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さて、今度はバスルームを覗いてみましょう。帝国ホテル大阪のバスルームの形は、グランヴィア京都によく似ていました。つまりお風呂が、バスタブとシャワー&洗い場で完全に独立しているタイプです。化粧室と浴室の境は、ガラス(戸)でハッキリと区切られています。化粧台は写真を見ていただけると分かる通り、かなりしっかりとした落ち着きのある化粧台。イスにもタオル生地のカバーが掛けられていますが、全体的にどことなく、ホテル阪急インターナショナルの化粧台とそっくりな気もします。ダブルシンクではありませんが機能的で、とても使いやすかったです。トイレはちょっと奥まった感じで、化粧台の隣にありました。もちろん、ウォシュレット付です。そしてその前には家具あり、アメニティグッズやドライヤー、ナイトウェア(?)がありました。ただ、このナイトウェア(?)はマリオットアソシアのような洋モノではなく、浴衣をアレンジした和の装いで個人的には好めません。私としては、出来るだけ「洋」を追求して欲しい感じがするのですが・・・。そして浴室は、バスタブ・シャワー&洗い場で構成され、一般家庭にある浴室そっくりな造り。シャワーは固定式と、バスタブと洗い場の狭間に、フリータイプがありました。感心をしたのは、洗い場にあったイスです。確かに体を洗ったりする際には、腰を掛けて行った方が楽ですからね。バスタブは割と広くゆったりとしていましたが、浴室として完全に独立するタイプは・・・もう少し形のアレンジをしてもらいたいな。やっぱり家にいるような感覚に陥って、ホテル気分が半減しちゃう感じでした。

化粧室内にも、ボリューム・コントロール・スイッチがありました。早速テレビの電源を入れて回してみます。しかし、いくら回しても化粧室内には音が一向に流れてきません。テレビをいじったり、化粧室内のスイッチをいじったりしましたが全く駄目でした。仕方がないので、取りあえずフロントに電話すると、暫くして女性のメイドがやって来ました。取りあえず事情を説明。するとすぐに、メイドさんが化粧室から出て、向かった先がベッドサイドにあったスイッチでした。何かを押すと、突然バスルーム内に音が流れてきます。「えぇ!?サイドスイッチ!?」と思いながら耳を澄ますと何か違う・・・「あれれ!?ラジオやBGMだぞ、これ?」。実は、化粧室にあるボリュームスイッチはテレビ音声ではなく、ベッドサイドの操作で行うラジオやBGMのボリュームでした。その為、テレビの電源を入れても何も音声が出なかった訳です。所謂、初歩的なミス。これを何故気付かなかったと考えてみれば、ベルに部屋へ案内してもらった際、部屋の設備の説明を省いてしまった為でした。やっぱり、部屋の説明って、聞くべきなんですね。

 


化粧室

バスルームは、浴室と化粧室が完全に分かれており、ガラス(戸)で仕切られています。ちなみに、トイレは化粧室の方でした。ここにもオーディオ・ボリューム・コントロールが有りますが、連動しているのはテレビではなく、ベッドサイドにあったBGMやラジオの方です。よって、ベッドサイドのスイッチを入れない限り、いくら回しても音声は流れてこないので注意が必要です。

洗面台は広くて使いやすかったですが、ダブルシンクでは有りませんでした


 

バスルーム

完全にバスルームとして独立しており、広くてゆったりとしたバスタブと、洗い場、シャワー設備を持っています。シャワーは固定タイプと、バスタブ・洗い場の中間に、手で持つフリータイプがあります。洗い場には、イスまで用意されていました。


トイレ

トイレは、もちろんウォシュレット付きです


アメニティ・グッズ

普通にありました。ちなみに、シャンプー・リンス・シェービングフォーム・シャワーキャップ・レザー・歯ブラシ・クシ・綿棒・石鹸などです。


タオル

光輝く「帝国ホテル」ロゴ入りタオルです。バスタオルは、バスタブの上と化粧室の家具の上、ハンドタオルとフェイスタオルは、洗面台にありました


ナイトウェア & 浴衣

ナイトウェアと浴衣が用意されていました。ナイトウェアもほとんど浴衣感覚ですが・・・。ちなみナイトウェアはバスルームに、浴衣はテレビのある家具の一番下にありました。


夕食は、ホテル内ではなくOAP地下にあるレストランへと向かいました。旅の食事は楽しいモノですが、一人旅に豪勢なホテルのディナーは似合いません。ロビーのある2階へ下りフロントの前を通ると、ベルが「いってらっしゃいませ」と声を掛けてくれました。声を掛けて貰えると、やはり嬉しいモノです。OAP内へとは、歩行者用のエントランスがちゃんとあるので、仮に雨が降っていても濡れずに行くことが出来ます。

そして翌日は、ホテル24階にある日本料理「吉兆」。宿泊プランでは朝食付で、和食を選択する場合は吉兆だったのです。そうでもないと、このような高級店には入れません。そして、朝から美味しく頂くことが出来ました。尚、吉兆で窓側に座れましたが、客室と同じ方向の川側でした。やっぱり、帝国ホテルは他のシティホテルと比べて、落ち着いたロケーションにあるような感じを受けます。

さすがは帝国ホテル。ソフト面であるスタッフの言葉使いや対応はピカイチです。ハード面は個人的な好みが激しいので、外資系ホテルより若干気にはなりましたが、ロケーションがいささか不便な所にあっても、日本の御三家と言われるだけあって、やっぱり立派でした。


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