グランドハイアット東京

- グランドルーム・ダブル宿泊記 (2004年4月宿泊) -

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2003年4月にオープンした六本木ヒルズ。普段千葉県に住み千葉県内に通勤するEVA-CHINにはなかなか縁の無い地でありますが、珍しく六本木ヒルズに来たのは今回で4回目なのであります。初めて足を踏み入れた時はグランドハイアット東京に初宿泊した時でありましたが、その際のアプローチ方法を都営大江戸線経由で来てしまい、東京に不慣れゆえ六本木駅に到着して地上に出た直後道に迷った苦い経験があるのであります。この教訓を生かしEVA-CHINは2回目以降今回の4回目に至るまで、東京メトロ日比谷線経由で六本木ヒルズに来ることと致しました。日比谷線経由で六本木駅に到着出来れば、地下でそのまま六本木ヒルズのメトロハットにアクセスすることが出来るのであります。ちなみに2回目・3回目は宿泊では無くお食事での利用でありましたが、すでに「フィオレンティーナ」と「ジュニパー」で食事をしており、EVA-CHINとしては珍しく宿泊以外での体験が多いホテルなのであります。東京メトロ日比谷線六本木駅に着いたEVA-CHINはメトロハット経由で直接ホテルには行かず、テケテケと六本木ヒルズ内をお散歩し、入居しているテナントを見歩いたのでありました。今思えばグランドハイアット東京利用での六本木ヒルズは何度かありましたが、テナントに関しては無知に近い状態なのであります。初めて利用した際お世話になった「かつ工房和幸」さんの他にも、探せば小冊子がある程のリーズナブルなお店から高級レストランまで幅広く揃っている六本木ヒルズであります。もちろんレストランのみではなく、雑貨から高級ブティック、映画館、美術館、展望台など多種多様なテナントが揃っており、一つの街になっております。数々のお店に感心をしながら15時ちょっと過ぎ、EVA-CHINはホテルへと向かったのでありました。

六本木ヒルズ内で繋がっているアプローチを通ってホテルのロビーに着いたEVA-CHINは直接フロントには行かず、先ず始めにお手洗いに向かいました。フロントのすぐ近くにあるこちらのお手洗いは驚くべき扉があるのであります。単純計算をしてもEVA-CHINの2倍近くあるお手洗いの扉は、もしかしたら高さ3メートルはあるであろうノッポな扉なのであります。さらに驚くべき点はこれまた変わった洗面台でありまして、蛇口がまるで温泉や池にありそうな口の広い優雅な作りで水がゆったりと流れて来るのであります。この作りはとても斬新で、EVA-CHINは結構気に入ったのでありました。

 

化粧室の洗面

フラッシュを利用していないので見え難いと思いますが、蛇口が広くゆっくりと水が流れてきます。この様な洗面台もデザイン性が高く結構面白いですね。


さて、早速チェックインをしてみましょう。今回は月曜日チェックインなのでフロントにはゲストの姿があまり見られず、EVA-CHINは空きのあるカウンタで声をかける事にしました。

EVA-CHIN    : 「EVA-CHINと申しますが・・・ 」  ← もちろん、実際は実名ですよ。

フロントで対応して頂いたのは、実に初々しい女性でありました。ただあまりにも初々しすぎる為、端末はテケテケと入力するものの結構対応が遅いのであります。おそらく新人さんでありましょうか。EVA-CHINは時間がたっぷりありますので、いつまでも待ちますよー。EVA-CHINを利用して練習してても良いですからね。

フロント    : 「少々お待ちください。」

ハイハーイ。お待ちしておりますよ・・・思ったら、すぐにベテランさんと思われる女性に変わっての対応となりました。EVA-CHINとしては勉強のために最後までやらせて欲しかった気も致しますが、ホテル側としてはいつまでもゲストを待てせる事は良しとしないのかも知れません。次に対応した女性の方は実に手際よく進めて行ったのであります。

EVA-CHIN    : 「ゴールドパスポートを持っているのですが、今回は利用できますでしょうか?」

ゴールドパスポートとはハイアット系のマイレージカードみたいなもので、ホテル内で宿泊や飲食をするとポイントがたまり宿泊等に交換できる他、メンバーへの特典を受けられるシステムであります。年会費は無料なので会員になっても損は無く、何度もハイアットをご利用される方は入会をされる事をオススメ致します。ハイアット系の「ゴールドパスポート」の他にも、ウェスティン系の「スターウッド」など、調べてみれば色々とお得な会員システムがあるようです。ちなみ余談ではありますが、EVA-CHINは油断をしていると「ゴールドパスポート」を「ゴールドポイント」と言い間違います。これではヨドバシカメラになってしまいますね。(笑)

