ホテルアソシア新横浜

− エグゼクティブダブル 宿泊記 (2008年9月宿泊) 

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EVA-CHIN :「取り合えず地上へ・・」

ここは市営地下鉄の新横浜駅ホーム。新横浜駅は東海道新幹線の駅として有名ですが、在来線の横浜駅から離れ電車で約10分程の距離にあります。横浜駅からのアクセスは市営地下鉄かJR横浜線の2系統が便利ですが、今回EVA-CHINは市営地下鉄線経由で新横浜駅にやって来ました。新横浜駅を下車するのは初めてなので右も左も分からない状態ですが、今夜宿泊する「ホテルアソシア新横浜」は新横浜駅前にあるキュービックプラザにあるので、先ずは地上へ出てホテルの外観を撮影しようと思ったのであります。

キュービックプラザとはビックカメラを中心に各種専門店、レストラン、ホテル、オフィスが入る駅ビルの総称ですが、そのホテルが「ホテルアソシア新横浜」であり、キュービックプラザの10階以上にあると聞いていました。EVA-CHINは周囲の様子を見ながら地上に出て先ずは建物全体を見渡せるポイントから概観の撮影を行うと、早速嫁さんと共にホテルのロビーへ向かうことにしましたが、1階にはホテルらしいエントランスが無いことに気づきました。

キュービックプラザ1階にあるタクシーのロータリーへ進むと、エレベータホールに「ホテルアソシア新横浜」の文字が目に付き、早速エレベーターを使って10階へ上がることにします。エレベーターはホテル専用と言うわけではなく、キュービックプラザにある専門店との共用の形態となっていました。キュービックプラザの案内表示があったので各フロアを確認したところ、10階は全てホテルではなくレストラン街でもある事が分かり、どうやらホテルのロビーと専門店が共存している様な感じです。10階が一体どの様なフロアになっているのか、ちょっとワクワクしながら10階へと向かったのであります。


キュービックプラザのエレベーター

10階のホテルロビーへの案内と共に、キュービックプラザ各階への案内表示も書かれています。ホテルへアクセスするにはエレベーターだけではなく店内のエスカレーターを利用してアプローチする事が可能ですが、エレベーターを利用した方が速く行けるでしょう。エレベーターの内1基はホテルアクセス用に24時間稼動しています。


EVA-CHINと嫁さんは早速エレベーターを使って10階へと向かいます。停止階の少ないエレベーターに乗って10階で降りると、目の前に「ホテルアソシア新横浜」のエントランスがあると同時に大きな吹き抜けを持つアトリウムに出ました。アトリウムの雰囲気は品川のストリングスホテル東京インターコンチネンタルに良く似ており、一見して周囲を囲む上層階は客室の廊下だと分かりましたが、大きく異なる点は中央にあるラウンジや周囲にあるレストランはホテルの施設では無く専門店街のレストランなのであります。ホテルはアトリウムの一角にある小さなスペースでフロント、ロビースペース、客室階専用エレベーターのみ構成となっており、何処と無く肩身の狭そうな雰囲気を持っておりました。


ホテルアソシア新横浜のエントランス

10階にあるアトリウムのラウンジはホテルの施設かと思ってしまいそうですが、実際はキュービックプラザのレストラン街にある専門店です。ホテルアソシア新横浜の10階はフロント、ロビー、客室階専用エレベーターしかなく、スペースはあまり広くはありません。キュービックプラザの10階はホテルアソシア新横浜の他に、8つのレストランが入ります。


ホテルのエントランスを通り中に入ると、フロントの隣りにある機械が目に付きました。シティホテルとしては珍しい自動チェックイン・アウト機で、アソシアアドバンテージの会員であればホテル到着時にこの機械へカードを挿入すればスムースなチェックインが可能になっているのです。EVA-CHINが滞在中に機械を操作しているゲストは見られませんでしたが、面白いシステムを取り入れたものです。

早速フロントへ行き、名前を伝えてチェックインの手続きをお願いすることにします。フロントはフルネームでの確認を行ない、端末でEVA-CHINの情報を検索し始めました。

フロント  : 「明朝のご希望の新聞はございますか?」

EVA-CHINはいつもの通り読売をリクエストしました。家に帰れば同じ新聞があるのですが、やはり読み慣れた新聞を選んでしまいます。ちなみにフロントのカウンター上には夕刊が置かれており、フロントに聞いてはいませんが希望者は部屋に持って行けそうな感じです。

フロント  : 「本日のご予定がご一泊の2名様、エグゼクティブルームの禁煙ダブル・・・」

フロントはEVA-CHINの予約した情報の確認をしていきます。

フロント  : 「お値段はこちらで、こちらに住所、電話番号、ご署名をお願い致します。」

ちなみに今回の予約も一休.comから行いました。当初予約時の料金は52000円でしたが設定が高いので予約後も頻繁にサイトをチェックしていた所、同じ一休.comで38000円で出ており、急遽プランを変更して予約を取り直しました。その後も何故か料金が一定せず、暫くすると44000円になっていたりして、何時もは予約後のチェックは行なわないのですが、同じサイト、同じお部屋、同じ条件でも料金が頻繁に変わることもあるのですね。

