ザ・リッツカールトン大阪
− スーペリア・ダブル ( 2003年9月宿泊 ) −
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新快速電車に揺られながら大阪駅へと向かうEVA-CHIN。自分の計算が思いのほか甘く、少し反省をしながら本日の行動を思い浮かべていたのであります。 EVA-CHIN : 「比叡山に行くには時間が足りなかったかな・・・」 昨夜は「ハイアットリージェンシー大阪」に宿泊してお昼近くに出た為、比叡山観光には少し無理があったのであります。EVA-CHINは「中ふ頭」から住之江公園経由で「西梅田」に出た後「大阪駅」のコインロッカーで荷物預け、「淀屋橋」から京阪線で「出町柳」、叡山電鉄で「八瀬比叡山口」、ケーブルとロープウェイを乗り継いで山頂へ、その後何を血迷ったか山道をハイキングして延暦寺東塔に出てみると拝観する時間も無くなり、そのまま泣く泣く坂本ケーブルの山頂駅に行く羽目になったのであります。日本一の長さを持つケーブルカーで下山すると、そこは琵琶湖畔の街・石山であり、その後「京阪石山」、「浜大津」、「京阪山科」経由でJRに乗り換えたのでありました。これは明らかに観光と言うよりは「乗り回し」だったのであります。でも次回比叡山へ行く際の下見と思えば、今回の比叡山ハイキングは有意義でもありましたのでEVA-CHIN的には良しとしましょう・・・・と心に思うEVA-CHINなのでありました。 さて、新快速電車は新大阪駅を出て淀川を渡ると間もなく大阪駅に到着します。大阪駅では一番神戸側の桜橋口から改札を出た後、預けた荷物を取り出して地下通路からハービス大阪へと向かいました。時刻はサラリーマンやOLが帰宅を急ぐ夕刻で地下通路内には沢山の人達が歩いておりましたが、何度かこの地下通路を歩いていく内に迷うことも少なくなった感じが致します。EVA-CHINはいつもと同じコースでハービスのオフィスエントランスすぐ近くにあるエスカレータを利用して地上へ出た後、LANVIN横のエントランスからリッツに入りましたが、徒歩で到着の場合はやはりメインエントランスから入る勇気は未だに無いEVA-CHINなのでありました。 「ロビーラウンジ」の前を通っても、本日は平日の為か割と閑散としておりました。珍しくロビーのソファには誰もおらず、フロントでも他のゲストの姿はありません。最近日曜日での宿泊が多かったこともありここまで静かなロビーを見るのも久しぶりでしたが、やっぱりリッツの様な雰囲気をもつホテルは、静かなロビーの方が似合う気もいたします。フロントに近づくとすぐ近くにいたベルガールから声が掛かります。 ベルガール : 「ご宿泊でしょうか?」 EVA-CHINは宿泊の旨と名前を伝えて荷物を渡すと、そのままカウンターに通してもらいました。フロントで対応して頂いた方も女性で、テケテケとEVA-CHINの予約内容を確認致します。 フロント : 「EVA-CHIN様、スーペリアの禁煙をお取りしております。」 今回の予約はJTB経由なので「禁煙」のリクエストはしておりませんでしたが、宿泊履歴で自動的に禁煙ルームを取って頂きました。そしてレジカードの確認とサインを記入すれば、スムーズにチェックイン業務は完了します。この様なスムーズなチェックインでも、実はEVA-CHINの目はフロントの方の手を見ていることが多いです。やっぱりお部屋番号が妙に気になるためで、キーや朝食券に書かれる数字をついつい読みとってしまい、お部屋へ案内される前に「3217」号室であることが分かりました。 フロント : 「お部屋にご案内致します。」 フロントはベルガールにキーと朝食券を預けると、EVA-CHINはベルガールと共にエレベーターホールへと向かいました。 ベルガールと共にエレベーターへ乗り込むEVA-CHIN。このクラスのホテルは無口なEVA-CHINに対しても、色々と話しかけてくれます。この会話にはホテルの案内と共に顧客の好みを引出す大切な場でもあるのです。 ベルガール : 「本日は32階となっております」 うんうん、久しぶりの高層階ですね。