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ホテル イル・パラッツォ

− マイ・スイート 宿泊記 (2014年05月宿泊) −

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EVA-CHIN : 「雨が降っているなぁ」

ここは福岡市営地下鉄の大濠公園駅出口。天神より姪浜方面へ2駅先にあるこの駅を訪れた理由は、EVA-CHINが福岡で欠かせない水炊きのお店の最寄り駅だからであります。調べた所によると駅から数分の距離にあるはずの今回のお店。傘が無くても平気の様な雨の強さが折り畳み傘を使うか否かが悩ましいところなのよね。結局、雨は直ぐに本降りとなって傘を使ってお店に向かったのですが、EVA-CHINは不器用なので傘を折り畳むのが結構な不得手なのです。お店の前に着き、案の定、レベルの低いEVA-CHINの完成度を見かねた嫁さんが折り畳み傘を畳んでくれました。妙な前説で始まりましたが、今回訪れたお店は「橙」と言う水炊きのお店であります。

水炊きを食べた事がなかった当初、鍋料理をあまり好まないEVA-CHINはイメージだけで博多名物の水炊きを避けていましたが、水炊き「長野」を訪れて以来考え方が大きく変わりました。今回は別のお店を発掘しようと平日の15時頃で利用できる条件下で検索した結果、今日訪れる「橙」に注目した訳であります。「橙」は2013年にオープンした比較的に新しいお店で、お隣にある博多で有名な「焼き鳥 鳥次」さんが始めた水炊き屋さんです。朝引きの鶏が母体の「焼き鳥 鳥次」さんに届き、部位を分ける等の処理をした後にお隣の「橙」に届けられるので鶏が正に新鮮そのものなのよね。


「橙」

福岡市営地下鉄・大濠公園駅から徒歩3分にある水炊きのお店です。営業時間は12時〜22時、定休日は日曜日となっています。ランチ頃や夕食時はかなり混雑しているそうですが、15時頃はご覧の通りで、他には観光客と思われるグループが1組だけでした。メニューは、水炊き2800円と唐揚げ750円。〆の雑炊300円、素麺200円とアルコールだけと実にシンプル。


先ずはスープだけ頂きます。ちょー旨!

もちろんビールを発注!突き出しの鶏ゴマも美味。

胸肉&モモ肉

つくねも最高だね

野菜もは入りますよ。鶏に野菜の出汁も加わります。

最後に素麺を追加しました。

もちろん唐揚げも頼みましたよ。

サクサクの衣。また頼みたい一品です。


「橙」 メニュー

一部反射して見えにくいですが、メニューはこれだけです。水炊きと唐揚げ以外は、〆に雑炊か素麺かを追加するか否かですね。


さて、お腹がいっぱいになった EVA-CHIN と嫁さんはホテルに向かう事にします。「橙」を出ると雨が止み傘の必要は無くなってました。今回宿泊するホテルは天神もしくは中洲川端から徒歩で行けます。グランドハイアット福岡のあるキャナルシティからも近いですが、最寄り駅は特定できない感じがあってどこの駅からも正直ちょっと歩きますね。しかも大通りから川沿いの小道にちょっと入りますよ。


イル・パラッツォの周辺

左の写真はイル・パラッツォの近くに流れる那珂川。写真から見て左側にホテル、右側にキャナルシティがあります。イル・パラッツォ周辺はホテル街に近く、イル・パラッツォ自体(右側の写真)も個性的な外観の為、かなり周辺の建物と溶け込んでいます。


川沿いの小道に入り、イル・パラッツォの前までやってきました。1階にエントランスがある様な趣きですが、実際は建物の構造上、フロントのある2階へのアクセスは屋外の階段しかなく、荷物を持って上がらなければなりません。前回は階段前にスタッフがいて2階まで運んでくれた記憶があったのですが、今回はいない様ですね。2階に上ってエントランスを通るとイル・パラッツォ独特の世界観が広がり、直ぐ左手にレセプションがあります。今回は先客は無く、直ぐにチェックインの手続きをお願いしました。

今回予約したお部屋は、グランデ・スイートの「マイ・スイート」です。前回の宿泊ではこのお部屋を狙っていたものの日程的に取れなくて「ジャパニーズ・モダン」になった経緯があり、今回は念願の「マイ・スイート」となります。イル・パラッツォには専用ラウンジは無いもののサービスを差別化したグランデ・フロアがあって、以下のサービスを受けられますよ。

01.グランデフロア専用ルームサービス(16:00〜21:30)
02.グランデフロア専用朝食(和食・洋食・和洋ビュッフェ)
03.グランデフロア専用アメニティー・設備
04.ミニバー無料サービス
05.レイトチェックアウト(13:00 通常は11:00)
06.チェックアウト後の送迎アシストサービス

