ホテル イル・パラッツォ
− ジャパニーズ・モダン 宿泊記 (2009年11月宿泊) −
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EVA-CHIN :「あそこだと思うな・・」 ここは福岡空港駅から地下鉄に乗って4つ目の中州川端駅近くにある那珂川沿い。今回宿泊する「ホテル イル・パラッツォ」は初めて宿泊するホテルで、地図を頼りに歩いてきたのであります。ホテルの外観を度々写真で見ていたのが幸いし、川の対岸にある歩道からホテルを確認することが出来ました。大通りから少し奥まった所にあるホテルと聞いていたので最初は迷うかと心配したのですが、想像していたよりもスムーズにホテルへ向かう事が出来ました。しかし、「イル・パラッツォ」のチェックインは15時。今は14時と少し早めの到着のため、荷物だけを預けにホテルへ向かったのであります。 那珂川に掛かる春吉橋を渡り左手に入ると、遠くから見えた奇抜な建物が正に目の前へ迫って来ました。ホテルの前では狭い道路に結婚式出席者と思われるグループがおり、周辺の建物とは別格の雰囲気を醸し出します。取り合えず中へ入ろうと近づくと偶然にもコンシェルジュが外に立っており、声を掛けられたのであります。 コンシェルジュ:「ご宿泊でしょうか?」 EVA-CHIN :「荷物だけ先に預けたいのですが・・・」 コンシェルジュ:「チェックインだけ先にお願いしても宜しいでしょうか?」 EVA-CHINは荷物をコンシェルジュに渡し、チェックインの手続きのみ先に行うことにしました。コンシェルジュはエントランスのサイドにある階段に誘導し、2階へと上がります。どうやら1階は宴会場へのエントランスらしく、2階に上がると同様にエントランスがありました。エントランスは実にシンプルなのですが奇抜な建物は更に目の前に迫り、見上げてみると那珂川側である東側の客室階に窓がありません。一体どの様なホテルなのかワクワクしながら、コンシェルジュと共に中へ入ります。 コンシェルジュ:「すぐ場所が分かりましたか?」 ホテル側も分かり難い位置にあることは認識しているようです。EVA-CHINのルートの様に中州川端駅やキャナルシティからアプローチすれば見つけやすいのですが、天神からアプローチすると周辺のビルに隠れて、確かに分かり難いロケーションですね。 |
エントランス 宿泊、レストラン、ラウンジを利用する場合は、このエントランスの両サイドにある階段を上がって2階から入ります。 |
エントランスを通るとホテル内は実にお洒落です。全体的に暗くホテル独特の空気が漂い、外観では想像できないほどの高級さを感じます。ホテルの2階は廊下を中心にしてフロント(ロビースペース)、ダイニング・アンコムスト、ラウンジ・アンコムストで構成されたフロアで、フロントはエントランスを入った直ぐ左側にあります。フロントのデスクは2つあり、どちらも座りながらチェックインを行うスタイルとなっています。 コンシェルジュ:「こちらにお名前、住所、電話番号をお願いします。」 早速端末でEVA-CHINの情報を検索したコンシェルジュはレジカードを差し出しました。EVA-CHINは必要事項を記入してコンシェルジュに戻しました。 コンシェルジュ:「明日のご朝食でございますが、洋食ビッフェか和食をお選び頂けます。」 ちなみに洋食と和食とでは会場が異なり、洋食はラウンジ・アンコムスト、和食はダイニング・アンコムストとなります。 EVA-CHIN:「和食でお願いします。」 今回は2人とも和食を選択しました。 コンシェルジュ:「お時間は7時から10時30分なのですが、何時が宜しいでしょうか?」 ルームサービスでは無いのに時間の指定は珍しいですね。EVA-CHINは嫁さんと相談して8時30分に設定しました。 コンシェルジュ:「本日、お車でのご利用でしょうか?」 もちろん飛行機で福岡に来たのですが、フェリーを利用したりレンタカーで来たりする人もいるのかな? コンシェルジュ:「お支払方法なのですが・・」 EVA-CHINは旨ポケットからカードを取り出そうとしました。しかし今回はまだ財布の中にクレジットカードを入れており、スムーズに取り出せなかったのであります。財布には色々なカードが入っているからね・・・今度整理しようっと。 コンシェルジュ:「お泊り頂くお部屋が会員制となっておりまして・・」 EVA-CHIN :「そうなんですか?」 特に深く読まないまま予約をしていたEVA-CHIN。もちろん会員はチェックインの際に入会すれば問題はありません。実は宿泊するグランデフロアには様々な特典が付いており、会員専用のお部屋となっていました。一般フロアと異なるサービスは、次の様になっています。 ■グランデフロア特典■ かなりの差別化を図っていますね。EVA-CHINは提示された申込書に必要事項を記入していきます。 EVA-CHIN :「勤務先とありますが・・ここもですか?」 コンシェルジュ:「お願いします。」 職業で「会社員」と書くことは多いですが、勤務先まで書くのは珍しいな。 コンシェルジュ:「会員カードと注意事項になります。」 EVA-CHINは会員カードと注意事項を受け取りました。ここでチェックインの手続きは完了しましたが、入室は15時からとなるのでホテルを出て観光へと向かう事にしました。EVA-CHINが向かう観光は何処だと思いますか?博多に来たらラーメンも食べないとねぇって事で、最寄駅の天神南駅から地下鉄に乗り薬院大通駅下車、テレビでも取り上げられている「麺劇場
