ザ・リッツカールトン大阪

− クラブフロア・スーペリア・ダブル 宿泊記  (2006年10月宿泊) −

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EVA-CHIN :「大吉だー!」

ここは京都にある貴船神社。夏の川床で代表される貴船にあり、「えんむすびの神様」で知られる有名な神社であります。水の神様として古来から信仰されている貴船神社は、京都にある京阪線出町柳駅から叡山電鉄に乗って約25分、更にバスへ乗り換えて約5分の距離にあり、「水占みくじ」と呼ばれる面白いおみくじがあります。手に取った時には何も書かれていない紙が、境内の霊泉に浮かべると文字が浮かび上がる不思議なおみくじで、今回はこのおみくじをやってみたく足を延ばしたのでありました。早速選んだおみくじを水に浮かべ暫らく経つと文字が浮かび上がりEVA-CHINは運よく大吉が出たのですが、その内容を詳しく読んでみると実に気になる文言が書かれていたのであります。

EVA-CHIN :「旅行 つれの人に注意!?」

正に今は旅の最中、もちろん「つれ」は嫁さん一人。この後がちょっと心配になるEVA-CHINなのでありました。


水占みくじ

貴船神社にある「おみくじ」で霊泉に浮かべると文字が浮かび上がり、乾くと文字が消える不思議な「おみくじ」です。貴船神社は叡山電鉄貴船口からバスで5分。ただし、冬季はバスが運行されていないのでご注意を。


旅行・つれの人に注意

これは一体何を意味するのでしょうか・・・


ちなみに嫁さんは・・・・

学問が「危ふし!」だそうです。


さて、貴船神社の後は奥の院魔王殿、鞍馬寺、由岐神社に行って叡山電鉄鞍馬駅に向かいます。簡単に「行って」と表現しましたが実は鞍馬山越えの険しい山道であり、足場も悪く女性の方は履物に注意をする必要があるのです。

嫁さん : 「キャー」

その履物に問題のあった嫁さんが、EVA-CHINへ覆いかぶさる様にぶつかって来たのであります。幸い下り坂でEVA-CHINが前を歩いており、嫁さんが転ぶ前に抱え込む事が出来ましたが、逆の位置であれば大変危険な状態でした。

EVA-CHIN : 「あれ!?占いが当たったかな?」

貴船神社の凄さをすぐに実感したEVA-CHINなのであります。
鞍馬山を下りた後、EVA-CHINと嫁さんは叡山電鉄鞍馬駅から電車に乗り、京阪線出町柳駅経由で大阪に向かったのでありました。


叡山電鉄

叡山電鉄は京都・出町柳から八瀬比叡山口を結ぶ本線と宝ヶ池から鞍馬まで結ぶ鞍馬線で構成されていますが、出町柳駅から直通で鞍馬駅まで行くことが出来ます。「デオ900系」と呼ばれる電車は愛称が「きらら」と呼ばれ、大きな窓と外に向けられた座席配置で観光に適していますが、EVA-CHINは一度も乗った事がありません。


大阪駅に到着した後はいつもの地下街を通ってホテルに向かい、最近ではお決まりになった地下のエントランスから入ってエレベーターで1階へ向かいました。フロントに近づくとすぐにベルが対応し、荷物を預けてフロントに名前を告げると端末を操作してEVA-CHINの情報を引き出します。

フロント : 「クラブフロアのご予約ですので、34階にご案内します。」

今回の予約は一休.com経由にてクラブフロアをお願いしました。前回は一般フロアに宿泊しましたが嫁さんに感想を聞いてみると、やはりクラブフロアの方が好きなようで、今回は迷う事無くクラブフロアの予約をしたのであります。

ベルはEVA-CHIN達の重いキャリーケースを床へ付けないように運びながら、エレベーターホールへと案内をしました。既に旅は3日目でありお土産の他にもミネラルウォーター等の水物も入っていたので、もしかしたらその重さに驚いたかも知れません。エレベーターに乗るとベルとはリニューアルされたお部屋の話題になりましたが、EVA-CHINがステイした2006年10月の段階ではまだ一部の一般フロアのみしかありませんでした。順次改装されていくそうなので、次回の宿泊時にはリニューアルルームが楽しめそうな感じであります。