フロント  : 「お支払い方法はクレジットカードですか?」

最近はクレジットカードを胸ポケットに入れ、直ぐに取りだせる様にしています。クレジットカードを渡すとナンバーを控え、チェックアウトの際にもう一度提示するように伝えてカードを戻しました。

フロント  : 「本日のお部屋は14階の16番になります。」

ホテルアソシア新横浜の客室は13階から19階に配置されています。外観がビル一つなので上層階全てがホテルの様に見えますが実は2つに分かれており、ホテル棟とオフィス棟で構成されています。そのため客室レイアウトの関係上景色は3方向になっており、建物の構造上2面の窓を持つお部屋は13階から19階の各1室しかありません。ちなみにその全ての部屋が、エグゼクティブルームに割り当てられています。

フロント  : 「お部屋の鍵ですが、ドアの黒いセンサーにタッチして頂けると開きます。」

キーの外見はカードキーですが、流石は2008年4月にオープンしたホテル。システムは最新ですね。

フロント  : 「エレベーターも同様に黒いセンサーにタッチしてから階数を押して頂くと動きます。」

客室階へ向かうには客室キーが無いと操作できない様なセキュリティになっています。

フロント  : 「客室階に行く時だけ、この操作が必要になります。」

つまり客室階からフロントのある10階に向かう際は、この操作が不要の様ですね。

フロント  : 「朝食は6時30分から10時30分まで。12階のラウンジでございます。」

ホテルアソシア新横浜には宿泊者が利用できる専用ラウンジを備えています(一部のプランでは専用ラウンジが利用出来ないプランもあります)。ラウンジは22時まで営業しており、朝食以外の時間帯はコーヒーやジュース等を提供していますが、アルコール類は全くありません。また、ホテルの施設としてのレストランは持っておらず、12階以上の施設は客室、ラウンジ、会議室のみしかありません。

フロント  : 「エレベータは左手奥にあります。」

フロントがEVA-CHINにキーを渡すと、チェックインは完了しました。ちなみにベルによる部屋への案内も無いので、施設の構成やサービスを考えると、随分とさっぱりとしたホテルですね。

カードキーを受け取ったEVA-CHINと嫁さんは、早速エレベーターに乗って宿泊階の14階に向かいました。客室専用エレベーターは10階のフロント横から19階の客室を結んでおり、直接地上の1階に下りることは出来ません。エレベーターは外を眺める事ができるシースルーで、フロントの案内通りセンサーにカードキーをかざして14階に向かいます。

14階で降りるとアトリウムを囲むように廊下が配置され、ストリングホテル東京インターコンチネンタルの様にアトリウムの様子を眺める事が出来ます。自分でフロア案内図を見て今夜宿泊するお部屋が対角線上一番遠い位置の角部屋であることを確認すると早速向かう事にしましたが、エレベーターホールの直ぐ近くに、自動販売機が設置されている事に気付きました。価格は一般より少々割高ですが、ジュース、ビール、チューハイ系が販売されており、街中にあるシティホテルの客室階で自動販売機を目にしたのはロイヤルパーク汐留タワー以来ですね。


自動販売機

客室階のエレベーターホールの近くには各種飲み物の自動販売機と製氷機、携帯の高速充電器、コピー機が置かれています。飲み物の料金は缶コーヒーなど一般的に120円で販売されているものが150円。500mlのペットボトルが200円となっています。ビールは350mlのアサヒスーパードライが350円、500mlが500円。プライムタイムの350mlが400円、500mlが550円。他にカクテルパートナー250円、完熟トマトのお酒350円、日本酒(沢の鶴)が350円、ウィスキーの水割りが300円、柿の種と落花生が350円、ミックスナッツが350円で販売されていました。コピー機は、客室からの情報をカードキーで認証しコピー・FAX・プリントアウトをすることが可能な複合機となっています。


アトリウムを眺めながら進んでいくと12階に雰囲気の異なるスペースが目に入り、ここが宿泊者専用ラウンジであることに気付きました。対面にある14階からの眺めなのでほぼラウンジ全体の様子が見えたのですが、今現在は誰もラウンジを利用していない様子です。もちろん後でラウンジを見に行くつもりです。

