三重県賢島にある高級旅館・「ばさら邸」。今回で2回目の宿泊となりますが、お部屋を変えて楽しみたいと思います。賢島は近鉄線の終着駅で、名古屋・京都・大阪(なんば)からの近鉄特急が便利です。途中駅には松坂牛で有名な松坂、伊勢神宮で有名な伊勢市や宇治山田、鳥羽水族館で有名な鳥羽があり、色々観光も楽しめるエリアですよ。先ずEVA-CHINは途中の伊勢市駅に降り立ち、名物の伊勢うどんを楽しみます。


伊勢うどん

三重県伊勢市を中心に食べられるうどん料理の一種で、柔らかい太麺と溜まり醤油をベースにしたタレが特徴です。今回訪れたのは伊勢市駅から200m程の距離にある「山口屋」さん。伊勢神宮の外宮も徒歩で行ける距離なので、ここで名物を食べてみては?


さて、伊勢市駅から近鉄特急に乗って終点の賢島に向かいます。今回 EVA-CHIN が持っている切符は、「まわりゃんせ」と呼ばれるパスポートです。近鉄・名古屋/京都/大阪からの往復と松坂〜賢島間の特急が乗り放題、鳥羽水族館や志摩スペイン村を含む近隣の観光施設の入場も出来る便利なパスポートで9800円ですよ。近鉄特急にも気軽に乗れるので、2泊3日以上なら絶対お得な切符です。

近鉄賢島駅から送迎依頼の電話を掛けます。ばさら邸は賢島駅から車で5分程度の距離と短いため、送迎依頼は駅に着いたら宿に連絡するスタイルになってます。EVA-CHINは乗ってませんがホームには観光特急「しまかぜ」が2本停車しており、ちょっと撮影してから改札に向かいました。そしたら既に宿の人が改札で待っていたのであります。どうやら同じ電車で到着した先客が連絡していたようで、送迎車がEVA-CHIN達が出てくるまで待っていたようなのです。相乗りとはなりましたが車はセンチュリーなので余裕がありますね。車で5分ほど揺られれば宿に到着であります。


近鉄観光特急・「しまかぜ」

今回は乗車していませんが、追加料金を払えば「まわりゃんせ」で「しまかせ」も乗れます。また伊勢志摩ライナーのデラックスシートもちょっとの追加料金でゆったり座れて利用出来ますよ。


宿のスタッフに迎えられ、エントランスを通ってロビーに腰掛けます。ここでウェルカムのお菓子を頂いてちょっと寛ぎ、チェックインの続きも行いました。一息したら客室へと案内をしてもらいますが、案内する方向はロビーの奥ではなく、先ほど通ったエントランスを通って外に戻ります。

「汀渚 ばさら邸」は2回目の宿泊ですが従来のお部屋も近年全てリニューアルしただけではなく、新規には離れの別邸・「vajra スイート」をオープンさせました。今回宿泊する「花の冠」はその一つで、宿に沿って歩いた高台にあります。その途中には新たに誕生したラウンジ「時の家aoi」と貸切風呂「月の宮」があり、「vajra スイート」の新客室3室と共に敷地を広げたようです。前回来た時にはここには何も無かったのにね。今回宿泊する「花の冠」は「vajra スイート」の中でも一番奥の高台にあり、スロープや階段もありますが、先ずは長めの結構な急坂がEVA-CHINと嫁さんを歓迎してくれたのであります。


ロビースペース

チェックイン・アウト時に使用するロビースペース。このスペースは前回と変わらない感じですね。


vajra スイート

ちょっとした高台に設けられた新客室・vajra スイート。今回宿泊する「花の冠」や「翔の冠」、メゾネットタイプの「月の冠」の3種のお部屋があります。


「vajra スイート」は並びあった戸建てスタイルのお部屋で、「花の冠」の第一印象は広くて綺麗ですね。天井も高く、リビング、ベッドルーム、バスルーム、広々したテラスで構成されたお部屋で、ゆったりと過ごせます。周囲を見渡すと特徴的なのがタブレットですね。宿の情報がすべて入っているだけではなく、このタブレットを通じて貸切風呂の予約ができますよ。1回目の予約は好きなタイプ、時間を直ぐに選べますが、先着順になるので気になる貸切風呂があるならチェックイン直後に予約を行った方が良いです。2回目は一定の時間が過ぎた後に予約が可能になるので、出来るだけ公平性を保てるようになっている事が分かりますね。なので一つ目は16時に「月の宮」、二つ目は暫く待って、翌日午前6時から「天の鏡」を予約しました。貸切風呂は50分制で10分清掃の1時間サイクルとなっており、貸切風呂を出る際は備え付けの電話で出る旨を伝えます。そしてもう一つ、タブレットを見ていると追加料金で夕食を更に華々しくなることに気づきました。目に入ったのはお造りの追加注文で、早速電話をしてお願いをします。それにしても、貸切風呂へ向かう前に色々やることがあるなぁ。早く撮影しないと間もなく貸切風呂を予約した時間になっちゃうな。


