ハイアット・リージェンシー大阪
− グランドルーム・ダブル宿泊記 (2001年11月宿泊) −
「ハイアットリージェンシー大阪」・すぐ泊まりたくなる宿泊プランはこちら
東京にベイエリアがあるように、水の都「大阪」にもベイエリアがあります。テーマパークで知られる「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」は有名ですが、大型客船や貨物船が入港する大阪港、関西一高いビルと言われる「 WTCコスモタワー」、豊富な専門店が入居する「ATC(アジア太平洋トレードセンター)」など、観光スポットとなる名所がやはり集中しています。ベイエリアは人工島独自の平坦な島で、それぞれ船・橋・地下道・地下鉄・新交通システム等で結ばれており、アクセスも便利になっています。そして今回宿泊する「ハイアット・リージェンシー大阪」も、そんなベイエリアの一角にあるホテルであります。今回の宿泊はJTBのオンライン予約システム「INFO GREW」を利用しました。EVA-CHINは一人でお泊まりする事が多いので、希望する部屋のシングルユースが出来るプランを探すことに割と苦労をしています。「INFO GREW」は入会時にクレジットカードの入力を必要としますが、その分ホテルでデポジットされることはありません。宿泊料金の決済はホテルではなくJTBのオンラインにて行われるので、ホテル内でミニバーの利用や飲食の部屋付けをしなければ、チェックアウト時の支払いは消費税程度しかないのが特徴となっています。 さてさて、今回のハイアット・リージェンシー大阪の位置は、関西一高いビルと言われるWTCコスモタワーの隣にあります。最寄り駅は南港ポートタウン線「中ふ頭」駅。EVA-CHINは梅田から地下鉄を乗り継いでやって来たのですが、切符を買うときに一つの驚きを感じました。「(西)梅田」から「中ふ頭」駅までの料金が310円に対し、隣駅である「トレードセンター前」になると480円にもなっているのです。これは「中ふ頭」駅の場合、地下鉄四つ橋線「住之江公園」駅経由で計算され市営地下鉄1社となるようですが、「トレードセンター前」駅はニュートラム線の別会社になり、大阪港経由で計算されています。実際のタイヤで走るニュートラムは住之江公園からコスモスクエアまで走り、境界線である「中ふ頭」・「トレードセンター前」間の距離は徒歩でわずか約8分(実際にEVA-CHINの短い足で歩いてみました)。差額170円にしては勿体なく、鉄道で利用されるなら「住之江公園経由中ふ頭駅下車」の方が良いと思われます。 EVA-CHIN が中ふ頭駅に降り立ったのは既に17時近い時間で、辺りは暗くなっていました。11月下旬は陽の出ている時間が一番短い季節でもあるので仕方がないことです。駅から出ると目の前に「ハイアット・リージェンシー大阪」を見ることができます。駅から推定3分程度の至近距離で迷うことは無いとその時は思っていましたが、こんな情況にも関わらず、EVA-CHINは迷子状態になってしまいました。その理由が「エントランスが分からん」なのです。恐るべし、ハイアット・ラビリンス。中ふ頭駅から延びる歩道橋から HYATTと書かれた案内図を見るためにビルへ近づきましたが、ホテルのエントランスと思われる所が視界に入ってきません。目にすることが出来るエントランスは、レストラン街へと通じる入口にしか思えないのです。ここに入れば自然にホテルのロビーへ出るのかと思いましたが、実際に入って目にするのは高級そうなレストランや開放感溢れる喫茶店。「別のビルか?」と思いこみ早々に今来た道を戻ってしまいました。実はここ、ホテル地下1階部分のレストランプラザと呼ばれるレストラン街で、そのまま進めばロビー真下に出たのですが、EVA-CHINは目前にして引き返してしまったのです。しかしこのエリアはホテル独自の重厚感と薄暗さもあり、やっぱりホテルのイメージが消えません。お手洗いに入りしばしの休憩。そう言えば歩道橋上で荷物を持った宿泊者と思われる女性を追い越しましたが、彼女の姿は途中で消えていました。明らかに自分の入り方が間違っている事を悟りお手洗いから出ます。