34階に到着するとクラブラウンジに案内されて、こちらでチェックインの手続きを行い始めます。

コンシェルジュ : 「何かお飲み物はいかがですか?」

席に案内をしたコンシェルジュが、EVA-CHINと嫁さんに飲み物を勧めてくれました。山登りをした後でもあり思わずビールと言いたくなりますが、オレンジジュース、グレープフルーツジュース、コーヒー、紅茶を案内してきたのでEVA-CHINと嫁さんは共にオレンジジュースをお願いし、同時に持ってきたレジカードの内容を確認してサインをします。

コンシェルジュ : 「ご説明は不要だと思いますが、お渡し致します。」

コンシェルジュはクラブラウンジの案内書をEVA-CHINに手渡します。

コンシェルジュ : 「駐車場のご利用は・・・・無いですよね。」

過去の履歴から宿泊する環境は分かっているので、色々と気を使ってくれながら確認していきます。

コンシェルジュ : 「お部屋の準備は出来ておりますので、いつでもお声を掛けて下さい。」

チェックイン手続きはすぐに完了しました。まだオレンジジュースは残っているので暫らくラウンジにおりましたが、リフレッシュメントの時間も近づいてきたので、早々にお部屋の案内をお願いします。コンシェルジュはEVA-CHINと嫁さんをエレベーターホールに案内をし、35階へと向かいました。

コンシェルジュ : 「本日はこれから何処かお出かけですか?」

EVA-CHIN   : 「ラウンジにお伺いするくらいですね。」

もう既に出かける余力はほとんどありませんね。ラウンジでお酒を飲んでしまったら、疲れがどっと出るかもしれないです。

コンシェルジュ : 「本日はお休みですか?」

EVA-CHIN   : 「仕事上、平日に休みが取れるもので。」

コンシェルジュ : 「では、この前の3連休はお仕事でしたか?」

EVA-CHIN    : 「はい。」

当時は変則勤務で偶然土日に休みが重なる場合もありましたが、結構稀でした。でも現在は残念ながら平日休みが過去の話になっております。実はEVA-CHIN、2007年1月に異動して現在は日勤勤務になり、生活リズムは良くなりましたがホテルステイの観点から考えると結構痛手なのであります。もしかしたら、今後のホテルステイにも影響が出て来る可能性があるかも知れません。
35階に到着した後、コンシェルジュの後ろを歩きながらお部屋に向かっていると・・

コンシェルジュ : 「あら!?」

コンシェルジュはお部屋の番号を見間違えたのか向かう方向が誤りと気づき、途中で引き返しました。手馴れたコンシェルジュの方でも間違える事があるのですね。

コンシェルジュ : 「本日は南東側の角部屋でございます。」

えっ、角部屋!?おかしいですね。今回はデラックスではなくスーペリアのお部屋です。コンシェルジュがドアを開き中に入ると、いつものスーペリアとは異なる独特レイアウトに気づきました。リクエストはして無いのですが、「ザ・リッツカールトン大阪」に18回目の宿泊にして、初めて各フロアに2部屋しかないスーペリアに通されたのであります。

今回宿泊するスーペリアルームは建物の中央に位置する独特なレイアウトを持ったお部屋です。扉を開けるとプライベートバーがあり、右側がベッドルーム、左側にバスルームが配置されております。ベッドルームはスーペリアにして角部屋でもあり、東側と南側の景色を楽しむ事ができますが、お部屋の形は四角ではなくちょっと複雑です。過去に反対側の位置にある同じスタイルのデラックスルームに宿泊した事がありますが、比較をすると今回の方がベッドルームとしては一回り小さく、その関係からスーペリアルームに設定されたのかも知れません。スーペリアにしては独特なレイアウトですが、割とこの部屋タイプを好むゲストの方が多いとも聞いております。ちなみに荷物は既にお部屋へ運び込まれておりました。

コンシェルジュ : 「お天気が少し悪くなったようですね。」

嫁さん      : 「明日のお天気はどうですか?」

コンシェルジュ : 「後でお調べいたします。」

コンシェルジュ : 「夕刊をご入用でしたら、お持ちしましょうか?」

EVA-CHIN    : 「いらないです。ありがとうございます。」

コンシェルジュ : 「明日はどちらにお出かけですか?」

EVA-CHIN      : 「明日は帰るだけなんです。」

コンシェルジュ : 「お部屋のご説明をしましょうか?」

等など会話を交わします。お部屋の説明は不要と伝えると、

コンシェルジュ : 「エアコンは如何されますか?ただいま25度で設定されていますが」

大変色々と気を使って頂いた後、コンシェルジュは部屋を下がりました。

EVA-CHINはラウンジへ向かう前にお部屋の様子を写真に撮ります。すると部屋の電話が鳴り出し、EVA-CHINは直ぐに受話器を取りました。相手は先ほどのコンシェルジュでしたが、一体何でしょうか?