玄瑛」でラーメンを頂いたのでした(食べることも観光ですよん)。 7階へエレベーターに乗って向かうEVA-CHINと嫁さん。実にはこの時一番ドキドキしていたのであります。今回のプランは「スイート」なのですが、実は「イル・パラッツォ」には4タイプのスイートがあり、プラン上、どのスイートかはホテル側に任せるプランでした。どのお部屋も魅力的ではありますが一つだけ「パーティースイート」と呼ばれるスイートだけは避けたい気分だったのです。その理由として、このお部屋は15名規模のパーティーやミーティングに最適な造りをしており、リビングルームは写真を見る限りソファだらけなのです。7階に到着し薄暗い廊下を歩き案内表示に従って進むとお部屋は一番角にありました。キーはカードキーですがドアノブ付近には差込口は無く、カードキーをドアノブ付近にかざすと開錠するシステムでしたが、これは事前に説明が無いと分かり難いですね。ドアを開けて恐る恐る入ってみると、広がっていたのは日本の美しさ・豊かさを表現する「ジャパニーズ・スイート」タイプだったのであります。 先に預けた荷物はウォークインクローゼットに置かれていました。EVA-CHINは早速カメラを用意し、嫁さんは天神のデパートへとショッピングに向かいます。ラウンジで楽しめるハッピーアワーは17時30分からのなので、これからの約1時間半は、それぞれの仕事(楽しみ)を満喫するのでした。 |
ベッドルーム 今回宿泊したのは広さ61平米の「ジャパニーズ・モダン」です。ベッドルーム、リビングルーム、バスルームで構成されており、トイレは部屋の入口に個室であります。「ジャパニーズ」とネーミングされていますが和室は無く、木の温もりを感じるフローリングやデザインで表現されています。ベッドは一段高いフローリングへ置かれており、何とも癒される空間ですね。 |
ベッド ベッドサイズは120x200センチのツイン仕様だけです。シモンズ社製ポケットコイルマットレスで、高級サテン織りで作られたシーツ・ピローケースで包まれています。ベッドスローやクッションの柄でも、何処と無く和の表現が伝わってきますね。尚、クッション・フットスロー・シェードは小倉織り(北九州の縦縞模様が特徴の木綿地)だそうです。 |
ナイトテーブル ナイトテーブルはお部屋の雰囲気とあったシンプルなデザインで、素敵な電話(バングアンドオルフセン社製)と似合ってますね。ルームライト、ウォールライト、ベッドライト、フットライトの操作が可能で、時計の表示も大きく見やすいです。尚、照明はベッドルーム、リビングルーム、バスルーム共に無断階調整付きです。 |
テレビ (ベッドルーム) ベッドルームにあるテレビは日立社製32インチ液晶テレビ「WOOO」です。地上デジタル7チャンネル、BS10チャンネルが見れます。壁掛け式ですが角度は色々と触ってみたものの調整できない感じです。 |
リビングルーム・ソファ リビングルームはフローリングで、ソファやテーブルも含めてモダンなデザインです。ソファは固めのクッションでとても座りやすく、一段高い黒いテーブルも面白いですね。ちなみに昼間でもカーテンを閉めていた方が非日常的な気分になれます。 |
テレビ & DVDプレイヤー (リビングルーム) テレビはパイオニア製43インチ・プラズマテレビです。地上デジタル7チャンネル、BS10チャンネルが見れます。有料チャンネルに於いては最新ビデオ・オン・デマンドで100タイトルあるそうです。DVDは東芝製でSD-300Jと呼ばれる機種です。 |
i-podドック 初めは何なのか分かりませんでしたが、中央にi-podを差し込めば音楽を流せる「i-podドック」です。i-podを持っていないので使えませんでしたが・・・ |
ライティング・デスク 部屋の隅にはライティングデスクがあります。デザインはとてもシンプルですが、お部屋のデザインとマッチしております。 |
ミニバー EVA-CHINの基準としている缶ビール(350ml)のお値段は650円で、銘柄はスーパードライとプレミアムモルツがあります。お茶セットは煎茶、アールグレイ、ハーブティがあり、コーヒー関係は後にご紹介するネスプレッソがあります。 |
ミネラルウォーター 無料のミネラルウォーターも冷蔵庫に入っていました。オリジナルブランドで採水地は熊本県阿蘇市、鉱水だそうです。 |
ネスプレッソ エスプレッソが飲みたくなる度に、またとない美味しさを再現できる手軽なエスプレッソマシンです。ネスプレッソには、独自のコーヒーカプセルがあり、コーヒー豆はグラインドされてから直ぐにカプセルへ密封され数ヶ月間風味とアロマを保持すると言われています。ちなみに用意されていたカプセルは、ヴォリュートと呼ばれる甘いビスケットと果実の香りが特徴のコーヒーでした。 |
浴衣 こちらはパジャマではなく浴衣スタイル。クローゼット内にある引出しに入っています。 |
スリッパ スリッパはタオル地ですがビニール等には入っておりません。割としっかりとした作りなので使い捨てタイプでは無いのかも知れません。 |
キー キーはカードキーで、ホワイトをベースにロゴとホテル名が書かれたシンプルなデザインです。客室の扉はドアノブ付近にかざすと開錠できるシステムですが部屋の入口にホルダーがあり、差し込まないと照明のメインスイッチが入りません。 |
景色 客室の正面は同等の高さがあるビルが建っておりましたが、少し視点を右に向けると那珂川が見えました。「やまや」や「福さ屋」などの明太子会社の看板を見ると、博多って感じですね。手前にある「ウコン」の立体的な看板が面白かったです。 |
憧れのホテルにあなたもステイしてみませんか。 |