するとエレベータが視界に飛び込みよく見てみれば、このエレベータはホテルのロビーはもちろんの事、客室まで通じるエレベータではありませんか。こうなれば選択の余地はありません。エレベータに乗って初めて今自分がいる所が地下1階だとわかり、早速ロビーのある1階へと向かいました。エレベータが1階に到着しエレベータホールに立ったものの、まだフロントの姿が見えません。目にしたのは同じくレストランと行き先不明の通路。当然ながらこの通路を歩いて行くと、そこに大きなロビーが広がっていました。もちろん大きなメインエントランスもあります。自分のホテルへの入り方は完全に反対方向ばかりが、地下1階という裏から入ってしまったようです。ハイアット・リージェンシー・オオサカのメインエントランスは、 WTCコスモタワー側にあると覚えておけば、EVA-CHINのような混乱はきっと起きないでしょう。フロントは空いていたので、早速名前を告げてチェックイン手続きをします。対応したフロントは男性で実に丁寧な言葉遣いでした。コンピュータをテケテケ入力(出力?)して名前を確認し、カードキーを用意します。 フロント :「それでは EVA-CHIN様、本日は27階のツインのお部屋をご用意致しました。」ハイアット・リージェンシー・オオサカは28階建てのビルです。27階ならばこの上ない高層階になります。ところが・・・ フロント :「ご宿泊はお二人様・・・・でよろしいのでしょうか?」 EVA-CHIN :「・・・・」 (T.T)EVA-CH INは一人旅で連れはいません。もちろん、紛らわしいような人も近くにはいません。初めは尋ねてくる理由が分かりませんでした。もしかしてツインをシングルユースする様な変わり者は、滅多にいないからでしょうか。EVA-CHIN : 「いいえ、ツインのシングルユースになりますが・・・」 EVA-CHINが一人である旨を伝えると、フロントは次のような対応をしてくれました。 フロント :「では、お部屋の広さが同じダブルルームをご用意いたしますがいかがされますか?」 これは願ってもない展開でした。もともとツインを選んだ理由は、代理店のプランでこれしか選びようが無かった為です。もちろん、ダブルのシングルユースをお願いすることにします。その為部屋の階数は19階へと落ちてしまいましたが、ツインよりダブルのシングルユースを好むEVA-CHINには嬉しいチェンジとなりました。 鍵がフロントからベルに渡され、お部屋への案内となります。もちろんベルがEVA-CHINの荷物を持って、先ほどのエレベータまで来ました。ここでEVA-CHINはベルに一つの質問をしてみました。 EVA-CHIN :「通常梅田からホテルへのアクセスは、どのような方法がいいのですか?」 これは初めにも書いた通り、値段の安い住之江公園経由と値段が高い大阪港経由があるためです。ハイアットのホームページでは「中ふ頭駅」から徒歩3分、「トレードセンター前」駅から徒歩10分と書かれています。ホームページで見る限りでは、最寄り駅は「中ふ頭」駅と解釈できます。その為にEVA-CHINは「中ふ頭」駅で降りて、見事に迷ったのです。 ベル : 「はい、大阪港経由のトレードセンター前でご案内しております」 はて!?料金も高く、ホームページ上で見ても歩く距離が長くなるのでは? ベル : 「こちらの方が本数も多く、便利でございます。」 うーーん・・・ホテルの方がおっしゃるのだから、実際に便利なんでしょう。だけど片道170円の差は、EVA-CHIN的にとても大きく感じるのでありました。ちなみに「中ふ頭」駅の時刻表と「トレードセンター前」駅の時刻表を実際にEVA-CHINは見てみましたが、あまり変わりがないようです。変わるとしたら、地下鉄四つ橋線と中央線の差なのかな?ただ時間的要素で考えるならば、大阪港経由の方が速い気もします(実際に大阪港経由は乗ってないので、分かりませんけど)。
|