コンシェルジュ : 「明日のお天気は、晴れでございます。」

ご丁寧にありがとうございます。そう言えばお部屋の案内をして頂いた時に、「後で調べる」と言っていましたね。恥ずかしながらEVA-CHINはこんな短時間で、既に忘れていたのであります。お部屋の写真を一通り写した後は、本日楽しみにしていたラウンジへ向かう事にしたのでありました。

※写真とコメントは過去の宿泊記を引用しているものがあります

 

ベッドルーム

今回利用したお部屋は35階クラブフロアのスーペリアルームです。お部屋の形は歪ですがデラックスと同じく角に窓を持ち2方向の景色が楽しめるので、隠れた人気があります。部屋番号末尾は「11」番と「12」番で各階に2部屋しかなく、反対側の部屋番号末尾「01」番と「23」番はスペースが広いのでデラックスに割り当てられています。


 

ベッド

リニューアル前のお部屋なので、前回と同じです。左がターンダウン前、右がターンダウン後のベッドになります。一般フロアとクラブフロアに違いが無いように見えますが、クラブフロアでは寝心地が柔らかなフェザーベッドを採用しており、更にリネンの肌触りも上質なものになっている様な感じが致します。リニューアルされたお部屋のベッドの寝心地はどんな感じなのかな?


ナイトテーブル

EVA-CHINの経験上では全てのお部屋が同じタイプです。ボタンも大きくて分かりやすく、レースカーテンと遮光カーテンをそれぞれ電動で操作することが出来ます。


ソファ

オットマン(足乗せ)付きのソファの座り心地は実に素晴らしく、とてもリラックスできます。ちなみにリニューアルされたお部屋では、ソファとソファテーブルが変わっています。


ライティングデスク

ヨーロピアンクラシックの重厚なライティングデスクでレター類やソーイングセット、ホテルの案内等の情報が沢山つまっており、クラブフロアではFAXが置いてあります。今回のお部屋はデラックスの様に窓の側にデスクが配置されておりました。


テレビ & CD・MDプレイヤー

テレビはブラウン管タイプのワイドテレビですが、リニューアルされたお部屋は液晶テレビに変わっております。一般・BSが17チャンネル、ラジオ・音楽6チャンネルです。またクラブフロアではテレビの上にMD・CDプレーヤーが置いてあります。


 

ミニバー

今回の紅茶はダージリン、イングリッシュ・ブレックファースト、アールグレイの3種でコーヒーはモカとマイルドブレンドが用意されておりました。基準としている缶ビール(350ml)1本のお値段は945円(税込900円)。国産4種(スーパードライ、モルツ、ラガー、エビス)と海外(ハイネケン)1種があります。特に前回と比較して変更点はありません。


FAX

クラブフロアではライティングデスクの上にFAXが用意されております。EVA-CHINは一度も使用したことがありませんが・・・。リニューアルされたお部屋では、電話もコードレスに変更されているみたいです。


ウェルカム・フルーツ

今回は柿とブドウを用意してくれました。ただ柿が硬すぎて、ちょっと大変だったな。


スリッパ

スリッパは前回と変わらないです。リッツのロゴや縁に色が付いたデザインには、とても素敵ですね。でもこの様なスリッパって、使用後は廃棄されちゃうのかな?


 

景色

今回はスーペリアですが、東側と南側の景色を楽しめました。ただし建物の構造的な特徴で、通常のデラックスより視野が狭く感じます。正確に言えばスーペリアから眺める東側と南側の中間と言った方が良いかもしれません。


部屋番号を見てみると・・・

今回宿泊したのが「3511」号室です。エレベーターを挟んだ反対側(末尾01番・23番)も同じタイプに見えますが、こちらは少し広めなのでデラックスになっています。ちなみに末尾06番と18番はスイートで02番、10番、14番、22番がデラックス。05番、19番がシャワーブースが無いちょっと狭いスーペリアだと見てとれます。ダブルとツインの割合は分かりませんが・・・


入口

バスルームを背後にして写した写真です。奥に見えるのがベッドルーム、左側にはミニバーの冷蔵庫があり、右側にある扉がお部屋の入口になっています。


憧れのホテルにあなたもステイしてみませんか。

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