フロント    : 「今回のプランですと、ご利用いただけます。」

EVA-CHINが何故尋ねたかと言えば、今回利用したプランが一休.comさんを利用したプランだった為であります。利用できるか否かとの判断基準がなんであるかは分かりませんが、代理店経由だと出来ない場合があるので今回は確認してみたのでありました。

EVA-CHIN    : 「では、お願いします。」

EVA-CHINはゴールドパスポートをフロントに手渡しお願いすることにしました。今回でこのカードを利用したのは大阪のハイアット・リージェンシー大阪以来2回目でありますが、多分この先ゴールドパスポートを利用しても、ポイントなんて気にしないのだろうなーと感じます。この宿泊記を書いている今の時点でもポイントがどれだけあるかは分からないし、スターウッドのカードも全く把握していないのですから。

レジストレーションカードにサインを行い、引き続きチェックインが続きます。

フロント    : 「お支払い方法は如何いたしますか?」

EVA-CHIN  : 「クレジットカードでお願いします。」

恐らく聞かれることは予想していたので、EVA-CHINはクレジットカードを直ぐに出せる状態にしておりました。フロントはカード番号のコピーを取ってEVA-CHINにカードを戻します。

フロント      : 「お部屋は8階の西側になりますが、宜しいでしょうか?」

西側とは前回と同じく、森ビルの反対方向であります。もし可能であれば高い所が大好きなEVA-CHINなので高層階を確認してみることにしました。

EVA-CHIN     : 「高層階は空いていませんでしょうか?」

フロント         : 「高層階はふさがっておりまして・・・・」

EVA-CHIN     : 「もう少し待ってもだめですかね?」

フロント     : 「はい。」

ここまで言われてしまえば潔くよく断念できますね(笑)。EVA-CHINは8階の西側でお願いすることに致しました。

フロント     : 「本日はお休みですか?」

EVA-CHIN     : 「はい、土日休みではないので平日の利用ができるんですよね。」

フロント     : 「良いですね。今日は大変空いております。」

確かに周りにはチェックインするゲストは殆どおりません。でも先程言っていた「高層階はふさがっております」の言葉に矛盾を若干ながら感じますが、恐らくホテル側にも都合があるのでしょう。

フロント     : 「新聞はどちらにしますか?」

EVA-CHIN      : 「読売新聞でお願います。」

「どこでも良いです」なんて言って、日本経済新聞を持ってこられると難解で困り果てますので・・・(笑)

フロント     : 「チェックアウトのご予定は何時でしょうか?」

EVA-CHIN      : 「10時半頃を予定しています。」

実は今回都合上、チェックアウトの正午までは居られないのであります。

フロント     : 「では、モーニングコールは必要ですか?」

EVA-CHIN      : 「いいえ、必要はありませんが・・・ 」

ハッハッハ!いくらネボスケのEVA-CHINでも、そこまで酷くはありませんよ。(笑)

一通りのチェックインの手続きが終わると、次はお部屋の案内となりました。直ぐにベルに引き継がれ、EVA-CHINのバックを持ってエレベータホールへと向かい、すぐにエレベータに乗ったのであります。

ベル        : 「エレベータのセキュリティに関してはご存知ですか?」

EVA-CHIN    : 「はい、確か・・・23時以降になるとカードを差し込むのですよね?」

ベル       : 「ありがとうございます。その通りです。」

エレベータはEVA-CHINの他にも外国人が乗っておりました。その外国人もEVA-CHIN達と共に8階で降りていきます。

ベル       : 「バタバタして申し訳ありません。」

階に着いたベルとEVA-CHINはエレベータホールから廊下を歩き、今回宿泊するお部屋と向かったのでありました。

今回宿泊するお部屋は一般フロアのグランドルーム・ダブルであります。方向は森ビルの反対側である西側、所謂渋谷方向でありましたが高さが8階の為に窓の景色は前回の5階の景色とあまり変わりはありません。お部屋のタイプも前回と同じですが実に居心地の良いお部屋であります。設備はすべて最新なので、今夜もホテルステイを十分に楽しめそうな感じなのでありました。

※写真とコメントは過去の宿泊記を引用しているものがあります

ベッドルーム

今回利用したお部屋は広さ42平米のグランドルーム・ダブル。グランドハイアット東京では標準的なお部屋です。ハイアットらしいシャープなデザインのこのタイプのお部屋にも、最新機器が装備されております。ちなみにクラブフロアとのハード的な差は無いようです。