さてさて、お部屋に到着しました。ベルがドアを開けてくれて中に入ります。お部屋はお洒落で落ち着いた感じがあり、ベッドは EVA-CHINが好きな純白な羽毛です。部屋の広さは推定40平方メートルのグランドルーム。部屋が広いのでゆとりがたっぷりあります。ダブルベッドはなかなかの大きさでしたが、枕は二つしかベッドにありせん。通常ダブルでは4つという所が多いので疑問に思いましたが、調べてみれば残り二つはクローゼットの中に置いてありました。部屋のクローゼットはドアの開閉で電気が付く所が多いですが、こちらは人の有無でセンサーが反応しているようです。開けっ放しにすると暫くして電気が消え、近づくと叉、電気が点灯しました。ちなみに金庫はクローゼットの中にあります。部屋の中で特に気に入ったのは、テレビなどを乗せたガラス台のテーブルです。細長いテーブルの中心にテレビを乗せ、両サイドはデスクの役目も果たします。両サイドのどちらにもイスを入れるスペースがあり、片方はスタンド、もう片方にはスポットライトが当たって幻想的な世界を作り出していました。ガラス台というのはお洒落で本当に好きになります。グランドハイアット福岡を気に入ってしまったのも、同じようにガラスを多く取り入れているからかも知れませんね。 外を眺めると既に闇の世界。方向はどうやら海側ではなく、梅田側のようです。目を凝らして見れば、阪急インターナショナルやリッツカールトンなどの特徴あるビルを見ることができます。すぐ近くには数多くのマンションがあり、ベイエリアは色々な面を見せてくれます。しかし大阪のベイエリアは、ビジネス街や繁華街とは異なり夜は薄暗く寂しいのも特徴です。確かにこのエリアの開発はまだまだという感じがして、極一部を除けば人の数は少ないようです。ATC(アジア太平洋トレードセンター)側はにぎやかなのかな? |
ベッドルーム 宿泊したのは19階のグランドルーム・ダブルです。部屋全体がとてもお洒落で、落ち着きのあるお部屋でした。窓が大きく視界も開けており、ベイエリア独特の風景も十分に楽しめます。 |
ベッド ベッドはEVA-CHINが好きな純白の羽毛で、枕も柔らかくて寝心地はとても良かったです。チェックイン時ではすでに写真のような状態でしたが、特にターンダウンは無いようでした。ちなみに枕の予備は、クローゼットにちゃんと入っていました。 |
ナイトテーブル 実にシンプルな趣ですが、見た目と違って割と高機能でした。アラーム・室内灯の操作はもちろんのことですが、遮光カーテンの開閉もここから操作が可能になっています。 |
ライティング・デスク ソファかライティングデスクか微妙な位置づけで、両方を兼ねている感じもする家具です。ソファが重そうにも見えますが台車が付いており、とてもスムーズに動きます。 |
テレビ & ライティング・デスク とてもユニークな造りをしており、テレビ台とライティング・デスク2つ分のスペースが一体となっていました。台の部分がガラスで出来ており、とてもお洒落です。片側にはスタンド、もう片方にはスポットライトがあり、イスを入れ替えればどちらでもライティングデスクの役目を果たせる感じでした。テレビはチャンネルも豊富で、リモコンの操作性はとても良かったです。 |
ミニバー ミニバーの価格設定はとても良心的でした。基準にしている缶ビール(350ml)1缶の料金は350円という予想外の安さで、種類はアサヒスーパードライとキリンラガーの国産2種でした。お茶セットには、煎茶、ほうじ茶の他にも、「梅茶(こんぶ入り)」があったことがとてもユニークでした。グラスは写真上部の白い棚の中にあり、ウィスキー類は冷蔵庫の上の引出しに入っています。 |
カードキー ダークブルーのお洒落なカードキーでした。HYATTのデザインも、格好いいですね。 |
スリッパ スリッパはEVA-CHINが大好きなお持ち帰り可能のタオル地スリッパです。 |
浴衣 外資系のハイアットですが、ちゃんと(?)浴衣が常備されています。EVA-CHIN的にはナイトシャツが好きなんだけどな・・・ |
風景 EVA-CHINが宿泊したのは梅田方向でした。遠くに見えるビルには、リッツカールトンや阪急インター、三井アーバンなどの個性的なビルがよく見えます。大阪湾とは反対方向でも、写真のようにちゃんと海や船が見えます。 |
憧れのホテルにあなたもステイしてみませんか。 |