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フォーシーズンズホテル丸の内東京 

ー スーペリアキング 宿泊記 (2003年1月宿泊) ー

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2003年の正月、EVA-CHINは考えていたのであります。新しい年を迎えて初お泊まりするホテルは何処にしようかと・・・。そんな事を考えながらEVA-CHINはある雑誌を見ていると、「フォーシーズンホテル丸の内東京」を扱った記事を目にしたのであります。2002年10月にオープンした新しいホテル、客室内もハイセンスで段々と興味を持ち始めていった事は言うまでもありません。しかしお値段を拝見しますと、これがまた別世界のようなお値段なのであります。現時点(2003年1月上旬)での朝食付きなどの宿泊プランが存在せず、ラックレートでスーペリア1泊60000円(もちろんサ別、税別)。普段EVA-CHINが泊まるホテルのレートを基準にしても2〜3倍はするお値段なのであります。2002年12月までオープン記念価格で49000円だったそうですが、それにしてもお高い。これだけのお値段がするなら「関西へ旅しようかなー」と思うEVA-CHINだったのであります。しかし今月のEVA-CHINは、旅をしたくてもまともなお休みが無かったのであります。そこで今回は交通費もホテル代に注ぎ込むことを決断し、「フォーシーズンズホテル丸の内東京」へ宿泊することにしたのでありました。ところでホテルは決まりましたが料金面は諦めておりません。とにかく出来るだけお得に泊まろうと思いEVA-CHINなりに調べたところ、JTBの国内クーポンで「フォーシーズンズホテル丸の内東京」があることが分かりました。しかしラックレートと比較してもいくらかお得という感じのお値段で、サービス料込み60500円(税別)。これだけのお値段となるとサービス料も結構お高くなるので、EVA-CHINはJTBのインターネット決済・INFO CREWで予約することにし宿泊当日を迎えたのであります。

宿泊日当日の16時頃、EVA-CHINは東京駅のホームに立っておりました。「フォーシーズンズホテル丸の内」のチェックインは他のホテルと比較するとちょっと遅く15時になっております。EVA-CHINは15時頃に着くつもりで家を出たものの、ついついあちらこちらに寄ってしまう癖で1時間ほど遅れて東京駅に到着しました。ホテルは丸の内側ではなく、大丸や八重洲ブックセンターのある八重洲口に有ることは知っておりましたので、迷うことなく八重洲南口から外に出ます。高速バス乗り場の横を通ると目の前には真新しいビルが・・・、こここそ「フォーシーズンズホテル丸の内東京」が入っている「パシフィックセンチュリープレイス丸の内」なのでありました。

外堀通りからビルを覗くとガラス張りの明るいホールを目にすることができます。「ホール」と言ってもビジネスビルでよく目にするホールでホテルとは全く関係がなさそうな感じでありました。はて?ビルの写真は事前に見ているので間違いなくこのビルのハズなのですが、ホテルの入口は一体何処にあるのでしょうか。ここで初めてビル周りをよく見てみることにします。すると東京駅側の方にビルに沿ったかわいらしい小道が有ることに気付きました。その入口にはホテルの看板もかわいらしくあり、そこで初めてホテルへのエントランスは全く別にあり、この小道がホテルへのアプローチだと気付いたのであります。それにしても、このアプローチには人通りが全くありません。ホントに合っているのかなぁと心に思いながら前に進んでみるのでありました。

一歩一歩前に歩いていくと、ホテルのエントランスらしい所に1人の男性が立っておりました。明らかにこちらを見ており到着を待っている様子でもあります。服装はホテルの制服という様な重々しい感じでは無かったので初めは全く気にしなかったのですが、更に近づくと丁寧にお辞儀をしながら近づいてきました。驚いた事にその人こそがホテルマンの1人だったのであります。

ベル  : 「お荷物をお持ちいたしましょうか?」

早速EVA-CHINは荷物をベルに渡します。歩いての到着でEVA-CHINの軽い荷物をホテルへ入る前から持ってくれたホテルはここが初めてです。

ベル  : 「お名前をお伺いしてもよろしいでしょうか?」

まるでフロントに着く直前の会話ですが、実際ホテルの中に入るとソファ席がいくつかある程度のエレベータホールでした。どうやらこれからエレベータに乗ってフロントに向かうようです。エレベータホールでも他のゲストの姿は全く目にすることが無くとても静か。客室数が少ないと必然的にこの様な環境が生まれてくるのでしょうか。エレベータのドアが開きベルと共に乗り込みます。