EVA-CHINの過去の履歴を見て頂ければ分かると思いますが、クラブフロアを除けば何故が29階以下のアサインが多いのであります。やはり今までリクエストを特にしていない為でしょうか。 ベルガール : 「本日はお仕事を終えられて・・・・・・」 EVA-CHIN : 「いえいえ、お休みなので遊びに参りました。」 もちろんEVA-CHINの仕事ではリッツの様な高級ホテルには泊まれません。EVA-CHINはある意味「旅」もお仕事ですから、間違ってはいないのですが・・・(笑) ベルガール : 「それにしてもお暑いですね〜」 EVA-CHIN : 「ホントに関東と関西とでは差が激しいですね。」 ベルガール : 「新幹線で2時間半程度の距離なのに不思議ですね。」 ちなみにEVA-CHINが宿泊した時は関東では肌寒く、関西では暑い日が続いていた時であります。 ベルガール : 「ところで、プールはいつもご利用なさいますか?」 客室へ案内される度にオススメされますが、実はEVA-CHIN、一度も利用したことはありません。 EVA-CHIN : 「特に利用をする予定は無いのですが・・・」 ベルガール : 「実はただ今工事中でして、ご利用頂けないもので・・・」 そうなのね。またオススメかと思ってしまいました。そんな会話をしている内に本日のお泊まりするお部屋に到着したのであります。早速ベルガールに鍵を開けて貰うEVA-CHIN。いつも見慣れたベッドルームの奥に、あまり見慣れない景色が広がっていたのであります。 ベルガール : 「本日のお部屋は南側になります。」 お〜!やっとアサインされた南側。南側は人気の方向らしく、EVA-CHINは殆どアサインされない方向でありました。しかも今回は32階の高階層なので、今夜の夜景は実に楽しみであります。ベルガールは景色の案内もしてくれました。 EVA-CHIN : 「目の前の工事中のビルが、邪魔になってきましたね。」 リーガロイヤルの東側、リッツの南側で見える工事中の高層ビルがあるのですが、関西へ訪れる度に高くなっていきます。既に40階近い高さになっており、もしかしたらリッツを超える高さになるのかも知れません。 ベルガール : 「ここまで高くなるとは聞いてはいなかったのですが・・」 リッツがオープンした当初では、現在の様な高いビルは少ない状況でした。その後西側には「オオサカ・ガーデンシティ」が完成し、南側には上記のビルが工事中、北東の方向にはハービスを更に工事中で、年々景色が変化してしまう感じであります。ちなみにハービスの増設工事が完成すると京橋にある劇団四季がこちらに来るとのことでありました。更にベルガールはリッツにはヘリポートがあることを教えてくれました。外から見ると平らな面が無くヘリポートがあるとは思えませんでしたが、丸い独特の屋根は可動式になっており開くことが出きるそうであります。定期点検等の際に開けることがあるそうですが、関係者すら目にすることは少ないとの事でありました。 ベルガール : 「堂島川サイドの夜景が特に綺麗ですよ。」 ベルガールが指す堂島川のサイドは、ちょうどリーガロイヤルホテルの前辺りでありました。確かに道路を照らす照明が一列に並んで、川面に反射すれば一層綺麗でしょうね。 EVA-CHIN : 「でも、手前にある整地にビルが建つと見えなくなるかも知れませんね。」 ベルガール : 「そうですね・・・・・」 何年後の話かは分かりませんが、ある地図を見ると市立近代美術館建設予定地となっておりました。福島駅に近い位置ですから、整地の状態で終わるとは考えられません。 ベルガール : 「ところで、高いお部屋はお好きですか?」 EVA-CHIN : 「はい、大好きですね。」 ベルガール : 「ではその旨を登録しておきます。」 これで次回以降は高い階をアサインされそうです。それにしても逆に低い階を好んでいる方がいらっしゃるのでしょうか? ベルガール : 「携帯の電波の関係で、低い階を好まれる方も多いですね。」 なるほどねー。でもEVA-CHINには無縁の話ですね。