花の冠

花の冠の部屋番号は301号室です。


花の冠

「花の冠」は占有面積130平方メートル(内テラス50平方メートル)。ベッドルーム・和室リビング12.5畳・サンルーム・内風呂・寝湯付露天風呂の構成です。


ソファ

天井が高く、ハイセンスな家具なら並ぶお部屋。手前にあるソファのユラユラ感が気持ちが良いですよ。リビングルームからベッドルームへは、ソファ脇の両サイドから行き来できます。


ソファ

足の延ばせるゆったりとしたスペースもあります。


テレビ & CDプレイヤー (リビングルーム)

テレビはシャープ製の46インチ液晶アクオスで、地上8チャンネルを楽しめます。ステレオは marantz社製 プレミアムオーディオCR201です。スピーカーによる迫力ある高音質再生ボディ左右のスピーカーと背面のスーパーウーファー、合わせて3つのスピーカーがあります。


ミニバー

カートリッジ式コーヒーマシンはキューリグです。カートリッジは炭焼珈琲、有機栽培珈琲。大和園緑茶、大和円烏龍茶、リプトン紅茶がありました。また冷蔵庫内は全てフリーになっており、スーパードライ、ウメッシュ、奥会津天然炭酸の水、伊勢茶、なっちゃん(りんご・オレンジ)が入ってました。器もお洒落ですね。


ミネラルウォーター

ミネラルウォーターは「熊野古道水ナチュラルミネラルウォーター」で、採水地は三重県尾鷲市名柄町です。


タブレット & TEL

宿の情報はタブレットに入っており、貸切風呂の予約も直ぐにタブレットできます。これから先は徐々にタブレット化になって行くのですかね。電話機もお洒落な機種を選びますよね。


ベッドルーム

ベッドルームも畳の上にベッドがありますが、ヘッドボードのデザインを見ても分かる通り、洗練された空間です。ライティングデスクやブルーレイドライブ内臓の液晶テレビも置いてあり、とても落ち着くスペースですよ。


テレビ (ベッドルーム

ベッドルームにはブルーレイを内蔵した26インチ液晶アクオスがあります。やっぱり、リビング&ベッドルームに各1台はテレビが欲しいですよね。


ライティング・デスク

ベッドルームにはライティングデスクがあります。畳の上のデスクも良いですね。


パジャマ

パジャマがベッドの上に置いてありました。浴衣よりパジャマの方が好きなので助かるな。


キー

キーはシリンダー式の古風な感じ。でも旅館は浴衣で移動するので、ちょっと重みがあった方が扱いやすいのかも知れませんね。


続いてバスルーム、テラスのご紹介です。バスルームやテラス、客室専用露天風呂の構成は各お部屋によってデザインが全く異なりますので、ばさら邸を予約する際は公式サイトを見てお部屋をじっくりと比較してくださいね。


バスルーム

洗面台・浴室・客室専用露天風呂と動線が綺麗に出来ています。vajra スイートの中で内風呂にバスタブがあるのも、「花の冠」の特徴だそうですよ。


洗面台

洗面台はダブルシンクではありませんが重厚的で広々しており、沢山のバスアメニティが置かれています。シンクもお洒落な形ですね


バスアメニティ

バスアメニティは色々と用意されています。洗面台にはシェイブクレンジング・アフターシェイブローション・ヘアトニック・ヘアリキッド・メイククレンジング・フォーミングウォッシュ・モイストウォーター・モイストミルク・歯ブラシ・シャワーキャップ・コットン・綿棒・ヘアゴムがあります。ちょっと特別なブランドとしては、石鹸・シャンプー・コンディショナー・スキンボディシャンプー・スキンローションがタルゴでした。内風呂には別ブランドでボディソープ・シャンプー・コンディショナーがポンプ式で置かれています。


タオル

タオルのデザインも格好良いですね。バスタオル4、フェイスタオル4あります。


バスローブ

バスローブはロゴもなくシンプルなスタイル。最近のハイセンスな旅館ではバスローブを置く所が増えてきましたね。


内風呂

花の冠の内風呂スペースは洋式ですね。シャワーヘッドが大きく2種の水流が楽しめます。写真には写っていませんが、バスタブにもシャワーが付いており、こちらはマイクの様な形のヘッドです。外に専用露天があるので、今回はシャワーだけしか使いませんでした。


テラス

花の冠のテラスは広く約50平方メートルあります。専用露天風呂にゆったりとしたソファ、サンルームまである贅沢な空間です。


客室付露天風呂

テラスにある専用露天風呂は2人で入っても十分な広さです。天井には屋根があるので、横風が無ければ雨でもお湯を楽しめます。お湯が濁っているのは、宿の名物・シルキーバスで、マイナスイオンを帯びた超微細気泡が全身を潤してくれますよ。客室付露天風呂にシルキーバスが入るお部屋は限られているので、ちょっと贅沢ですね。


ソファ

テラスにある大きなソファは足を伸ばせるだけの大きさがあります。季節が良い日にはここで自然を感じながらゴロゴロするのも贅沢ですよ。ちなみにこのソファにも座りたくて、このお部屋を選んだ理由の一つでもあります。


サンルーム

独立した個室でサンルームがテラスにあります。エアコンがあるものの、冬以外の季節はかなり高い室温になるかも。


景色

木々の合間から英虞湾が望めます。英虞湾は静かな海なので波音はまったく聞こえず、木々から奏でる風音が聞こえる環境です。



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