EVA-CHIN    : 「うわぁお!」

面白いことにこのエレベータ、対面に二つの扉をもっています。

EVA-CHIN   : 「扉が二つですか?」

ベル      : 「はい、建物の構造上この様な形になっております。」

話を伺ってみると1階以外は反対側の扉が開く仕組みになっているそうです。確かに1階部分の大半はホテルの上にあるビジネスオフィス関係のエレベータホールに使われており、ホテルのスペースはちょこっとだけ。面白いことに操作盤は両方向に付いておりますが、反応は扉が開く方向にしかない仕組みになっているようです。それにしてもEVA-CHINの様な方向感覚が弱い人には迷いそうだなぁ。何と言ってもEVA-CHINは東京の地下鉄で飛び乗った電車が反対方向だったという素晴らしい実績を持っているのですから(笑)。狭いエレベータ内でウロチョロしそうだなぁ。

エレベータが7階に着くと確かに反対側の扉が開きました。それにしてもやっぱり違和感のあるエレベータです。ベルの指示に従い歩いていくとフロントがありました。やはりフロントにも他のゲストの姿が見えず、とても夕方の時間とは思えません。ベルからフロントに名前を告げられチェックインとなりました。

フロント   : 「こちらにご住所とお電話番号、サインをお願いいたします」

差し出されたのはレジストレーションカードなのですが、A4クラスの大きさを持つ契約書のような感覚でした。目で追って見てみると既に名前も部屋番号も記載されています。こんな状況で色々リクエストを出したら面倒なんだろうなーと余計な事を考え、今回は新しいホテルだし、何もリクエストしないまま進めてみることにしてみました。

フロント   : 「明日のご朝刊のご希望は何処かございますか?」

EVA-CHINは新聞を聞かれるといつも読売にしています。リクエストが無ければホテルで適当に新聞を選んで翌朝に届けてくれると思うのですが、「日本経済新聞」が届けられるとEVA-CHINには読める記事がほとんど無くなります。(笑)

フロント   : 「お支払いはJTB様の様なんですが・・・」

EVA-CHIN  : 「はい、JTB決済でお願いします。」

EVA-CHINはJTBに宿泊料金を払うシステムに参加しています。通常この方法を使うと、ホテル側への実質的な支払いは消費税とホテル税のみになります。

フロント   : 「その他のお支払い方法はいかがされますか?」

EVA-CHIN   : 「はぁ!?」

これは驚きました。言葉は選びながら進めていますが宿泊料金以外のデポジットを要求しています。何も利用しなければ消費税のみと言う環境下でデポジットを要求されたのは初めてです。

EVA-CHIN   : 「現金でもカードでもどちらでも良いのですが・・・」

実はEVA-CHIN、消費税のみをベースにして頭の中で計算してました。なので「現金でも」・・・と思ったのですが、待てよ、ホテルで食事をされたと仮定して、更にこのラックレートのレベルを考えると・・・まずい!!

EVA-CHIN   : 「すみません、カードでお願いします。」

慌てて修正するEVA-CHIN。料金を言われてから交換すると言う非常に気まずい状況を何とか回避するのでありました。

チェックインも終わり再びベルにつれられてエレベータに乗り込みます。客室は1階下の6階の様でした。エレベータを降り何度か曲がりながら進んでいきます。窓もないホテルの廊下を歩いていくと、もはやどちらが東西南北か分からない状況になっておりました。その過程においてベルから色々とホテルの案内が続いておりました。はじめは読み方が分からなかった「EKKI」ですが、やはりそのまま「えき」と言うようです。東京駅近くだからなのかな?そしてルームサービスは24時間、スパ・フィットネスは無料とのことで時間がある際は是非立ち寄ってくださいとの事でありました。そして不思議なことにこの時間で廊下を掃除するスタッフの姿を目にします。時は夕方、普通ならチェックインの激しいこの時間に普通は廊下の掃除はしないと思うのですが・・・。そして非常口の位置説明を行い、本日の宿泊となるお部屋に着いたのであります。

ベルはカードキーを差し込みお部屋に入ります。EVA-CHINは最初に目が行ったのは実は眺望で有りました。実はこのホテル、低層階という状況ではありますが、線路側のお部屋になると東海道新幹線を目の前で楽しむことが出来ることを耳にしておりました。今回は特にリクエストをしないまま運任せにする事にしてみましたがやはり気になる所です。その結果は・・・見事にハズレ。これと言って何もない外堀道路側でありました。全く面白みのない外堀道路側なのに壁全体がガラスという贅沢な構造は実に勿体ない気がします。

ベル       : 「お召し物をお掛けいたしましょうか。」

自然な感じでゲストに声をかける配慮は素敵です。しかしEVA-CHINは・・・

EVA-CHIN   : 「いいえ、結構ですよ。」

すぐに出かける素振りを見せつける様に言いましたが実は違います。それなりのホテルなのでコートはブランドものを着てきましたがそれ以外は涙が出るほどの3流品。コートをとったら実に貧祖なのよね。

ベル     : 「お部屋のご説明を致しましょうか?」

EVA-CHIN   : 「そうですか。。でも、いいです。」

部屋の中を見渡してみるEVA-CHIN。最新機器が揃っている感じですがそれを触って調べてみるのが好きなものでして・・・

ベル     : 「それでは何かございましたらいつでもお呼び下さい。EVA-CHIN様、失礼いたします。」

ベルは丁寧に挨拶をして退出していくのでありました。(面白みなかったかな?)

