リーガロイヤルホテル・ザ・プレジデンシャルタワーズ

− デラックスツイン (クラシックヨーロピアン) 宿泊記 ( 2003年9月宿泊 )

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EVA-CHIN  : 「 残念なお知らせがありまーす 」

ここは羽田空港にある出発ゲート前。搭乗しようと思っていた飛行機が出発し、ガラス越しに見送るEVA-CHINなのであります。手にはキャンセル待ちの整理券を持ち微かな期待を持ってゲートには来てみたものの、結局カウンターに呼ばれることなく伊丹行きが出発してしまったのでありました。実はこの飛行機に乗れるか乗れないのかには今後の展開を大きく揺るがす要素があったのであります。それは本日宿泊するプレジデンシャルタワーズには、ゆめみママさん、visitorさん、ゆーこさん、相方さんが今現在いらっしゃっており、14時にラウンジで皆様とお会いすることになっていたのでありました。ゆめみママさんとvisitorさんは本日チェックアウトの日で、EVA-CHINのチェックイン日と見事に重なり計画ができたものの、目の前を今正にタキシングを開始しようとするこの便の出発によってEVA-CHINの到着が大幅に遅れることが決定し、泣く泣く「残念なお知らせ」を伝えなければならないのでありました。これによってEVA-CHINの不参加が決定したのであります。

満席で乗れなかった事は仕方が無いこととして、EVA-CHINは次便となる関西空港行きの飛行機に乗ることと致しました。1時間後に出発する関西空港行きと2時間後に出発する伊丹行きで迷ったのではありますが、取り合えず先に羽田空港を出たいとする気持ちから関西空港行きを選んだのであります。しかしこれが、更なる誤算を招いたのでありました。

EVA-CHIN  : 「 しまったー 」

定刻より5分遅れで関西空港に到着したEVA-CHIN、今度は関西空港内にある南海線の切符売り場で更なる不運を味わったのであります。一番早いラピート(南海特急)の時間を見てみますと今正にこの時間なのでありました。切符売り場のボードでは次のラピートの切符の販売が開始され次の電車の出発までは約30分、今度は関西空港で足止めすることになったのでありました。この調子で関西空港と伊丹空港の位置関係を考慮してみますと、羽田を2時間後に出発する伊丹便に乗った方が早く着くという皮肉な結果となったのであります。数々の誤算が重なり敗北感を味わうEVA-CHIN、するとEVA-CHINの携帯電話が鳴ったのであります。電話に出てみたところvisitorさんからでありました。既にゆめみママさんやゆーこさん、相方さんとはお別れをしたご様子でしたが、visitorさんはEVA-CHINの到着までラウンジでお待ちしているご様子を知り、焦っても仕方が無いのですが急いで大阪駅へと向かうのでありました。

南海難波駅に到着し、EVA-CHINは急いで地下鉄御堂筋線に乗り換えに向かいます。途中、階段やエスカレータを何本か乗り継がなくてはなりませんが、前を歩いたりエスカレータで足を止める利用者に関東人のEVA-CHINが「いらち」を感じながら、慌てて御堂筋線難波駅に向かい列車に乗り込んだのであります。列車内でしばらくポケーとしていますと・・・・

EVA-CHIN  : (そう言えば・・・ )

EVA-CHINはフッと思いついたのでありました。リーガロイヤルの送迎バスは大阪駅以外に、本数は少ないものの淀屋橋からも出ているのです。前回の様に大阪駅近辺が渋滞していたら更なる時間が掛かることは避けることが出来なくなります。

EVA-CHIN  : 「よしっ!」

プッシュー・・・・パタン。ウィーーーン

車内放送  : 「次は・・・梅田」

思い出した頃は時既に遅く、淀屋橋駅を出発した直後だったのでありました。(笑)