ベッド

シモンズ社と共同開発したベッドは純白に見えますが、正確にはクリーム色したエジプト綿のリネンにくるまれており、肌触りはとても良かったです。ベッドのマットレスは割りと硬めですが、点で支えられている感じでとても寝心地感は良好。枕の硬さは一般的です。


ナイトテーブル

お部屋にとても似合うナイトテーブル。一見して狭そうに見えますが、テーブルが収納されているので、実際は割と広く使えます。操作は調光可能なベッドサイドランプ、室内灯、読書灯、足元灯の他に、レースカーテンと遮光カーテンの開閉操作が可能になっております。時計は置時計でデジタル方式でした。面白いのは読書等で天井から光が注がれるのですが左右にクロスしております。また、さらにピンポイントな読書等がナイトテーブルから蛇のように伸びておりました。


ソファ

オットマン(足乗せ)付きのソファは見かけと異なって思った以上にハードな座り心地です。好みの問題かも知れませんが、EVA-CHINは柔らかい方が好きです。


  

ライティング・デスク

ライティングデスクのデザインは真四角ではなく少し変形した台形の形で、テレビ台から繋がっております。デスクには高速インターネットに対応したLANコネクタと電源ソケットが用意されており、引出にはパソコンを使用する為の備品(LANケーブル・延長コード・変圧器)が入っておりました。デスクのイスの座り心地は堅く、書き物をするには丁度良いです。


 

テレビ

テレビはシャープ製のアクオスで30型液晶ワイドテレビでした。チャンネル数は一般・BSチャンネルで32チャンネル。他にはホテルチャンネル、有料チャンネル、ラジオ、BGMに対応しておりましたが、その内ホテルチャンネルの2チャンネルでも映画をやっていました。テレビの右に見えるシルバーの箱はソニー製のDVD・CDプレイヤー。ソフトの貸出も行っているとの事です。テレビからの音質はとても良く、ライティングデスク下にあるスピーカーを見たところBOSE製でした。かなりハイクラスな環境を全客室に整えられており、EVA-CHINを知る限りこの環境を越えた装備を全客室に持っているホテルは、42型プラズマディスプレイを持つフォーシーズンズホテル丸の内東京くらいです。


 

ミニバー

ミニバーは豊富に揃えられており、EVA-CHINが基準にしている缶ビール(350ml)の値段は国産・輸入共に700円税込みに変更されております。キリン一番絞りとハイネケンが置かれておりました。お茶セットは煎茶、焙じ茶、紅茶4種(イングリッシュブレックファースト、オレンジペコ・ペパーミントリーブス・エジプトカモマイル)、インスタントコーヒーです。ちなみにミニバーの最高値はシャンパンで5500円でしたが税込み価格を考えても、シャンパンはちょっと上がりすぎ?グラスはシャンパングラスやワイングラスも揃っております。


キー

キーはカードキーを採用しており、デザインは写真のように格好良いです。客室用エレベータはセキュリティ付きで23時以降はこのカードを使って操作する必要性があります。またお部屋の入口にはキーの差込ホルダーがあり、そこにカードを入れないと電気が止まるシステムになってます。


スリッパ

スリッパはタオル地スリッパでしたが、デザインは写真の様に純白ではなく模様付きです。ちなみにこのサイズが小さい方は、リクエストすると特大のスリッパを持ってきてくれます。


浴衣

グランドハイアット東京ではパジャマではなく浴衣を採用していました。よく見てみるとスリッパと同じ柄かな?右側にある袋はランドリー用の袋と、シューシャイン(靴磨き)サービス用の袋です。


  

入口

部屋の入口はフローリングになっており、とても心が和みます。ミニバーの対面には床から天井まである鏡が取り付けられ、右の写真のように角度によっては2部屋有るような錯覚をしてしまいます。


カーテン

遮光・レースカーテンはベッドサイドにあるナイトテーブルからそれぞれ独立して操作が出来るようになっております。写真奥(濃い色)が遮光、手前(薄い色)がレースカーテンになっており上下に作動します。窓は直角三角形の様な形で出窓になっており、写真の様に2面の窓にカーテンがあります。


景色

宿泊は5階の渋谷(西側)方向ですが、はっきり言って低層階は地味かも知れません。ただ一般フロアでは高層階があり、高層階では部屋によっては新宿の高層ビルから渋谷、恵比寿、品川まで望めるようです。反対側(東側)の景色は東京タワーが見られるかも知れませんが大半は森タワーに遮られているので、やはり西側の方がベストなのでしょうか。


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