さてお部屋の方ですがなんともシックな装いです。扉からベッドルームまでのアプローチは漆黒の木のぬくもり、ベッドルームでは何処をとっても洗練されたデザインでややシャープな感じを受けますが、自然木の壁面が暖かみを感じさせます。壁に掛かっているテレビは最新の42型プラズマテレビ、更に覗けばDVDプレイヤー、その上BSデジタルチューナーまであります。お部屋にはフルーツが置かれ、すでに甘い香りが充満しておりました。このホテルはお部屋でくつろぐ為の素晴らしい環境を提供しています。細かい点を取ってもデスクの上に置かれているホテルの案内は日本語バージョンになってました。他の引出には英語バージョンがしまってありましたので最初からこのお部屋は日本人が利用することを前提にセットされています。室内はとても良い感じでしたが、やはり残念だったのは景色でした。窓の先に見える対面のビルには厳しい不況下で働くサラリーマンを目にし、涙するEVA-CHINなのでした。会議・・・夜になってもまだやってる・・。やっぱり線路側が良かったなー・・・・


ベッドルーム

お泊まりしたお部屋はスーペリアルーム。このタイプのお部屋にはツインタイプの設定が無く、全室がキングサイズのベッド一つのようです。お部屋の広さは約44平米で、壁一面が窓という開放的なお部屋です。


ベッド

ベッドの配色はグレーで、全体的にシャープなコンセプトを持つお部屋にピッタリです。写真はターンダウン前ですが、ターンダウン後は枕元の羽毛を少しめくった感じになり、フットマットとベッド脇にミネラルウォーターが置かれます。


ナイトテーブル

大変シンプルなデザインですが、各操作パネルはしっかりあります。遮光カーテン・レースカーテンの開閉、ルームライトの操作があり、ベッドを挟んだ両方のデスクから操作が可能になっておりました。尚、時計は置き時計方式で、液晶パネルが大きいデジタル式でした。


ソファ

オットマン(足乗せ)付きソファで、ソファデスクとも似合う何とも座り心地が良いソファです。すぐ横の窓が壁一面なので、これで景色が良かったら言うことが無かったのですが・・・


ライティングデスク

これまたシンプルな設計のライティングデスクでした。テーブルの上には日本語の「ホテル案内」が用意され、日本人が宿泊する前提でお部屋がセットされている様でした。すぐ横の壁には最新型の42型プラズマディスプレイもあり、この写真を見ているとモデルルームの一コマって感じですね。


  

テレビ

最新型の42型プラズマディプレイに、DVDプレイヤー、BSデジタルチューナーが並びます。リモコンも数多く3つあり、例えベルから説明されてもチンプンカンプン状態かも知れません。DVDソフトは貸出可能で「ホテル案内」に作品をリストアップされていましたが、あまり作品の種類は数多くないようです。それより普段見ることが出来ない色々なチャンネルを見る方が面白いかも知れません。また、PS2、ゲームキューブ、Xボックスの貸出もあります。


 

ミニバー

ミニバーには豊富な種類の飲み物が用意され、基準としているビールは1本800円でした。ただし缶ではなく小瓶になります。特筆すべきは海外ビールが数多く3種類あり、銘柄はハイネケン、ギネス、ブックリリンラガー、ちなみに国産はエビスビールでした。やはりエグゼクティブな外国人ビジネスマンがターゲットだからでしょうか・・・!?。無料のお茶セットは緑茶とコーヒーで、コーヒーは本格的なレギュラータイプ、ミニバーの価格表に「0円」と書かれたご愛敬ぶりです。


腰掛け?ベンチ?

ソファの他にも写真の様な腰掛けがありました。座って外でも眺めていたいのですが、外堀通りや対面の企業の様子を見てもねぇ〜。


FAX

FAXもちゃんと用意されております


スリッパ

EVA-CHINの好きなタオル地スリッパで、入れ物はビニールではなく巾着タイプです。


キー

キー自体はホワイトがベースでシンプルなのですが、面白いのがキーケースでした。写真の様に東京駅のホームにある看板を使ってます。ダイニングの「EKKI」と言い、キーケースと言い、JRと何か関連があるのかな?


加湿器

クローゼット内に加湿器が置かれておりました。


フルーツ

お部屋に入った時点で既にセットされており、部屋いっぱいにフルーツの香りが漂っておりました。


景色

外堀通り側になると、写真のような殺風景な景色ですが、暗くなると前にある企業の様子がはっきり見える特典があります(笑)。反対の線路側の方が絶対面白いと思いますよ。

憧れのホテルにあなたもステイしてみませんか。

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