梅田駅に到着したEVA-CHINはすぐに地上へ出てリーガロイヤルホテルの送迎バス乗り場に向かいました。本日は日曜日でありますが予想外にも渋滞は全く無く、道路はスムーズに流れているのであります。さらにEVA-CHINの後方から追い越すダークグリーンのバス。このバスは紛れもなくリーガロイヤルホテルの送迎バスで、EVA-CHINは走って乗り場に向かったことは言うまでもありません。途中送迎バスは信号で止まり、その隙にEVA-CHINはバスを追い越して先にバス乗り場に着いたのではありますが。考えてみれば6分間隔という過密ダイヤで走る送迎バスなので、これ程慌てる必要性は無かったのかもしれません。バスの乗車率は約5割ほどで、乗客が乗り込むとすぐにホテルへ向かって出発したのであります。大阪駅前の渋滞が無ければ実にスムーズなものでして、約10分程でホテルに着いたのでありました。

リーガロイヤルホテルに送迎バスで到着したEVA-CHINは、他の乗客と共にメインエントランスへと向かいました。ここですぐにリーガPTのレセプションがある23階へと向かうべきではありますが暑い中で動き回ってしまったため、ここはお茶目にお手洗いへと向かいます。身なりを確認した後visitorさんへお電話をしたところ、予定よりも2時間以上遅れて到着したのにも関わらず、ラウンジで待って頂けていたのでありました。
EVA-CHINは23階にあるレセプションに向かうためすぐにエレベータへ・・23階に到着するとレセプションデスクにコンシェルジュの姿を確認し、すぐにでもチェックインが出来る体制だったのであります。EVA-CHINの思惑はチェックインだけを先にお願いし、お部屋は後に自分で行くことにしてすぐにvisitorさんが待つラウンジへと行こうかと思っていたのではありますが、レセプションに近づくとEVA-CHINの視界の一角に人影を捉えたのであります。

EVA-CHIN 「おやぁ!?」

なんと、すぐ右側にあるライブラリーの前でvisitorさんのお姿を確認したのでありました。そうなるとEVA-CHINは途中で方向転換、レセプションは後回しにしてvisitorさんに遅れてしまった旨をお詫びしたのでありました。やはりゆめみママさんは既にお帰りになり、ゆーこさんと相方さんはお出かけしてしまった後ではありましたが、本日チェックアウトされたvisitorさんがこの時間までお待ち頂けたことに感動を覚えたのであります。
その後EVA-CHINはチェックインをお願いするためレセプションへと移動しますが、今現在はサインレスでチェックインをして頂けるのですぐにお部屋への案内となりました。今回はデラックスツインタイプでもモダンスタイルより広めなヨーロピアンクラシックスタイルのデラックスツイン、階層も24階ではなく27階なのであります。
案内されたお部屋に入りますとヨーロピアンとモダンスタイルではやはりお部屋の印象が大きく異なっておりました。リーガPTのヨーロピアンスタイルのデラックスツインは大変面白い構造をしておりまして、お部屋の形が「凹」になっております。明るい2枚窓のベッドルームを中心に入口側にはミニバーとクローゼット、反対側にはバスルームが配置されておりバスルームは入口から見て一番奥にあります。位置付けは同じデラックスツインのようですがモダンスタイルとは雰囲気が全く異なるばかりでは無く、広さ、調度品、細かく言えば部屋の香りまで異なっているとのことでありました。モダンスタイルを好むかヨーロピアンスタイルを好むかは人それぞれとは思いますが、リーガPTではヨーロピアンスタイルの方が料金高めに設定されております。ちなみに和菓子やミニバー、バスアメニティの差は全く無いので(パジャマのデザインは異なりますが)、本当に内装の好みによると思われます。ただ設備的に考えればヨーロピアンの方が劣る面もあることは否めない部分も実際にはあるようです。今後変更される可能性は十分にありますが、モダンスタイルのテレビが液晶に対してブラウン管タイプだったり、ヨーロピアンタイプでは無線LANに対応していなかったり、バスルーム内ではテレビ音声等を流すことが出来なかったりする部分もあります。EVA-CHINの場合はモダンスタイルとヨーロピアンスタイルの双方が持つそれぞれの好みや特徴を足したお部屋がいいかなぁって感じで、ベッドやテレビはモダンスタイル、ソファとバスルームはヨーロピアンスタイルが好きですね。・・って、かなり無茶を言っておりますかね!?(笑)