お部屋の前に到着し早速カードキーをセンサーにタッチして扉を開きます。中に入ると扉の横にはカードキーのホルダーがあり、ここにカードキーを差し込むことによって電源が入る仕組みとなっています。部屋の奥へと進むと2面に大きな窓を持つエグゼクティブルームのベッドルームが視界に入ってきました。エグゼクティブルームは東側と南側の2方向に窓を持つ広さ約51.4平米のお部屋で、各階に1室しかなくツイン4室、ダブル3室の合計7室が用意されています。ホテルアソシア新横浜の特徴としては、エグゼクティブルームを含む全室にデスクトップのパソコンが用意されており、無料でインターネットを楽しむ事ができます。逆にサービスの面ではルームサービスが無いなど個性的な面もあるのですが、エグゼクティブルームの寛げるスペースは結構気に入ったEVA-CHINなのであります。


エグゼクティブルーム

エグゼクティブルームは広さ51.4平米、東側と南側の2面の窓を持った開放的なお部屋で、ツイン4室、ダブル3室の合計7室が用意されています。建物の構造やレイアウト上により各階に1部屋しかなく、全ての同じ方向にエグゼクティブルームがあります。窓からは新横浜駅周辺や遠くにみなとみらい地区、横浜ベイブリッジを眺める事ができますが、地理的な関係で海は見えません。インテリアデザイナーはイギリスのGAデザイン・インターナショナルを起用しており、とてもモダンで落ち着ける空間となっています。


ベッド

ベッドは快適な眠りと健康を追求した全米No.1ベット「Serta」を全室に採用しています。マットレスはポケットコイルマットレスを使用しており、1つ1つのスプリングが不織布の袋内に収容されているので、個々のスプリングが独立して体の加重を点で受け止め、振動が伝わり難い特徴があります。ベッドスローやクッションの色合いと実にマッチしており、とても素敵なベッドですね。


ナイトテーブル

モダンな客室に似合うデザインのナイトテーブルは、時計の他に室内灯、足元灯、間接灯、読書灯、空調の操作が可能です。


ソファ

お部屋の雰囲気にとても似合うデザインのソファです。特に窓際にあるソファはゆっくりと景色を眺めるには最適のソファですね。ソファのクッションは比較的に硬めで、左の写真の様にソファの延長上の窓際は木の温もりを特に感じます。


ライティングデスク

南側に向けてライティングデスクがあり、景色を眺めながら仕事の出来るデスクです。南側は新幹線が一直線に伸びていて、ついつい外の景色を見入ってしまいますよ。ホテルの情報や部屋の設備の情報はライティングデスクに置かれているので、目を通してくださいね。


パソコン

ホテルアソシア新横浜の全客室にはパソコンが設置されています。デスクの引き出しにはマウスが入っていますが、付属のキーボードだけでマウス感覚の操作が出来ます。このパソコンはロイヤルパーク汐留タワーのサイバーコンシェルジュの様な特別な機能は全くなく、純粋なパソコンですよ。インターネットはもちろん可能で、ワード、エクセルも入っているのでお仕事の活用には便利です。


テレビ & DVDプレイヤー

テレビは東芝製の「REGZA」で42インチの液晶テレビ(42C3500)です。チャンネル数は地上デジタルが9チャンネル、BS・CSが4チャンネルでした。DVDプレイヤーも東芝製で型番は「SD-580J」です。


プライベートバー

プライベートバーは色々なグラスやカップが用意されていますが、右側の写真の様に冷蔵庫は無料のミネラルウォーターだけでジュース・アルコール類は一切無く、客室階にある自動販売機等から買ってくるシステムです。お茶セットはコーヒーの他に緑茶がありましたが、面白いことにティーバッグでは無く、茶筒にお茶の葉が直接入って急須に注ぐ形態です。ただしお茶に関してはエグゼクティブルーム限定仕様の可能性が高く、客室クリーニングのカートを覗き見したところ緑茶のティーバッグが入っていたので、他の部屋タイプではティーバッグなのかも知れません。


ミネラルウォーター

冷蔵庫に入っていた無料のミネラルウォーターは、日本コカコーラの「アクアセラピーミナクア天然水」で、容量は500mlです。採水地は山梨県北杜市白州町です。


空気清浄機

空気清浄機が置かれていました。シャープ製のKC−3500です。(型番を書いてもピンと来ないよね?(笑))


キー

キーはカードキータイプです。エレベーターの操作や客室の開錠等に使用しますが、黒いパネルにタッチするだけで済みます。


スリッパ

スリッパはタオル地スリッパでしたが、無地でした。ホテルのロゴ等が入ると、ちょっと格好良くなるのにな。


景色

2面の窓を持つエグゼクティブルームは2方向の景色を楽しめます。左側は新横浜駅周辺の住宅街を望みますが、遠くに薄っすらとみなとみらい地区の高層ビル群が見えます。また実は凄く見えにくいですが、横浜ベイブリッジも写っていますよ。右側は小田原駅方向に伸びる新幹線です。こちらの方角は建物が多く、ちょっと都会的です。


鉄道ビュー

エグゼクティブルームは鉄道ビューを楽しめるお部屋でもあります。東海道新幹線と横浜線しか見えませんが、普段乗らない電車であればこれも非日常的な光景かな?

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