チェックインの際に説明を聞いていると、結構凄いサービスと気付きました。先ずグランデフロア専用ルームサービスはメニューに書かれているオードブル・パスタ・デザート・ドリンクの中からお一人様各1点ずつをオーダー出来きます。最初文字で読んだ限りでは専用のルームサービスがあるだけだと認識していたのですが、オーダーしてもチャージは掛かりません。これは頼まないと勿体無いですよね。そして次に注目すべきは「チェックアウト後の送迎アシストサービス」。アシストと書かれているので「何ぞや?」と思ったのですが、博多駅や福岡空港までをタクシーで届けてくれるサービスで、タクシー代はホテル持ちなので掛からないのです。各駅から若干離れているホテルなので、チェックアウト後の移動も楽になりますよ。ちなみにEVA-CHINは「GRANDE MEMBERS CARD」を持っていたのですが、現在は廃止されているとの事です。チェックインは順調に進み、「チェックアウト後の送迎アシストサービス」は博多駅までお願いして、お部屋のキーを受け取りました。

レセプションの前にあるエレベーターに乗って7階に向かいます。イルパラッツォは基本的にお部屋への案内は無い様ですが、エレベーターの広さも狭いので自分達だけで向かった方が気分的に楽ですね。


マイ・スイート

今回宿泊したのは広さが61平米のマイ・スイートです。イル・パラッツォには今回宿泊したマイ・スイート、前回宿泊したジャパニーズ・モダン、他にシアター・スイート、パーティースイートの4つの個性的なスイートがありますが、共に1部屋ずつしかありません。マイ・スイートはホテルオーナー自身が「こんな部屋に滞在したい」と言う想いを形にしたお部屋だそうです。リビングとベッドルーム、バスルームとで構成され、どれもシックな大人のお部屋です。


ソファ

リビングルームにある3種のソファやチェア。どれも個性的なデザインと柄で、すべてに腰掛けたくソファです。こんなリビングルームだとホルスタイン模様のチェアでも周りの雰囲気に合ってしまいますね。


ライティングデスク

部屋の隅にはライティングデスクがあります。デザインはとてもシンプルですが、お部屋のデザインとマッチしています。ジャパニーズ・モダンにあったライティングデスクとは、やはり色が違いますね。


ミニバー

今回のミニバーはグランデフロアの特典として無料です。前回の有料時と比較すると、やっぱり品数は相当少なくなりましたね。冷蔵庫にはビール(キリン一番搾り)、トマトジュース、湯あがりサイダー、緑茶(伊右衛門)、ミネラルウオーターが各2本ずつ入っております。他にネスプレッソやティーバッグの煎茶もあります。


ミネラルウォーター

無料のミネラルウォーターも冷蔵庫に入っていました。オリジナルブランドで採水地は熊本県阿蘇市、鉱水だそうです。


テレビ & DVDプレイヤー (リビングルーム)

テレビはパイオニア製43インチ・プラズマテレビで、地上デジタル7チャンネル、BS10チャンネルが見れます。DVDはソニー製でDSV-SR20と呼ばれる機種でした。基本的にお部屋は薄暗いので、撮影はちょっと一苦労ですね。


ベッドルーム

ベッドは120x200センチのツイン仕様だけです。シモンズ社製ポケットコイルマットレスで、高級サテン織りで作られたシーツ・ピローケースで包まれています。ベッドスローやクッションの柄でも、何処と無く和の表現が伝わってきますね。ガラスの先はバスルームが見えます。


小倉織り

ベッドスローやクッションカバー、周囲を見渡してみればブラインドにも同じ柄が使われています。これは小倉織りと呼ばれる北九州の縦縞模様が特徴の木綿地だそうで、ジャパニーズ・モダンのベッドルームにも同じ柄のベッドがありました。全体的にシックなお部屋であるマイスイートの方が、このベッドが良く似合います。


ナイトテーブル

ナイトテーブルはお部屋の雰囲気とあったシンプルなデザインで、素敵な電話(バングアンドオルフセン社製)と似合ってます。ルームライト、ウォールライト、ベッドライト、フットライトの操作が可能で、時計の表示も大きく見やすいですね。尚、照明はベッドルーム、リビングルーム、バスルーム共に無断階調整付きです。


i-podドック & スピーカー

リビングルームのテレビの横にはケンウッド社製のi-podの差込口があります。ただEVA-CHINは i-pod を持ってなく試すことは出来なので、どの様に動くかは不明です。ベッドルームには「BANG & OLUFSEN」製のCDプレイヤーがありました。


キー

キーはカードキーで、ホワイトをベースにロゴとホテル名が書かれたシンプルなデザインです。客室の扉はドアノブ付近にかざすと開錠できるシステムですが部屋の入口にホルダーがあり、差し込まないと照明のメインスイッチが入りません。


スリッパ

スリッパはタオル地ですがビニール等には入っておりません。割としっかりとした作りなので使い捨てタイプでは無いのかも知れません。


景色

ジャパニーズ・モダンでは那珂川がちょっと見えましたが、今回はホテル街の景色ですね。イル・パラッツォでは基本的に景色を楽しむ要素は無く、ブラインド等で隠されています。


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