さて、EVA-CHINとvisitorさんは再びラウンジへと向かいました。考えてみれば関西と関東に住む二人ですがほぼ毎月お会いしている気もいたします(笑)。ラウンジではそろそろアペリティフタイムでアルコールも飲むことができますが、EVA-CHINはコーヒー、visitorさんは紅茶をリクエストし、しばらく談笑を楽しむ二人なのでありました。日曜日夕刻のラウンジは人が少なく実に落ち着いた感じで、危うくビールを追加注文しようかと思ったEVA-CHINなのでありました。


ベッドルーム

宿泊したお部屋はヨーロピアンスタイルのデラックスツインです。広さはモダンスタイルよりも広く49平米。EVA-CHINが到着したのは夕刻頃でしたが、既にベッドカバーが外されておりました。モダンスタイルとは全く異なる印象を持つお部屋で、モダンスタイルかヨーロピアンかは好みで使い分けられるのが良いですね。


ベッド

ベッドはモダンスタイルとは異なり真ん中にナイトテーブルを配置したスタイルで、今人気のデュベスタイル(羽毛布団全体をシーツでくるんだタイプ)ではありません。EVA-CHINは個人的にはモダンスタイルのベッドの方が好きかな。


ナイトテーブル

ベッドとベッドの間にあるナイトテーブルは、モダンスタイルとデザインが全く異なっております。ただし機能的には共通仕様で、ナイトランプ、室内灯、時計、ラジオ(NHK / NHKFM /LOCAL /BGM)が楽しめる様になっております。


ソファ

座り心地の良いヨーロピアン・デラックスツインのソファは、モダンスタイルのソファよりEVA-CHINは好きですね。とても重厚な趣でこのお部屋にとてもあったソファです。


ライティングデスク

お部屋の調度品に合わせたデザインをもつクラシックスタイルのライティングデスクです。となりにあるカゴはゴミ箱で、細かい小物でもお部屋の雰囲気を壊さないデザインが選ばれています。


テレビ & DVD

クラシックスタイルでは液晶ではなく、写真のようにブラウン管タイプを採用していますが、お部屋の構成を考えると妥当な感じかも知れません。ちなみにリーガPTでは、ペイテレビを全て無料で楽しめます。


 

ミニバー

ラウンジがあるのであまり利用しないかも知れませんが、モダンスタイルと同じ構成になっておりました。基準にしている缶ビール(350ml)のお値段は600円、最高値はシャンパンで3000円です。ビールは国産3種類があり、お茶セットは煎茶、ほうじ茶、こぶ茶、梅こぶ茶が揃っております。またリーガPTの宿泊者の特典としてミネラルウォーターは無料となっておりました。


アプローチ

ヨーロピアン・デラックスツインではお部屋に入るとご覧の通り、ベッドルームの間に小さなエリアがあります。このエリアは下記のクローゼットとイスが置かれております。


  

クローゼット

上記の様に入口からベッドルームの間にあるのがクローゼットエリアです。とても広いスペースを有しており、右の写真の様にシートも置かれています。ちなみにベッドカバーはこのクローゼットに収納されておりました。


パジャマ

モダンスタイルと同じくパジャマは有りますが、よく見るとデザインが全く異なっております。これは恐らくお部屋に合わせた為だと思われますが、やっぱりホテルなら浴衣ではなくパジャマですよね。


スリッパ

スリッパはEVA-CHINが好きなお持ち帰り可能のタオル地スリッパです。リーガロイヤルのロゴがとっても素敵ですね。


キー

キーはシリンダー型のキーですが、これはエレベータのキー操作に合わせられている為だと思われます。ちなみに一般階ではカード式らしく、プールなどではシリンダータイプを見てリーガPT宿泊者との区別が出来るという話を聞いたことがあります。


和菓子

今回の和菓子は「野菊」だそうです。解説書によれば「野菊」は紫色に染められた餡の中から玉子餡が吹き上がって、残暑の厳しい初旬でも確実に秋が忍び寄ってくる・・・という情景を表現したものだそうです。


景色

今回は27階の東側のお部屋でした。東側はビルが多く夜景が綺麗なのですが、日曜日に宿泊するとちょっと寂しいかもしれません。右手に見える高いビルは現在工事中のビルで、訪れる度に高くなっていきます。リッツからの南側の景色でも、この建設中のビルがちょっと邪魔になってきました。


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