と96ヶ月を迎えた日なのであります。それならば思い切って一人でもホテルでディナーを楽しんでみましょうかね。

EVA-CHIN   : 「では、”みゆき”でお願いしたいのですが・・・・19時で。」

「みゆき」とはフォーシーズンズ椿山荘内にある日本料理レストランであります。フロントは直ぐに「みゆき」へ電話をかけると席の予約をして頂いたのであります。夜の相場が一体いくらかは存じないものの、本日はEVA-CHINの誕生日。後で泣きを見るものの頼もしいカードを持っているので、今夜は豪華に楽しんじゃおうかな。

フロント   : 「お部屋のご案内準備が出来るまで、しばらくお待ち下さい。」

すぐにはお部屋に案内が出来ない様なのでEVA-CHINは直ぐ近くのソファに座り、持ってきた小説を読みながら声が掛かるのを待つのでありました。

ベルガール : 「EVA-CHIN様」

小説の2ページ目を行く前に声が掛かりました。ベルガールに荷物を預けお部屋へと向かいます。エレベータに乗りこんで8階へと向かうのですが、実は今来たロビーは3階。フォーシーズンズ椿山荘は斜面を利用したホテルのようで、ちょっと構造が独特なのであります。8階に到着しベルガールに先導されながらお部屋に向かうEVA-CHINですが、ここまでの過程でベルガールからの情報の引き出しは一切無く、ちょっと予想外に思いながらお部屋の中へと入ったのでありました。

ベルガール : 「お荷物はどちらに置きましょうか?」

お部屋の中に入り、ベルガールに荷物を適当な所に置いてもらいます。

ベルガール : 「コートをお掛けしましょうか?」

EVA-CHINは着ていたダッフルコートを脱いでベルガールに渡すと、ベルガールがコートをクローゼットに掛けました。

ベルガール : 「ご存じだと思いますが、後でおやすみの準備がまいりますので・・」

とベルは語ると、お部屋を下がったのでありました。

ベルガールが下がった後お部屋を眺めてみますと、今回利用するお部屋は数々の雑誌でよく見る標準的なスーペリア・ダブルであります。三角に飛び出した大きな出窓が実に開放感を感じられます。窓の先には緑が広がり都会とは思えない景色と池袋のサンシャインビルが重なり何とも面白い構図です。ベッドルームは前回宿泊したお部屋とはちょっと色使いが変わっており、ベッドカバーがブルー系、ソファがクリーム系になっておりました。前回はコネクティングルームだったのでちょっと特殊だったのかも知れませんが、ライティングデスク位置も異なっておりました。ソファは2つで変わりはありませんが、ツインルームの場合は1つしか無いとも聞いております。どちらにしても十分広くくつろげるお部屋で、今回のホテルステイも楽しめそうであります。


ベッドルーム

今回の宿泊は前回と同じく8階の庭園側。ベッドルームの色調はブルー、ベージュ、セラドンと3種類あるそうですが、今回宿泊したお部屋はブルー系です。前回はコネクティングルームだった為、若干家具の配置が異なっております。


 

ベッド

とても寝心地の良いFS椿山荘東京のベッドはターンダウンが完了するとベッドカバーが外されます。ベッドの上に乗るトレイは、ランドリーバックとシューシャイン用の袋、朝食の注文カードでターンダウン前は浴衣と同じ引き出しに入ってます。


ナイトテーブル

ベッドサイドにあるパネルは室内灯の操作の他に、カーテンの開閉、「Do not Disturb」のスイッチもあります。時計は反対側のナイトテーブルに置かれておりました。陶器製の重厚感あるスタンドのスイッチは、寝ながら操作出来るようになっており、クーラーの操作をのぞけば、全て集中されている感じです


ソファ

ソファはとても重厚感のあるソファで、前回宿泊したソファとは色も配置も異なっておりました。


ライティング・デスク

ヨーロピアン調のライティングデスクは、とてもお部屋にあったデザインをしております。前回はコネクティングルームのドア付近に当たるため窓際にデスクがありましたが、恐らくこのポジションが標準の位置だと思われます。


テレビ

テレビは重厚感ある家具に収められています。25型のブラウン管タイプで、テレビ16チャンネル、BGM2チャンネル、ホテル3チャンネルと有料チャンネルを備え、リモコンの操作性も良かったです。ちなみに浴衣はこの家具の中に収納されています。


オーディオ

前回には見られなかった設備で、CD・MDを流すことが出来ます。


 

ミニバー

ミニバーの品揃えはとても豊富で、最高値はシーバスのハーフサイズで5000円。基準としているビールは缶ではなく全て瓶で容量は334mlの小瓶サイズですが、価格は1本700円です。冷蔵庫には国産3種(アサヒ・サッポロ・サントリー)各2本ずつあります。無料のお茶セットは、煎茶、ほうじ茶、ウーロン茶が用意されています。


キー

キーはカードキーで、ダークグリーンの格好いいキーです。尚、今回のプランでは朝食券も付いており、ルームサービスの切り替えも可能になっておりました。


浴衣

テレビが収納されている家具の中にあります。ナイトシャツではなく浴衣でした。


スリッパ

スリッパはEVA-CHIN が好きな、お持ち帰り可能の白いスリッパでした。袋は巾着タイプで変わりありませんが、ロゴが抜けてしまったような・・・


並ぶ窓・窓・・・・

特殊な構造の為、窓から他の客室が見えてしまうのがちょっと残念ですね。


景色

景色は大きく分けると二つあり、写真のような庭園側と街側になっています。薄くてよく見えませんが後方には池袋のサンシャインが見えます。緑に囲まれているので夜は暗くなりますが、左手にある塔がライトアップされるので結構綺麗です。

憧れのホテルにあなたもステイしてみませんか。

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