名古屋マリオットアソシア

次にバスルームを覗いてみると、こちらもベッドルームと同じく一般フロアとコンシェルジュフロアとのハード的な差は全くないよう気がします。デラックスタイプのお部屋なのでバスルームの構成は洗面台、バスタブ、シャワーブース、トイレで構成されており、広さも恐らく同じではないでしょうか。ただしバスアメニティが若干ながらも充実している様な気がします。女性向け基礎化粧品とローションが新たに加わっておりましたが、ローションのボトルは旧パッケージであり少し目立っておりました。ちなみにバスルームではテレビ音声を流すことができるボリュームスイッチがありますので、非日常を味わえる贅沢空間は備わっております。

※写真やコメントは過去の宿泊記を流用しているものもあります

アメニティ

アメニティはほぼ白で統一されてきました。

シャンプー・コンディショナー・バスフォーム・ローション・歯ブラシ・レザー・シェービングフォーム・シャワーキャップ・クシ・ブラシ・フェイシャルソープ・バスソープ・綿棒・コットン・アフターシェーブ・ヘアリキッド・ヘアトニック・女性用基礎化粧品

があります。一般フロアより若干充実している感じでしょうか。

ピンポーン

１７時２０分頃、お部屋のチャイムがなりました。EVA-CHINが扉を開けてみると、メイドが１人立っていたのであります。

メイド　　　：　　「EVA-CHIN様、お休みの準備に参りました。」

ターンダウンでありました。EVA-CHINは１８時過ぎを予想して不在の時に行って貰おうかと思ったのですが、思ったより早くターンダウンが訪れたようであります。EVA-CHINはメイドにターンダウンをお願いしてソファに腰掛けながら様子を見てみることにしました。マリオットのターンダウンサービスは一般フロアには無くコンシェルジュフロアのサービスでありますが一人で作業を行っている様であります。ベッドのクッションをクローゼットに入れ、ベッドカバーは下３分の１程度にまとめて行う独特なベッドメイクでありました。最後に枕元へチョコレートを置いてベッドメイキングが完了。それにしても手慣れた様子でアッと言う間に作業完了であります。ちなみにリッツなどでターンダウンの際に氷を用意してくれるホテルもありますが、マリオットアソシアでは各階に製氷室があるので自分で取りに行くシステムのようです。

さて時間も１７時３０分頃を指し、EVA-CHINはコンシェルジュ・ラウンジへと向かうことにしました。営業時間は０時までなので夕食後でも十分楽しめるのですが、初めてのラウンジですので早く行って見てみたいという好奇心があったためであります。お部屋を出るとベルガールの言うとおり、ビルの金山方向（南側）に専用階段を見つけることが出来、EVA-CHINは階段を通ってラウンジに向かうことにしました。この階段は非常階段とは全く別のコンシェルジュフロア専用の連絡階段なのであります。テコテコと歩けば３６階で扉を発見し開けてみると、あら驚き。レセプションの前に繋がっていたのでありました。なるほどね、チェックインの際に女性ゲストが現れた扉はこの階段を使ってきたゲストなのですね。ちなみに３６階にはこの扉にセキュリティ機能があり、レセプションから階段で３５階や３７階に向かうにはお部屋のカードが必要になります。そしてEVA-CHINはもう一つ新たな発見をしたのであります。３６階のレセプションを中心にして３５階と３７階への階段があるのですが、３７階は１階分に関わらず２階分の階段の長さがあるのであります。数字上では１階分しか無くても恐らく３６階と３７階の間に、従業員用のフロアがあると思われます。セントラルタワーズの概要を見てみるとホテル棟は５３階に対して案内は５２階。この誤差１階分は恐らくここにあるのでしょう。もちろん、EVA-CHINの勝手な想像ではありますが・・・。

ラウンジに入ると、EVA-CHINより先にラウンジにいたゲストの方は３名ほど居られました。よくマリオットアソシアのラウンジは満席が多いという声を聞いたりしますが、今回の宿泊が月曜日だったこともあり、とても静かな環境なのであります。EVA-CHINは一通り酒の肴となるオードブルを眺めていると・・・

コンシェルジュ　　：　　「お飲物は如何されますか？」

EVA-CHIN　　　　：　　「ビールでお願いします。」

やっぱり自然にビールを注文しながら、適当なオードブルを選んで禁煙の窓側の席に座ったのでありました。ちなみにEVA-CHINはラウンジを初めて利用する際、写真が撮りやすい様にラウンジの全体を見る事が出来る席を好んで選びます。その為比較的窓側ではなく内側の席に座ることが多いのですが、今回はマリオットの構造が円形を帯びているので窓側でもラウンジの見通しが良く、レセプションに背を向けて座ったのでありました。暫くするとコンシェルジュがビールを用意してテーブルに届けてくれ、EVA-CHINはラウンジの様子と外の景色の両方を眺めながらビールの味に酔いしれたのでありました。コンシェルジュ・ラウンジは名古屋城やテレビ塔がある東側に位置しているので、今回のEVA-CHINは西と東の両方の景色を楽しむことが出来たのであります。ビールを２杯程度頂くと程良く酔いが回り、そろそろお部屋に戻ろうかともう一度ラウンジを見渡してみました。時間と供にラウンジの利用者は増えてきましたが、ラウンジはあまり混み合うこともなく終始静かな環境であります。ソファ席ではコンシェルジュフロアのご常連と見られる家族連れのゲストがコンシェルジュと語りあったり、このコンシェルジュラウンジも程良く居心地感の良いラウンジだなと思いながら後にしたのでありました。