携帯には滅多にコールは来ませんから(笑)。しかも今時メールが出来ない携帯なんて珍しいでしょ? ベルガール : 「オレンジジュースをお持ちしても宜しいですか?」 EVA-CHIN : 「お願いします。」 ベルガールがお部屋の外へ出たところで、EVA-CHINはもう一度お部屋を全体的に眺めてみます。今回のお部屋は32階南側のスーペリアルーム。構造上で若干平米数が落ちた40.5平米タイプです。やはりウェルカムアメニティは最初からお部屋にセットされ、今回はピラミッド型の入れ物に入ったチョコレート&ドライフルーツでした。今までの入れ物は薄い黄色でしたが今回は薄い黄緑色で、この色も綺麗ですね。 暫くするとベルガールが戻って参りました。オレンジシュースをソファテーブルにおきます。 ベルガール : 「ご存じだと思いますが、後でお休みの準備に参りますので・・・」 ターンダウンですね。了解でーす!ベルガールはお部屋から下がって行ったのでありました。 |
※写真とコメントは過去の宿泊記を引用しているものがあります
ベッドルーム 今回宿泊したのは南側(難波側)のスーペリアです。32階でとても素敵な夜景を楽しめ、リッツでは人気の方向となっております。写真はターンダウン済みの状態で、日中は赤いベッドカバーが掛けられております。 |
ナイトテーブル EVA-CHINの経験上では全て同じタイプです。ボタンも大きくて分かりやすく、レースカーテンと遮光カーテンの開け閉めが、独立して操作できるのは嬉しいですね。 |
ソファ オットマン(足乗せ)付きのソファの座り心地は実に素晴らしく、とてもリラックスできます。ソファテーブルには今回で3回目となるピラミッド型の入れ物に入ったチョコ&ドライフルーツが置かれておりました。 |
ライティング・デスク ヨーロピアンクラシックの重厚なライティングデスクでレター類やソーイングセット、ホテルの案内等情報が沢山つまっております。尚、一般フロアではFAXは置いてありません。 |
テレビ テレビはチャンネル数が豊富なワイドテレビが、これまた上品な家具に収まっています。24インチのワイドブラウン管タイプでチャンネル数は19チャンネル。他にもFM3チャンネルが可能です。クラブフロアやスイートと異なる点は、CDプレーヤーが置いてありません。 |
ミニバー ミニバーは共通です。標準としている缶ビール(350ml)1本の値段は850円で、国産4種、海外(ハイネケン)1種があります。EVA-CHINの経験上未だに料金はトップを誇っています。ちなみに最高値はシャンパンの7000円です。 |
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アメニティ 3回目の登場となったピラミッド型のアメニティは、前回と同じくチョコレートとドライフルーツが入っておりましたが黄緑色になっておりました。メッセージカードは前のタイプに戻されておりましたが、前回無かったEVA-CHINの名前はしっかりと書かれており、「Welcome back to The Ritz-Carlton Osaka」も手書きで書かれている感じでした。 |
パジャマ とてもゆったりとしていて、リッツロゴが素敵なパジャマです。尚、リッツには色々な宿泊プランがありますが、プランによってはパジャマをプレゼントしてくれるものもありました。(今もあるのかな?) |
スリッパ やっぱりタオル地のスリッパは良いですね〜。ブライトンみたいにスリッパへロゴを入れてくれると、持ち帰っちゃうんだけどなぁ。 |
鍵 鍵はカードキーではありませんが、お洒落なリッツロゴのキーホルダーが付いた特殊な鍵です。 |
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景色 景色は難波側で夜景が特に素敵です。右手に高い工事中のビルがありますが、残念ながら景色に影響されてきました。写真には写っていませんが更に右を見ると堂島川を見ることが出来、川岸にあるライトがとても素敵に見えます。 |
憧れのホテルにあなたもステイしてみませんか。 |