お部屋に戻ったEVA-CHIN。やはりオードブルとビールだけではもの足りず、もう少し何かが欲しくなるのであります。しかし、程良く酔っているこの状態から、これからホテルを出てレストラン探しをするのは面倒でもあり、EVA-CHINは何気なくルームサービスメニューを開いたのでありました。そこで目に留まったメニューがあったのであります！「自慢のマリオットバーガー・フライドポテト添え（１６００円）」！！何と言っても「自慢の」が気になってしまったのでありました。

ルームサービス　：　「お電話有り難うございます。EVA-CHIN様」

EVA-CHINは注文をしてしまったのであります。時間は２０分～３０分程かかるとの事でしたが、１５分程度で部屋のチャイムがなったのでありました。トレイに乗せられたマリオットバーガーは正にビックなハンバーガー。普通のハンバーガーの様なかぶり付きはちょっと難しそうな、ボリュームたっぷりな品なのであります。

ルームサービス　：　「お済みになりましたら、廊下に出していただければ結構です。」

EVA-CHINの頭の中は既にマリオットバーガー一色でありました。伝票にサインすると担当者は部屋から下がり、EVA-CHINはソファに座って早速自慢のマリオットバーガーを頂いたのであります。

EVA-CHIN ：　「うま～い！！」

さすがは「自慢の」であります。中に入っているハンバーグが実にジューシーで、さすがはホテルのバーガーなのでありました。大きすぎるので、豪快にかぶりつくことは出来ずフォークとナイフを使って分解しながら頂きましたが、夜のルームサービスもなかなか良いものですね。だんだんクセになりそうな雰囲気なのでありました。

ルームサービスを頂いた後はテレビを見て暫くくつろいだ後、EVA-CHINの好きなバスタイムへと移ります。バスルームにはテレビは設置されていませんがテレビ音声をバスルーム内に流すことが出来るので、非日常を楽しむことが出来ます。程良く湯に浸かった後、バスローブを羽織ってベッドの上にダラダラしていると眠気が襲って来ました。今回の旅行は４泊５日の旅、移動かホテルステイかで疲れることは無いはずですが、EVA-CHINは深い眠りについたのでありました。

翌日、EVA-CHINは８時４５分頃起き出しました。ラウンジの朝食は午前７時から１０時までとの事なので、早速身なりを整えて朝食を頂きにラウンジへと向かいます。昨日と同じ階段を使って３６階に下りて扉を開けると、既にチェックアウトするゲストの姿を見ながらEVA-CHINはラウンジに入ったのであります。朝のラウンジでは席がほぼ４割が埋まる程度の人達で埋まっておりました。客層も昨日ラウンジで見た方もお見受けし、皆様、ほぼEVA-CHINと同じようにステイを楽しんでいるようであります。ラウンジの朝食はアメリカンビッフェ方式をとっており、昨日オードブルが並んでいたテーブルに、野菜や卵、ソーセージ、ハム、ブレッド等々が並んでおりました。相変わらず緑一色もない油ギンギンの食材とブレッド、バターを選んで席に着き、優雅な朝食タイムが始まったのであります。ちなみにアメリカンビッフェにはなっておりますが、ご飯も用意されている様であります。最後にコーヒーを楽しみにがら最後のラウンジの時間を過ごしてお部屋に戻ったのでありました。

お部屋を出発する前にもう一度バスタイムを楽しんでいると、間もなくチェックアウトの時間が迫って参りました。コンシェルジュフロアはリクエストベースで１５時までのレイトチェックアウトが出来るようでありますが、EVA-CHINは１２時過ぎ発の新幹線で帰るため、ホテルが定めるチェックアウトと供に荷物をまとめて３６階のレセプションに下りていきました。レセプションではコンシェルジュが３人いた他にはゲストの姿はなく、スムーズにチェックアウト業務へと進みます。いつもの通りカードで決済を行えば、今回のホテルステイも終わりに近づいてきたのでありました。

コンシェルジュ　：　「おくつろぎ頂けましたでしょうか？」

「もちろん」ですよ。今までマリオットアソシアは一般フロアのみの宿泊でしたが、今後はコンシェルジュフロアに病みつきになりそうです。コンシェルジュにはエレベータホールまでお見送りをして頂き、EVA-CHINはお辞儀をするコンシェルジュを見ながら１５階のロビーへと下りて行ったのでありました。